南英世の 「くろねこ日記」

平原の国ポーランド



ポーランドの「ポー」は平原という意味なんだそうだ。
なるほど行ってみるとよく分かる。
バスで何時間走っても、見えるのは広々とした畑ばかりだ。
なんでも国の4分の3はこういう平野部だそうだ。
日本の5分の4程度の面積ながら、そのほとんどが畑なのだから食料事情は大変良い。
気候の関係で小麦はとれないが、ジャガイモやニンジンなどは豊富だ。
食事には必ずジャガイモがつく。
しかもおいしい。
人口3800万人。
食料自給率93% 穀物自給率98%ということだ。


ところで、ポーランドではいわゆるサービスエリアはほとんど皆無。
だから、バスで5時間も6時間も移動する際のトイレに困る。
仕方がないから、その辺のガソリンスタンドにバスを止めてトイレを借りる。



ポーランドのガソリンスタンドはガソリンを売るだけではなく、日本のコンビニのようにさまざまなものを売っている。
コカコーラやジュースのほか、ビールまで売っているのにはたまげた。
トイレを借りたお礼に、何か買うのがエチケットとなっている。

ポズナニへ向かう途中に立ち寄ったガソリンスタンドではジャガイモやニンジンが売られていた。
値段を見てびっくり。
百聞は一見にしかず。



ジャガイモ15キロ3ズローチ(105円)、ニンジン5キロ4ズローチ(140円)、リンゴ2キロ4ズローチ(140円)とあった。
一般に、ポーランドの物価は農産物は安いということを現地のガイドさんから聞いた。
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