ニューギニアの東にナウル共和国という小さな国がある。赤道上に位置する国で、アホウドリの糞が固まってできた国だという。島の周囲は19キロメートル、人口は約1万人。1968年に独立した。
もともと島の人々はココナッツの実や魚を食べ、自給自足の生活をしていた。しかし、アホウドリの糞でできた燐鉱石が豊富にとれたことから、1980年頃には一人あたりGDPは2万ドルに達し、アメリカをしのいで世界でもっとも豊かな国といわれた。
税金はなく、教育、病院、電気代などはすべてタダ。結婚すれば国が2LDKの新居を提供してくれた。自らは働かず、採掘作業はすべて周辺の島からやってくる出稼ぎ労働者に任せ、食事もすべて外食ですませる。太っているほうがカッコイイという文化があり、国民の40%が糖尿病を煩うほどだ。
ところが、ナウルの燐鉱石がついに20世紀中に枯渇してしまった。枯渇に備えておこなった海外での投資事業もすべて失敗。現在の一人あたりGDPは推定1400米ドル。失業率は90%。そもそもこの島の人々は働いてお金を得るということを知らないというから困ったものだ。
「小原庄助さん、何で身上(しんしょう)潰した?
朝寝、朝酒、朝湯が大好きで
それで身上潰した。
あー、もっともだー、もっともだー」
(福島県民謡 会津磐梯山より)
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