南英世の 「くろねこ日記」

今度からは4子で

この前開かれた碁会で、囲碁サロンで一番強い人に2子で挑戦し勝つことができた。
本当にうれしかった。
自信にもなった。

今日は、森野先生(関西棋院9段)に5子で指導碁を打っていただいた。
運よく、最終的に6目ほど残した。
それで
「今度からは4子にしましょう。5子では打てません」
とおっしゃっていただいた。
うれしかった。
もちろん、指導碁だから「本手」「本手」で打ってくださる。
プロが本気で勝ちに来れば、星目おいても勝てない気もする。


森野先生の書かれた囲碁の本を読み、あれで、碁の打ち方が変わった。
自分でも強くなってきたのが実感できる。
今、3回目を読み始めた。
2回読んでも、もうすっかり忘れている。
何事も復習が肝心。
せっかく勉強しても、忘れてしまえばしなかったと同じ。



森野先生の指導碁の隣では、横田茂昭先生(関西棋院9段)の囲碁講座が開かれている。
受講生は20~30人。
ほぼ全員、シニア世代だ。
囲碁に集中していると、周囲の音はほとんど聞こえなくなるのだが、
時折、横田先生の軽妙な解説が耳に入ってくる。

「この形、もう40回くらい出てきましたね。どうやって殺しますか?」
詰め碁の解説をしているらしい。
「忘れた? じゃ、41回目をやりましょうね」
思わず、クスッと笑ってしまう。
私も含めて、アマチュアは暢気なもので、真剣味が足りないからすぐ忘れてしまう。
何百回も繰り返さないとなかなか身につかない。

「両方助けようとするから弱い石ができて苦しくなる。
そういう時は、一方を捨てて、大切な一方だけをしっかり打つことです。」
横田先生の解説が続く。
これもわれわれアマチュアには耳の痛い指摘である。
碁は互いに交代で1手ずつ打つ。
だから、一方だけが良くなることはあり得ない。
それでも、一気に優勢になろうとして、ついつい両方打とうとする。
その結果、弱い石ができて、最悪の場合は殺されたりつぶされたりする。


今日の森野先生の指導碁では、弱い石を絶対につくらないように心がけた。
それがよかったのかもしれない。

6月に入会した時は6子で指導をしていただいた。
それが3カ月で4子になった。
普通、置き石が一つすくなると段位が一段上がる。
死ぬまでには5段になりたかったが、どうやら間に合いそうだ(笑)。
そろそろ5段の免状をとろうかな。

今日は、本当によい1日だった。
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