いま住んでいるマンションの隣に竹中工務店が新しいマンションを建てている。完成すれば51階建てになる。
現在行われているのは杭打ちの基礎工事である。支持層と呼ばれる硬い岩盤まで杭を打ち建物を支える。一番重要な工程だ。建物が立ち上がれば、工事の進捗状況は日に日にわかる。それにくらべ、基礎工事は地道で見ていてまどろっこしい。
ところで、すぐ近所に比較的小規模の建築会社が建てているマンションがある。19階建てになる予定である。ところが、この前基礎工事を開始したかなと思ったら、もう上物の工事に入り始めている。速いこと速いこと。
もちろん51階建てと19階建てという違いはあるだろう。しかし、二つの建築現場を見ていてよく分かった。竹中のような大手の作るマンションは目に見えない基礎工事にたっぷりお金をかけている。耐震性やアフターサービスなどを考慮すると、高い価格にはそれなりの理由があるわけだ。建物のレイアウトや仕上がりだけを見ていても、マンションの本当の価値はわからないことを痛感する。
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