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南英世の 「くろねこ日記」

書架の整理


ずっと前から、70歳になったら現役教員を引退しようと決めている。来年度はその最後の年になる。今のところ来年のことはまだ何も決まっていない。そのうち人事が動き出すだろう。

次年度に向けて書架の大幅な入れ替え作業を行なっている。新しい仕事が入るかもしれないからだ。それで、もっと使いやすいように気分転換も兼ねて、本の処分・配置換えを行なっているという次第である。

三国志の中で、諸葛亮孔明が周瑜の書斎で会話を交わす場面がある。

孔明:「書斎と言いながら本(=竹簡)が一つもありませんね」
周瑜:「読んだ本は全部頭に入っているから、置いておく必要がないのです」
孔明:「私も同じです。書斎にあるのは暦だけです。ハハハー」

いやはやなんとも・・・

私は本を読むときは線を引いたり、折り曲げたり、付箋を貼ったりしながら読む。だから、読み終わったあと売り物にならない。書斎が本であふれたら捨てる。ただし、捨てるときはどうしても残しておきたい部分を「ベリッ」と破り、その部分を後でノートに転記することにしている。



作業を始めて3日目になる。今日も山のように捨てた。足の踏み場もないほどだ。来年はどういう年になるのか。皆様よいお年を。

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