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南英世の 「くろねこ日記」

デッサンの勉強


生まれて初めてデッサンを習った。まだ1回しか講習を受けていないが、わずか1回の講習で自分でも驚くほど大きく変わった。まだまだへたくそなので恐縮だが、恥を忍んで比較のために描いたものをアップさせていただく。

まずは、講習前のものから。
長方形の補助線を引くことを本で学び、ワイングラスを描く。まずまずの形ができて満足だった。




ところが、1回目の日本画教室で講師の先生から「質感を出してください」と言われ、課題としてガラスコップのデッサンをするように言われた。どうしていいかわからないので戸惑っていると、最後に先生がネリ消しゴムを使って「チョチョッ」と手を入れてくれた。すると、みるみる間に別の作品に仕上がった。それがこちら。




そうか、こんな風に描いたらいいのか。
さっそく翌日、自分でもう一度ワイングラスを描いてみた。この日は授業があったので、授業の空き時間を利用してさらさらっと描いた。それがこちら。(ちなみに、非常勤講師だから空き時間は何をしていても拘束されない)



習う前に比べれば、かなりマシになったか。いや、わずか3日間で「長足の進歩」というべきか。これまでとは全く違った世界に入り込んだ気がする。

シャープペンシル、歯磨きセット、スマホ、ティッシュの箱など、デッサンの材料は身の回りにいっぱいある。さっそく描いてみた。いずれも20分ほどでできた。



デッサンは対象の形をとらえることも大切だが、光と影の描き方も重要である。今まで何気なく見ていた街の風景も、デッサンを始めてから建物の光の当たり方がすごく気になり始めた。世の中を見る目が変わったと言ってもいい。あの景色をデッサンするとしたら、どこを「バリュー(色の階調)」90%にしようか、あそこは60%くらいか、あの部分は30%くらいがいいか、などと考えてしまうのである。

まだまだ始めたばかりだが、これから半年かけて日本画の基礎をじっくり学びたい。いい先生に出会えた。
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