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南英世の 「くろねこ日記」

囲碁サロン


大阪駅前第3ビル17階に、囲碁サロン「爛柯(らんか)」がある。100人くらい入れる大きな囲碁サロンである。

今から30年ほど前に4段の免状をいただいて以来、仕事が忙しくなって一向に強くならないまま今に至っている。退職を機に、少し本気で取り組んでみようかな、なんて考えたりもしている。

囲碁の格言に「着眼大局、着手小局」という私の好きな言葉があるが、囲碁に向いている人は次のような人らしい。

①素直な人
 強い人の手を素直に吸収するから必ず強くなる。

②寛大な人
 囲碁は陣取りゲーム。1目勝てば十分。相手にも地を与える寛大な心をもっていると必ず強くなる。

③チャレンジ精神のある人
 失敗して覚えていくから必ず強くなる。

④臆病な人
 攻める前にまず守る。碁は強い人ほど臆病であるともいわれ、こういう性格の人は必ず強くなる。

⑤頑固な人
 相手のいいなりにならない手を打つから必ず強くなる。

⑥意地悪な人
 相手の弱みを見つけて攻め立てる。こういう性格の人は必ず強くなる。

⑦腹黒い人
 密かに策を巡らし、右の石を攻めているふりをして、本当は左の石を狙う。そして、まんまと仕留めれば「強い」と称賛される。テニスで、右に打つと見せかけて左に打てば「うまい」とほめられるのと同じである。腹黒い人は社会的には信用されないが、囲碁では必ず強くなる(笑)。


僕が強くならないのは、きっと⑥⑦のせいではないかと密かにに思っている。


(結局、囲碁サロンには4年間通って、7段の免状を頂いた。当初6子の指導碁であったものが、最終的には3子まで上達した)
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