ヘンリー8世(位1509~47)は、兄の未亡人キャサリンと結婚したものの男子が産まれなかった。そこで若く美しいアン・ブーリンと結婚しようとするが、カトリックの英国では離婚にはローマ教皇の許しがいる。ローマ教皇と対立したヘンリー8世は、1534年、首長令を出してローマカトリックから独立し、新たにイギリス国教会を設立。さらに修道院を解散し財産を没収した。
国王が勝手にイギリス国教会を設立しても、民衆のカトリック信者にすればとんでもない話である。当然、国王に反対する動きが展開される。それを弾圧し残虐に処刑するヘンリー8世。宗教改革に伴う残酷さを改めて痛感する。
アン・ブーリンとの間に生まれたのがのちのエリザベス1世(位1533~1603)。チューダー朝はエリザベス1世のあとスチュアート朝に代わる。
最新の画像もっと見る
最近の「日常の風景」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事