南英世の 「くろねこ日記」

民主党の立ち位置

法政大学の山口二郎教授が面白い図を提示している。


以下引用
「自民党はかつてはこうした左右の軸の中央あたりにいたのだが、今はすごく右に寄っている。公明党は連立のパートナーで、ちょっとブレーキをかけようとしているが、基本的には自民党の近くにいる。

 困ったことに、野党が自民党を挟んで左右に分かれていて、日本維新の会から分党した石原氏などは、自民党よりもっと右側にいる。共産党や社民党は左端に近いところにいる。
 これに対して、国民的常識は、軸の中央あたりに広がりをもって存在している。それは次のような考え方だ。日本の国の基本的姿勢として戦争はしない。平和的手段で世界に貢献する。自衛のための一定程度の力は持つが、それを他国の戦争のために差し出すなどということはしない。経済については、市場経済・自由競争は必要だけれども、地域のバランス、富める者とそうでない者のバランス等も考えて、国民皆がそこそこの最低限度の生活ができる程度の社会保障を準備しておく――このあたりが国民的常識と言えるだろう。だが、このような国民的な常識の受け皿となるような位置に立つ政党がないということが最大の問題だ。」(民主プレス2014年6月20日号より)


山口氏は、こう分析したうえで、民主党に国民の受け皿になれと提言する。
民主党はこれにどう答えるのだろうか。
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