去年、囲碁ビデオ・DVDを300本ほど購入した。いまそれらを一生懸命勉強し、気に入った手は棋譜に採ってファイルにしている。
しかし、「分かる」と「できる」は全く違う。「実力をつけるのは復習だ」といつも口癖のように生徒には言っているのに、私自身の囲碁に関してそれが全くできていない。反省!
昔、浪人をして予備校に通っていたとき、3か月で偏差値が20ほども伸びたことがあった。その日に勉強したことをその日のうちに頭に叩き込んだ結果だった。昨日の自分と今日の自分が違うのが自分でも分かり、毎日が楽しかった。そのとき「勉強しても忘れてしまえばやらなかったのと同じだ」ということを悟った。
いま、改めてその時のことを思い出す。たくさんの棋書を読みビデオを見て、そのときはわかったつもりでもうる覚えのことがなんと多いことか。教員生活もあと2週間。2月には韓国へ囲碁の取材旅行に出かける。今年こそは復習主義を徹底して1目は強くなりたい。