昨日、第14回日本少年野球 春季会津大会 兼 関東大会東北支部予選が22チーム参加のもと開幕しました。南会津ボーイズはいわき平さんとの連合チームで参加し、1回戦山形ボーイズさんと戦いました。
結果は
いわき平・南会津連合 10ー1 山形
見事初戦突破!
ゲームは初回先頭打者のコーキが初球を捉え、レフトオーバーの3塁打で始まります。リーガとユーマは倒れ2死となりますが、4番ヒビキがレフト前タイムリーを打って先制。3回にもヒビキの2打席連続タイムリーで2点を追加し、ゲームの主導権を握ります。
守っては自ら打点を上げ気分良くマウンドに立った先発ヒビキのスライダーが冴え、ランナーは出しても要所を抑える投球で山形打線に付け入る隙を見せませんでした。1点は失ったものの、5回には7点を追加し5回コールドで勝利を収めました。
この試合では子どもたちの成長が随所に伺えました。相手投手のストレート打ち返す力強いスイング、投球やスローイングの強さと正確さなど、昨秋には見えなかったたくましさがありました。体の成長やそれに伴う体力の向上だけでは成し得る事のないもの、技術や考え方があるからこその結果でしょう。
続いて行われた2回戦。相手は東北支部の王者、第1シードの宮城仙北ボーイズさんでした。
試合前のアップの段階から相手のすごさに圧倒される子どもたち。私たちが見ていても一人一人の能力やチームとしてのまとまりが際立っていました。歴代の強かったチームを思い出してもこれほどのチームがあったかな?と思うくらいレベルの高いチームです。そんな強敵にどんな戦いを挑むのか、一矢報いることができるか楽しみにしていましたが、その淡い期待は王者の手によってあっさり打ち砕かれました。
先発はユーマでしたが、冬季間のケガで状態はまだ上がってこないこともあり本来の投球は出来ず、仙北打線に捕まり初回5失点、2回5失点という内容でした。2番手でマウンドに上がった2年生ショウヨウも二死から四球などでリズムを崩し3失点。
打線も相手投手に1安打に抑えられ万事休す。
いわき平・南会津連合 0ー13 宮城仙北 4回コールド
試合後、監督は子どもたちに対し、(宮城仙北戦について)最初から相手の雰囲気に飲まれるばかりで成す術なく終わってしまったこと、自分たちのベストを尽くせたのか、一つ一つのプレーや声掛けに集中出来ていたのかと問い掛けました。
「小事は大事」
「人間万事塞翁が馬」
相手がどんな相手であれ、積み重ねてきた小さなことを徹底できたか。仲間とともに力を合わせ、鼓舞し合い、全力をつくせたか。勝ち負けや結果以上に見つめるべきはそのプロセスにあるのではないでしょうか。勝敗は結果であり、優勝チーム以外は未来に向けてどう負けを受け止め、負けから何か未来へのヒントを掴まなくてはなりません。
監督からは一人一人に課題や改善すべき点について指摘がありましたので、私からは以下の3点について考えてほしいと思っています。実際に考えるか考えないか、また仲間とどう話し合うかは3年生にお任せします。
①どんな選手になりたいのか
②どんな野球をしたいのか
③このチームで、この仲間と何を達成したいのか(特に選手権大会に向けて)
いよいよ3年生にとって全国大会につながる大会は来月の選手権大会予選だけとなりました。今だからこそ、3年生には3年生らしくもっと深く自分に問い、仲間と話してほしいと思います。
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