野球をやるなら『南会津ボーイズ』!!

(公財)日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)
東北支部所属
『南会津ボーイズ』の活動報告をしていきます。

あなたのモチベーションは何ですか?

2021-05-13 | 練習

モチベーション

スポーツでよく耳にする単語ですが、ラテン語が語源で意味は「動かすもの」、日本語では「動機付け」と訳されます。動機付けというと少し難しい感じがしますが、要は何かをしようとするときに「自分を動かすもの、きっかけ」ということになります。

では、南会津ボーイズの皆さん(団員はもちろん、役員、指導者の皆さん、保護者の皆さんもご一緒に自分に問いかけてみてください)

あなたの野球を続けるモチベーションは何ですか?

(あなたの野球に関わるモチベーション)

 

「モチベーション」をもう少し探ってみると2つの種類があり

①内発的報酬

②外発的報酬

に分かれます。

内発的報酬は自分の中から生まれるもので、達成感や満足感などが挙げられます。マラソンならゴールする達成感、相手や自分自身に勝つ喜び、大好きなことを続けることの喜びもあろうかと思います。

一方、外発的報酬は例えば自分のプレーに対して監督(親、第三者)から褒めてもらったり、評価してもらうことなどが挙げられます。

同じスポーツを続けていると、それが当たり前になってどうしてこのスポーツを続けているのかいきなり問われると答えに迷うことがあります。「どうして?ずっとやってきたから。南会津ボーイズに入ったから」などと答えてしまったり、そもそもどうして始めたのかも忘れてしまうことがあります。

スポーツにおいて、今自分がしていることの意味や目標地点を自問自答することはとても大切です。特により高いところを目指そうとする場合はなおさらです。どうしてかと言うと、日々の練習や取り組みの意味が違ってくるからです。今していることはどこに繋がっているのか?何のためにこの練習をしているのか?なぜ、自分にはこの練習が必要なのか?これらを理解しているかいないか、理解しようとしているかそうでないかでは習熟度合いが変わってくると思いませんか?

また、よく監督が「自分たちの役割はみんなをどうやって安全にみんなの目標地点まで導くこと」と話します。この意味は指導者は野球の技術や理論を教えますが、最終的には選手(みんな)が必要な時に必要なプレーができるようになったり、大切な場面で練習の成果を発揮できるようになったり、目標を達成し満足感を得ることです。

教えることや自分の考えを押し付けることが目的になってしまっては本末転倒です。なので監督は事あるごとに自分たちの役割について団員や保護者の皆さんにお伝えしているのです。

伝えたいことはたくさん、でも、大切なのはみんなが目標達成すること。

 

さて、モチベーションの話に戻ります。

先日の会津大会終了後に「みんなはこの仲間と何を達成したいか?」と問いました。つまり「目標」です。そして今日は「みんなの野球をやるモチベーションは何ですか?」と問いました。

この「目標」と「モチベーション」には大きな関係があります。たとえば「選手権大会で優勝したい」という目標を立てれば、それがモチベーション(自分を動かす力)になります。しかもそれがチームの目標となれば団結力も生まれます。個人でもチームでも具体的に目標を決めることで頑張ろうとする気持ちが大きくなります。何もないのと目標があるのでは大きな差が生まれます。

また、たとえば「自分は何のために野球をしているか?」(モチベーション)が「高校野球で甲子園に行きたい」であれば、選手権大会で自分が活躍し優勝することでより高いレベルの高校に行くことが近づきます。

こんな風にモチベーションと目標は互いに支え合い、自分を高めてくれるものなのです。「がむしゃらに練習する」と言いますが、がむしゃらとは「後先も考えず、向こうみずに一生懸命にやる」ことを連想しますが、果たしてそうか。前も後ろも分からなくなるくらい集中できるということは、実は目標設定やモチベーションが明確だからではないでしょうか。迷いがあればそんな風には出来ないですよね。

 

長くなってしまいましたが、モチベーションと目標について考える機会になればと思います。野球を通して人生をより良くしていくために、野球をより深く考え、そして自分自身のことを大切に考えられるようになってくれればとても嬉しいです。コロナ禍でとても不安定な世の中ですが、自分を見つめる目はしっかり持って継続的に努力していきましょう。

 

 

 

 


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