毎年この時期になると気になっていることがある。
それは毎日出先で見掛けるこのヤドリギ周辺
今の季節の、ある一週間程度は毎日何処からともなく巨大な望遠レンズ付きカメラを持ったおじ様たちが数人集まって一日を過ごしているのだ。 3年ほど前に、遠目で眺めていたら、なにやらヤドリギにカメラを向けている。 このヤドリギが大きくてたくさんあるから? でも、そうではなかったのだ。
ここには珍しいヒレンジャク(緋連雀)という渡り鳥がヤドリギの実を食べに来るらしい。
それは僅か数日だけだと言うのだ。
デカイ望遠レンズを構えたおじ様たちの中にコンデジを持って入っていくのは気が引けて・・・
まだ一度もそのヒレンジャクなる鳥を実際に見たこともなく、撮ったこともなかった。
10日の夕方、 一人だけいたおじ様が帰ろうとしている様子・・・
思い切って車を停めて尋ねてみたら
「今日は6羽来ているよ。 近くでじっと待っていれば目の前の水溜りに水を飲みに来るから 5時頃までは飛ぶから撮れるよ」
そう言って帰っていかれた。
その時間は4時半少し前 かなり風もあるし寒いけど・・・
でも、いきなり6羽の飛んでくる姿が見えた~
かなり高い枝に止まっているが、なんとか見えるかな、、、
下からなので姿がよくわからないけど、この鳥の特徴は~
写真でもわかるように、ん? 何かが垂れている~
白く垂れ下がったものは、ヤドリギの実を食べたヒレンジャクの糞なのだ。
その後、電線に止まってもすぐにタラ~リと・・・ 真下にいたら大変だ~(笑)
ヒレンジャクが好むヤドリギの実はかなり粘りが強くて、実を食べた後はこうしてお尻に種付き糞をくっつけながら飛んでいくので、ヤドリギもまたたくさん繁殖するのだ。
もう少し低い場所で姿を捉えることが出来たら綺麗な姿も撮れたのに残念!
↓ これが綺麗なヒレンジャクの姿
尾のところが黄色の「キレンジャク」という種類もいるそうだ。