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毎日が遺言

訃報あり

 今日は、仕事帰りにお通夜に行ってきた。以前職場で一緒に働いていた元同僚の義父なのだが、6~7年前に病に倒れられて、寝たきりになったその義父を毎夜抱えて入浴させているというその同僚が「物もろくに食べられなくなっているんですよ」と悲しげに言ってたので、その年によく採れていた柿を「果物だったら食べられるかな」ともらってもらったところ、翌日、「義父は柿が好きでしてね、いただいた柿を2つ3つと食べてくれたんですよ!『美味しい美味しい』って言いながら、ね。何日かぶりに自分の口で食べてくれて義母が大喜びでした。ありがとうございました!」と言ってくれていた。あれから持ち直されて、回復なさっていたようなのだが、残念ながらとうとう亡くなったというのだった。
 7時からの通夜で、職場の近くだったのだが、7時まで来客があって着替えに帰る時間がなかったので、半袖シャツのネクタイなし、数珠もなしで参列した。享年は80歳。今の日本ではまだ若いといわなければならないお年だ。だが、私の父が満78歳で亡くなったことを思えば、病気を乗り越えてよく頑張ってこられたなぁ、家族の方々も、しっかりと同じ時間をお過ごしになったんだろうなぁ、と思う。そういう意味では、家族はしんどい時間も長かったろうけれど、一緒の時間を多く過ごせてよかったなぁと思う。

    目守られて逝く魂や大夕焼    みらパパ

コメント一覧

みらパパ
http://yaplog.jp/mirapapa/
> <色:#ff0000>おっかさん</色>
元同僚は、義理のお父さんを、ホントに実の父のように大事に看病していました{YES}
互いに家族同士が思いあっている姿が、葬儀場でもわかるほどでした。
死は悲しいし、喪失感も大きく、つらいことですが、家族として十分な気持ちもあることだと思います。
おっか
http://yaplog.jp/002512/
きっと 悔いのない看病をされたような気がします。
御父様 愛されていたのでしょう
そんな日々が宝物ですね。
合掌。
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