朝7時、日の出の頃には田んぼが一面の霜で白くなっていたのに、今は陽射しが春のように柔らかく、早春を思わせる日になった、今日の奈良です。放射冷却だったのかな? とても良いお天気です♪
神棚に供えてある松竹梅の、梅の小枝についた小さなつぼみが開いてきています。
今朝は、母が手術をした3年前からお休みしていたコーラスの練習に妻が行くのを駅まで送って行き、ついでに駅前のお医者さんに胃カメラの予約に行きました。ところが、「胃カメラは1年以上空けていないと受けられません」ということで(前回は3月初旬でした)、3月の予約が始まる来月早々にもう一度電話予約することになりました。へぇ~、そうやったんか~、バリウムのときはそれほど厳密に言われなかったけどな~、と思いながら帰ってきました。
そのあとは、山際の畑で不要な竹を伐りました。
二上山、葛城山の遠景も、春霞のようです。
金柑の実の色づきがほぼそろいました。剪定を全くしていないので、実が年々小さくなってます。r(^-^;)
お昼に作業を上がって、妻を迎えに行くために、電車の到着時刻が妻から来るの連絡を待つ間、朝にゆっくり読めなかった新聞を読み返しました。
奈良新聞の1面は、安倍氏を殺害した山上容疑者の鑑定留置が終わったことを伝える記事でした。やたらと長い鑑定だったなぁ、と思います。事件後すぐの聴取であれだけ整然と動機などを語っていたのに、責任能力の有無を調べるって、何をどう鑑定していたんだろうと首をひねっています。何か留置を引き延ばす事情でもあったのかと、根拠もなく疑ったりしています。
山上容疑者にとって本当にやむにやまれぬ事情・心情があったと想像できますが、また旧統一教会そのものではなく安倍氏を狙った事情も同意はせずとも理解はしますが、自分の思いだけで計画的に殺人を犯した人物ですから、いくら情状酌量の余地があろうとも、まずはその罪が厳しく裁かれるべきだと思います。
私は安倍氏の支持者ではありませんし、どちらかといえば安倍氏の言動・感覚に嫌悪感を抱いてきた人間ですので(政治力や経済力を持つ層の人間が優遇されて、一般市民が不当に軽んじられているように感じてきました)、安倍氏が早く権力の座から遠ざかってほしいと思っていましたが、ただ、暴力的に命が奪われることについては断じて許せません。
この事件が、結果として、安倍氏や自民党と旧統一教会の癒着を明らかにし、基本的人権を打ち消そうとした姿勢、縦社会の構造を目指した姿勢、自分が理想とする人間像家族像に国民全部を当てはめようとした姿勢が、旧統一教会の目指す社会像と合致していたことを明らかにして、私にとっては、安倍氏が性的多様性を差別的に扱う(国際社会の変容の実態からかけ離れていく)水田氏のような人物をかばい続けていたことも、なるほどそうだったのかと合点がいったきっかけになったわけですし、宗教を標榜する団体の思想が政治権力を握って、想像するだけで背筋が冷たくなるような社会観の強制が実現前に崩される一歩になったことは確かです。
また山上容疑者が、旧統一教会(私は政治を取り込んで自分たちの思想で他の国民の自由な思想を打ち消す社会を作ろうとするような野望を持つ団体を“宗教”とは呼びたくありません)の信者の親の犠牲者であることに、強い同情を禁じえません。
でも、山上容疑者は、明らかに手段を誤った。考え方まで孤立せざるを得ない状況であったとしても、やはり誤りは誤りとして、明確に裁かれなければならないと思っています。そして、命ある限り謝罪し、さらには不当な思想の強制にあらがうための力となって社会に貢献するような精神を取り戻してほしいと思います。
てなことを考えているうちに妻から連絡があって、駅前に出て、お昼を食べてきました。
「きらく」で久しぶりの唐揚げ定食。やっぱり美味しいわぁ~♪ 値上がりして980円になったのはとても残念ですが、このご時世だから仕方ないよね。うどんのだしもお揚げさんも、唐揚げも、炊き込みご飯も、みな優しくて味わい深くて、これは値打ちあるわぁ!
「きらく」のあるビルの入り口に置かれてあるだるまさんが合格鉢巻き姿になっていました。もともとは近くにある、聖徳太子の逸話を持つ達磨寺が「世界の平和と繁栄」を祈祷をしただるまさんが置かれているんですが、今月から3月まで、世の受験生を応援する姿になったようです。受験生、頑張れ~!
そのあと、ヤオヒコで食材の買い出しなどして帰ってきて、もう夕方になってしまいました。天気が良くて暖かな農作業日和ですが、今日はもう無理して農作業をせずに、体の痛みをほぐしてもらいに接骨院にでも行こうかと思います。