怪我した以後、私は自分のこれからをどうすればいいか考え始めた。
日本語学科に入って大学を卒業した後、日本語の仕事を探すために台中のあらゆる仕事を転々と回ってきた
しかし、お金を稼ぎたい仕事に就くほど、わたしはお金を無視続けてきた
そうだった、忘れてた
私はもうお金が大っ嫌いになってた
だからお金を稼ごうと稼ぐほど、お金を手放していく
私の日本語力は沢山の人に褒められ、認められてきたにもかかわらず、なぜずっと安定した貯金を叶うことができたかったのかと、社会人になって5年目ようやく気づいた
私はお金が大嫌いで、そして、自分が大嫌いです
だから、お金を手に入れようとするほど、自分を嫌うことをそれの倍に感じてくることになる
金川でみんなをまとめて、全員がレストランのために一心団結で頑張ってくれたとき、本当に嬉しくて、とても幸せだった
だから、金川をやめるとき、私を信じ付いてきてくれたみんなをあの場所においておくのが、とてつもなく苦しかった
私を信じて一緒に頑張ってきた仲間を放り出さなきゃいけないなんて、そんな残忍なこと、したくもなかった
かと言って、そんなクソオーナーのためにあの店で働き続けることは、私には苦痛すぎる
私の言葉に耳を傾こうともせず、自分が思うがままに行動して、毎回私がそれを尻拭いをしなければならない
自分の行動で招く結果に謝りもせずに、自分のせいでないと主張しようとする言いぐさ
この世の中には、まるでアニメに出てくるような、こんなクズ人間の人が実在するとは
本当に、思いもしなかった
そして、そんなヒトが私のオーナーとして出会ってしまうなんて、もっと思いもよらなかった
謝りもしないのは立場であろうか、それとも性格のせいかわからないが
たとえ、傍の人からそのひとが自分過去にしてきたことに深く後悔をしていると知っても
自分の性格のせいで、私に頭を下げることができないだと知っても
そのひとがしてきたことはもう、人間として許せる範囲ではなかったのだ
私が許したくても、ニンゲンとしては許すことが、どうしてもできなかったんだ
そいつは、そのぐらいのことを、やってきてしまったんだ
だから、心苦しくても、残忍でも
それ以上その場所に残ると、たぶん、私はワレを壊してしまうでしょう
だから、離れることしかできなかった
それで、その結果で、自分にもでっかいショックを食らうとしても
遠くに、傍から見守ること以外に
自分にできることは、もう、何もできなかった
今でも、それは自分の心残りの
でっかい、ブラックホールだった
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