三ツ星温泉

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榊原温泉(運び湯) 石鏡第一ホテル神倶楽 ★

2019年08月05日 | 三重県の温泉

三島由紀夫の代表作の一つである「潮騒」は、三重県鳥羽市を舞台にした小説である。
歌島(神島)に住む若い海女と漁師の純愛を描いたもので、今ではありきたりなストーリーと言えなくもないが、当時としては珍しいものだったのだろう。

その神島が浮かぶ太平洋を一望できる高台にそびえ立つのが、石鏡第一ホテルである。
石鏡は“いじか”と読む。

これまで何度も言っている通り、このブログはあくまで温泉ブログなのでホテルの評価はしないが、だいぶ古い施設であるものの可能な限りリフォームをしており、従業員のホスピタリティが高いホテルだったと思う。





温泉は三重県・奈良県の県境付近の山中にある榊原温泉からの運び湯であった。
アルカリ系の湯は、少しのとろみがあり、ほぼ無臭。無色透明であった。
もちろん循環式である。

泉質はごく普通として、この施設の最大の売りは展望に他ならない。

男女それぞれに内風呂と露天風呂があるが、目の前には絶景が広がる。
付近には多くの宿泊施設があるが、だいぶ高台にあるため眺望は指折りではなかろうか。

それだけで、星を一つ付けても良いと感じたため、運び湯ではあるが一つ星評価とした。


★ アルカリ性単純温泉 (榊原温泉(七栗の湯2号)からの運び湯)
三重県鳥羽市石鏡町338−5

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