今から30数年前、正道会館北海道支部主催の北海道大会が第1回~5回まで開催されておりますが、この大会は私にとって青春そのものでありました

第3回大会の優勝、ギブスをはめながらの出場、強豪選手との闘い等々
数々の思い出があり
この大会のために生きていた
といっても過言ではないくらい、青春の全てを賭けておりました。
しかし、ギブスをはめながら激闘した1年後、左腕も完治して万全のコンディションで迎えた
第5回北海道大会
ここで意外な結果が待ち受けていたのでした。
私には、当時全日本大会出場への夢があり、この大会で優勝して弾みを付けようとしていたのですが…
初戦は、他流派の中堅クラスであり本来ならKOできるはずだと思っていたのですが、なんとも技のキレが悪い

結果的に判定勝ちはしたのですが
支部長からも
「動き重いな」
と言われ、その後の試合を示唆するものとなったのでした

そして迎えた2回戦、相手は身長190センチの長身の選手が相手でした。
これもまた苦戦、とにかく技のキレが悪い

結果的に体重判定で辛うじて勝利したものの、この時点で私には不吉な予感が…
次の準決勝、相手は私より一回り大きい他流派の選手でした。
結果は、ローキックをもらっての完璧な一本負け
完全な敗北でした

この屈辱は次回の大会で必ず返すと心に誓ったのですが…
なぜか

この大会を最後として、初期の正道会館北海道支部における北海道大会はこれが最後となってしまったのです

(当時プロレスの聖地と呼ばれていた中島体育センター別館で開催との話もあったのですが…)
このように黒帯となって初めての敗北感を味わった私でしたが、3年後、歴史的な大会に挑戦させていただくことになります。
つづく


