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先日の新潟豪雨、凄かったですね。堤防決壊の前夜、私は魚沼市に
仕事で行っていました。朝からの仕事を終えて帰る時には道路は川の様な濁流。ワンボックスのフロントガラスまでの水を掻きわけながら仙台まで帰ってきました。翌日まで魚沼にいたらもっとひどいことになっていたのでしょうが。
今年は間一髪というのが多い。
さて星野カレンダー2011の8月のページから「夏風吹きわたる北の大地」というタイトルの文昭さんの絵と「ピカドン」という暁子さんの詩を紹介します。
ピカドン
8月6日 8時15分
あの日 黒こげになって
亡霊のように 川辺に向かって
人々が歩いた
この同じ道を 同じ時を
激しい デモの中で 迎えましょうと
約束しましたね
「 この川辺でした。みんな次々に
この川に入って おぼれて 死んだんです
せともののかけらも 昔と同じです
持って帰りませんか 」
「 骨すらも残っていない死者は
この地の中に 沈んでいる
地下一メートルのところには、骨が
ヒロシマに道は
シズシズと歩かなければ 」
65年後の ヒロシマに怒りは
なまなましく
やっと来れましたよ
大槻さん
車イスで 出迎えてくれた あなたは
うれしそうでした
ノーモア ヒロシマを叫ぶコールは
街中に 広がって
沿道の 人々の中に 吸い込まれていく
「機動隊は 帰れ!」
機械のように 立ちはだかる
機動隊に 怒りのこぶしを
ふりあげる
「 沿道の青年が二人
デモに参加しましたよ 」
「 盲導犬を引き連れて
盲人の友人が、デモに
来ていますよ 」
炎天下の8月6日
ヒロシマの怒りは、
激しい デモで 悲しみを 燃やす
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