
星野カレンダー2011の9月のページから「結婚24周年に、暁子へ、感謝をこめて」という文昭さんの絵と「面会室 パートⅢ」というタイトルの暁子さんの詩を紹介します。
面会室 パートⅢ
談笑の途絶えた 待合室
待っている面会人は 私ひとりだ
番号を 呼び出す アナウンスはなく
現れたのは 処遇第一統括
「弁護士が 面会したから
星野には 会えない」
思いを断つ 言葉を
笑顔で言った
24回目の 結婚記念日の この日
贈りたかった 言葉があった
その すべてを 閉ざして
月2回の わずかな 家族の 語らいすら
認めないと 統括は 言った
アクリル板で 遮られる
その ずっと手前の 検問
待っているはずの 文昭
たどり着けなかった 面会室
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます