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-太陽系-

2006年10月13日 | 宇宙関連



 太陽系8惑星



 私たち人類が住んでいる惑星・地球。その地球が属しているのが太陽系。太陽系にある8つの惑星それぞれの特徴について、簡単にまとめてみました。



 水星/Mercury




              


  - 重さ:0.055(地球の重さを1とした時の相対値)
  - 直径:4878km
  - 自転周期:約59日
  - 公転周期:約88日
  - 表面温度:430℃~-130℃ 
  - 衛星:0個
  - 水星には大気はほとんど存在せず、非常に薄いガスの層があるだけ



 金星/Venus




               


  - 重さ:0.815
  - 直径:1万2104km
  - 自転周期:約243日
  - 公転周期:約225日
  - 表面温度:480℃
  - 気圧:90気圧
  - 衛星:0個
  - 自転が逆向きなので、太陽は西から昇って東に沈む
  - 大気の成分のほとんどが二酸化炭素で、濃硫酸の厚い雲で覆われている
  - 硫酸の雲は、太陽光を非常によく反射し、惑星自体が明るく輝いており、地球から地表を観測
   することは難しい
 


 地球/Earth




              


  - 重さ:1.000
  - 直径:1万2756km
  - 自転周期:約24時間
  - 公転周期:約365日
  - 衛星:1個(月)
  - 海と大気を持ち、様々な生物が存在する惑星だが、近年急速な環境汚染が進んでいる



 火星/Mars




                 

  
  - 重さ:0.107
  - 直径:6794km
  - 自転周期:約24時間40分(地球とほぼ同じ)
  - 公転周期:約687日
  - 表面温度:20℃(最高気温)
  - 大気組成:二酸化炭素・95%
  - 衛星:2個(フォボス、ダイモス)
  - 白い極冠、火山、深い峡谷、砂漠などがあり、地形は太陽系の中で地球に次いで複雑である
  - 火星には地球と同じように季節の変化があるが、公転周期が長いため、火星の季節は地球と
   比べて約2倍の長さになっている
  - 火星が赤く見えるのは、地表に酸化鉄(赤さび)が大量に含まれているため



 小惑星帯/Asteroid belt




           


  - 火星と木星の軌道の間にドーナツ状に分布している直径1km以上の小惑星が100万個以上
   存在すると推定される岩石群
  - 小惑星帯の起源は色々な諸説があるが、かつて火星と木星の間にはフェイトンという惑星が
   存在し、それが何らかの原因で破壊されたものであるという説もある



 木星/Jupiter




          


  - 重さ:317.832
  - 直径:14万2796km(地球の約10倍、太陽の約1/10)
  - 自転周期:約9時間56分(自転速度が速いため、雲の流れができている) 
  - 公転周期:約12年
  - 大気:水素が90%、ヘリウムが10%(海:アンモニア)
  - 衛星:63個(2005年時点)
  - 太陽系最大の惑星であり、太陽系の惑星の全ての質量の2/3を占める
  - 表面はガス状で硬い地表はないが、その中心部には岩や氷でてきた小さな核が存在する
  - 地球の2倍半もある重力で、大気中を渦巻くガスには大きな圧力がかかっている
  - 惑星中央よりやや下に見える大赤斑は、地球の直径の3倍以上もある大きな台風
    ※過去300年間見えており、寿命は1万年以上

 

 土星/Saturn




          


  - 重さ:95.16
  - 直径:12万km
  - 自転周期:約10時間40分
  - 公転周期:約29.5年
  - 土星の輪:直径27万4000km、厚さ:100m-150m
  - 衛星数:56個(2006年時点)
  - 表面は水素とヘリウムでできており、中心部には岩石の核がもつガス状惑星
  - 岩石の核を包む高圧の水素が金属の振舞いをしており、その上を液体水素が覆っている
  - 太陽系で木星の次に大きな星で、その大きさは直径で地球の約9.4倍にもなる  
  - 土星は太陽系の中で一番密度が低く、平均密度は水よりも軽いため、水に浮かべると浮く
 


 天王星/Uranus




                


  - 重さ:14.50
  - 直径:5万800km
  - 自転周期:約15時間半
  - 公転周期:約84年(昼:約42年、夜:約42年)
  - 衛星数:27個(2005年時点)
  - 発見者:ウィリアム・ハーシェル(ドイツ)
  - 発見年:1781年
  - 主にガスと多様な氷から成っており、自転軸が地球と比べて約45度横倒しに倒れている



 海王星/Neptune




              


  - 重さ:17.22
  - 直径:4万8600km
  - 自転周期:約18時間半
  - 公転周期:約165年
  - 表面温度:-218℃
  - 衛星:2個(トリトン、ネレイド)
  - 発見者:ヨハン・ガレ(ドイツ)
  - 発見年:1846年
  - 巨大な氷惑星で、太陽から非常に離れているため、僅かな熱しか受けていない



 冥王星/Pluto




           


  - 重さ:0.002(推定)
  - 直径:2420km(推定)
  - 自転周期:約6.4日
  - 公転周期:約249日
  - 公転軌道:だ円を描き、約17度傾いている
  - 衛星:1個(カロン)
  - 発見者:クライド・トンボー(アメリカ)
  - 発見年:1930年
  - 昔は、海王星の衛星だったという説もある
  - 2006年8月に太陽系の惑星から格下げになる



 エッジワース・カイパーベルト/Edgeworth-Kuiper belt




        


  - 冥王星の外側数百億キロを円盤状に取り囲んでいる岩石群
  - 太陽系創世の初期、恒星を中心とした回転運動に取り残され、惑星へと成長できなかった
   岩石が集まっている
  - 略称:カイパー・ベルト(またはエッジワース・ベルト)



 オールトの雲/Oort cloud




              


  - 太陽系の外縁を取り囲むように、氷や岩石といったものを主成分とする天体が球状に
   広がっているという概念
  - この領域は、太陽の引力も微弱なものになっているため、何かのはずみで太陽の方へと
   動き出し、太陽の引力に捕らえられたものが彗星といわれている
  - オランダの天文学者ヤン・オールトが1950年に最初に提唱したことからその名がついた
  - 未だ直接観測された訳ではなく仮説の域を出ないが、矛盾する証拠も今のところ無い




 編集後記



 時々、周りの人から「宇宙人」と言われることがあります。

 でも人間は、宇宙に浮かんでいる地球という岩石の固まりに重力でくっついてる存在なので、”宇宙空間に生きている人”という意味では、「宇宙人」と言っている人も宇宙人です。

 宇宙に生かされている立場の地球人類として、日々の生活から離れて、時々宇宙のことを考えるのも大切なのかもしれません――。



【記事引用】「破壊された惑星」「彗星はどこから来るのか」「太陽系」「宇宙のしんぴ
【画像引用】「国立天文台」「NASA

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