カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

「いい野球ブログ」ってなんだろう?(随時追記あり)

2005年02月19日 21時52分25秒 | ☆BLOG/その他
独り言だと思って聞いていただければうれしいのですが、最近そんなことをよく考えます。


最初に誤解なきよう意味を定義しておきますが、ここで僕が言う「いいブログ」とは、「客観的に見て内容が興味深く、同じ趣味趣向を有する人にとって価値が高いであろうと思われるブログ」のことです。
もっと俗な言い方をすれば「一目置かれるであろうブログ」のことです。


かといって僕は「私のブログは私とその家族がみるためだけに書いているんだ」とか、「アクセスとか、読者とか、そういったものはまったく意識したことがないし興味もない」とかいうようなブログの運営スタンスに関して、何か文句があるわけではありませんので。
そのあたりは誤解なきようにお願いします。


さて、「いいブログの作り方」というのは、まぁ世間一般に語られていることだしある程度具体的に言及もされてる。
ちょっと思いつく限り箇条書きに挙げてみましょう。

■頑張って更新している。
■リンクや引用が効果的に張られている(ただ単純に多いだけではダメ)。
■見やすいレイアウト。
■単純な誤字脱字が少なく、読みやすい本文。
■コピペだけで済まさず、何らかの自分の意見が添えられている。
■写真やイラストが楽しい。
■開くときに軽い。(これは運営者の責任とはいえませんが)
■トラックバックやコメント欄の管理がしっかりしている。
■書き手の個性が出ている。書き手の顔が見えるようなブログ。
■公序良俗に反しない。
■開放的である。すなわち閉鎖的でない。

数え上げればきりがないのでこのへんで。
とりあえず基本的で一般的な「いいブログの条件」みたいなものを挙げてみました。


さて、ここで問題は当ブログもそうであるところの「野球ブログ」に関して。

単純に日々野球のことだけを記事にして、そうそう個性をだそうというのは本当に難しいと、いまさらながら思います。

去年は幸か不幸か「球界再編」というプロ野球界未曾有の危機があったということもあり、各野球ブログは活発に議論やトラックバックをとばしあっていたわけで。
当ブログもそんなゴタゴタのなかから認知度とアクセス数を伸ばしていった経緯があります。
(あとタイガース応援ブログに関しては前年度優勝という勢いもあり、野球ブログ界では最初から大きな勢力となっていた)

まだまだ問題は山積みとはいえ、今後は球界の諸問題が、去年のようにスポーツ新聞以外の一面を飾るような機会はまれでしょう。
いわば通常営業。
そんななかで、あらためて「いい野球ブログ」ってどんなだろうと日々考えております。

お決まりのコンテンツですが、ひいきチームの試合速報・試合レビューっていうのはそれなりに価値が高い。
携帯でブログを閲覧する方も多い中、出先などで詳しい試合内容を速報するブログの存在は実は貴重です。
有料配信などではなく、無料で内容のあるものを気軽に読めますしね。
よって、毎日の機動力が高いブログはそれだけで「いい野球ブログ」だと言えそうです。

ただ、僕も含めてなかなかいつもそういう風にはいかないわけで。

ちょっと気を抜けば、昨日の試合内容をちらっと紹介して「やったー」とか「明日は勝つぞー」というだけの凡庸なブログ内容になってしまう。
いや、難しいことを語るブログがえらいってわけではまったくもってないんですがね。

特に僕は野球経験もなければ専門的な野球技術の知識も乏しく、「解説者の○○氏はあのインコースのさばき方がいいと言っていたが、そうは思えない。なぜなら…」などという突っ込んだ言及もできないわけで。
あ、うけ売りではなく野球の技術的な言及ができる人のブログも「いい野球ブログ」だと言えるな、きっと。
そういう人は、意外に貴重だと思う。


そら「日記・メモのつもりで書いてます」と開き直るなら、なんだっていいんですよ。
しかし。
あくまで僕個人の考え方ですが、公開してやっているからにはやはり多くの人に読んで、楽しんでいただける内容にしたいじゃないですか。

で、最近の僕が日々考えているのは、自分ができる範囲での多種多様なブログの価値のつけ方。
わかりやすく言えば、「あのブログにいけば、これがある!」というウリですね。
当ブログでは「ネタ」とか「読者参加企画」みたいなものを前面に押し出してるんですが、それ以外にもなんかありそうだと貪欲に考えている今日この頃なんです。

ヒントといえば、去年かきぴーSDがやっていた「猛凡賞」なる独自の企画。
「猛打賞」の反対で、各試合の凡退のデータと独自の基準とをあわせ、各試合の逆MVPを選んでいたわけです。
けっこう大変な作業だったと思いますが、ブログの個性を出すヒントにはなる。

あと、ichikenさんのようにわかりやすく"「○」鳥谷選手「×」安藤投手"といった表記で、各選手の活躍度をわかりやすく述べているのもすごくいい。
「いい野球ブログ」を運営するヒントになります。

で、去年からちょっと僕が考えているのは「日本球界滅亡時計」。
ブログのトップ記事に時計のイラストを掲げ、その針は日々前後に動きます。
針がすすみ、ゼロになると、時限爆弾よろしく球界は滅亡。
でも日々のニュースで「ジャイアンツのファンサービスが大好評」なんていう記事があれば、その針はすこし戻る。
それを15段階ぐらいにして時計として掲げようかなと。
(ご存知の方もおられるでしょうが、海外の雑誌にある「核戦争時計」と同じ感じです)
で、球界改革の目安にすれば楽しいかなと。
あ、そうか。
「岡田阪神優勝への時計」でもいいか。
実際にやるかどうかはわかりませんが、そんなことを今から考えてます。

あとは実社会とのリンク企画ですね。
どういうことかというと、たとえば「週刊朝日・山藤章二似顔絵塾への道」とか、「週刊ベースボール・読者ページの似顔絵コーナーへの道」とか。
みんなでいっぺんに投稿してみるんです。
で、掲載されるまで頑張ってみるという企画。
これはやってみようと思います。
幸い似顔絵のストックは山ほどありますから。

あと、「これは僕はやらないけど、誰かやってほしいな」という野球ブログのコンセプトがあります。
それは「初心者のためのプロ野球教室ブログ」という運営コンセプト。

プロ野球ブログは見る人も運営する人も基本的には野球好き。
だからルールやらチームの名前やら選手のことやらは、いちいち説明しなくても記事が成立するわけです。

ところが、例えば僕はトラのシッポさんのブログとかを巡回先に入れているんですが、そこで阪神タイガースの話題と並行して語られる競馬の話題などはさっぱりわからないんですね。
競馬知らないから。
それこそ宇宙語で書いてあるみたいに思える(笑)。

おそらく僕のブログなんかでも、ちらっと立ち寄った野球ファン以外の方は「なにをみんなで面白がってるのか?ていうか犠牲フライってなに?」という方がたくさんおられると思うんです。
そういう方をフォローし、野球ファン初心者マークの方とも楽しく気軽に交流できるブログ。
こういうのがひとつぐらいあってもいい。
プロ野球界への多大なる貢献だと思いますよ。

ブログのタイトルも「初心者のためのプロ野球教室」みたいにして、説明文のところも「このブログを読めば、野球のことが少しずつ理解できます。素朴な質問・いまさら人に聞けない質問大歓迎!」みたいにして。

誰か、やりません?


さて、みなさんは「こんな野球ブログが好きだ」みたいな基準がありますか?
具体的にブログの名前を挙げて「あのブログのああいう姿勢・ああいう企画・ああいう記事の書き方はいいと思う」などとコメント欄であげていただいてもうれしいです。

長い独り言でした。
まとめれば、きっと三分の一の文章量になるところをダラダラとすみません。

「談話室」という名のBBS

2005年02月19日 20時00分00秒 | ★談話室という名のBBS★
この記事のコメント欄は「BBS」または「伝言板」ってやつです。
(あ、もし良かったらこの「ダンワシツ」用のイラストはフリーで使っていただいて結構です。似たようなことをやっておられるブロガーの方も増えておられるようなので。)

こちらの記事は当面トップに配置いたしますので、コメント欄やトラックバック欄を以下のような場合にお使いくださいませ。




■意味のない雑談・僕が書いた記事とは直接関係のない話

「寒いなー」とか。そんな感じですね。
他にも僕に対する素朴な質問や、このブログの過去記事に関する疑問やご意見などでもOKです。
「○○問題に関してカネシゲさんはどう思いますか?」などといった質問でもOKです。



■なんらかのリクエストなど。


例えば「もう一度あの企画をやってください」とかですね。
こればっかりは全てにお答えするわけにはまいりませんが、とりあえず何かある方は試しにどうぞ。


■励ましのお言葉など

初めての方も、足跡など残してくださればとても嬉しく思います。


どの記事に送っていいのか迷うトラックバックなどはこの記事にどうぞ。

全てのいただいたトラックバックに目を通してコメントを残すことは時間的に難しいのですが、野球に関連する記事や当ブログに関連する記事を書いてくださった方など、「どの記事に送ろうかな?」と思ってしまうようなトラックバックは、とりあえずこちらの記事にどうぞ。(あまりに古い記事に送っていただくと、見落としてしまう場合もありますので。その場合は本当にごめんなさい!)


■僕がもう1つ運営するタイガース記事専門ブログ・「虎式カネシゲタカシ」に関することでもOKです。





コメントに関するお返事は極力させていただくつもりですが、できない場合もございますのでご了承いただけますと幸いです。

苦情などにも真摯に対応させていただく所存ですが、僕を含めた誰が読んでも不快になるであろう誹謗中傷の書き込みがあった場合には僕の判断で許可なく削除させていただく可能性もございます。
また、アダルトサイトへの導入手段と思われるコメントやトラックバックに関しても同様です。


とまあ、長々と堅苦しいことを書きましたが、要するに「好きに楽しく使ってください」ってことです。

上原メジャー騒動第1ラウンド終結。井川も上原もイチローも自分も、結局みんなこどもなのだろう。

2005年02月19日 16時25分45秒 | ☆提言・苦言・球界再編
ま、あんまりしつこく取り上げるのもどうかと思いますが、結論がでたようなのでとりあえず。

■上原、契約問題は“貝”に

17日に契約を更改した巨人上原は「契約のことは何も話さないよ。誤解されると嫌だから」とノーコメントを貫いた。前日更新した自身のホームページでは「保留権って権利が球団にあって、選手は自由になれない」と現行制度への不満を指摘した。だが、3月14日の構造改革協議会など公の場で経営者サイドと直接議論するプランは、現時点では「考えてない」と話した。


上原投手のホームページには、ご存知のとおり「ヤキュウニッキ」と題された上原の日記があります。
実際にどのようなことを今回言っているのかは以下のリンクよりどうぞ。
■05年2月17日 「選手の立場」


ま、ここに書かれている内容に関しては僕が言うまでもなくしけたろうの「のほほん野球日記」でのべて下さってる以下の内容に同意。

■上原さんよ・・
いや、あんたほんま言葉は選ばなあかんよ。
「入れてください」とお願いしたわけじゃないって・・
拉致されて気がついたらこのユニフォームってわけでもないでしょうに。


その後の内容も短い文章にも関わらず秀逸。

ポスティング問題にはおおむね理解をみせておられるしけたろう選手ですが、わかりやすく今回の上原発言の矛盾と問題点をたたき斬ってくださってる。
僕が付け加えることはこれといってありません。

たしかに現在の日本球界の選手保有制度について、改善の余地がないとはいえません。
ただ、メジャーを視野に入れて活躍できる選手って全体の何割かという話。
現時点では一割もいないんですから。
日本球界で頑張ることが妥当な大多数の選手にとって、現行の制度は「かなりおいしい部分だってあるんだよ」ということは忘れてはいけない。
怪我しても、数年間不振でも、簡単にクビにはならないのが現在の制度ですから。


しかし井川にしても上原にしても言葉の使い方のまずさに始まり、なんだかそれに終始したような今回のメジャー移籍騒動ですね。
僕は一貫して彼らの「言葉の使い方のまずさ」に大きな焦点を当ててこの問題を取り上げてきたつもりですが、とりあえず上原に関して"第一ラウンド”は終了した模様です。


井川投手なんかはもともと言葉の使い方や世渡りが上手な方ではありませんが、上原投手に関してはバラエティー番組でみせる軽快な話術を知っていただけに残念です。

言葉の使い方に関して。
井川は「下手そうでやっぱり下手」
上原は「上手そうでやっぱり下手」

ついでに加えておきます。
イチローは「上手そうで、きっと上手なんだけど、まだまだこども

なんでいきなりイチロー選手が登場するかというと、年末年始の古い話になりますがこんな記事があったのを思い出したから。

■PART2:マスコミ嫌い今は違う、でも松井とは対極(日刊のインタビュー記事

いろいろなブログでも取り上げられて話題になってましたね。
僕もめたかさんのブログでずいぶん前に拝見しました。

■難しい事は言いたくないんだ
(at most countableより)

この件にある程度関連してでしょうが、少し前にテリー伊藤氏がCSの番組内で以下ような内容の発言をしていました。

「僕もテレビ制作の仕事をしていた頃はものすごくのめりこんでしまって、そうやって熱中しているときは人に(馬鹿な人間に)話しかけられるのも嫌だった。で、その頃の自分を今振り返ると『こどもだったなぁ』って思う。
だからイチロー君はまだこどもなんだと思う」


だいたいこのような趣旨の発言を、自己への反省も含めて笑顔でおだやかにおっしゃっていたと記憶します。


きっと人間が成長していくというのは、そういうことなんだろうなぁ。
マスコミへの発言を拒絶し、かといってホームページで吐かれる独白は自己中心的な上原。
そういうことすらもあまり意識してなさそうな井川。
そしてイチロー。
結局はみんなこどもなんだろう。

僕もはやく立派な大人になりたいなぁと30歳を目前にして日々思いますが、こんな記事をブログに書いてる時点でまだまだなのかもしれません。