【今日の思込】:教員の給与体系
『教職員長時間労働問題』etc.
文部科学大臣の諮問機関・中央教育審議会の
特別部会(中教審)。
この「中教審」は教員確保策の素案に、
残業代を支払わない代わりに、一律支給される
「教職調整額」を現行の給料月額の4%から
10%以上に引き上げる答申をしたらしい。
この10%以上に引き上げるという手段だけでは
長時間労働の是正や教員不足の解消という事には
ほど遠いのが現状でしょう。
文科省が2022年度に実施した公立校教員の
勤務実態調査では、月平均残業時間は小学校で
約41時間、中学校で約58時間と推計されている。
「給特法の抜本的な見直しを検討課題として
もらいたい」との意見も出たものの、
スルーされた様です。
※「給特法」とは、「公立の義務教育諸学校等の
教育職員の給与等に関する特別措置法」。
「給特法の抜本改正に向けた議論」もしない
「中教審」って、何のために存在しているのか?
小学生でもやらない様な答申……
やる気のなさだけはヒシヒシと伝わってきます。
10%にもしてやったのだから、文句は言うな
という事なのでしょう。
教職員の労働環境を、改善していく気概が
全く無い今回の中教審の答申内容です。
このままでは、教職員を目指す若者はいなくなり、
中堅層も早期退職、老年層は頼りにならない……
この様な教育現場に確実に変化していくことが
目に見えているのに………
結果としては、「行き届かない教育」による
児童生徒の学力低下の顕著化が懸念される。
最終的には国の衰退にもつながっていく……
国を守るには、防衛力強化が必須などと宣って、
国防費に多額の税金を支出する位なら、
これを教育費(教職員の給与等)の改善に
回していく方が、遥かにまし……
立派な若者を育てる教育こそ
国を守る礎になる事でしょう。
(これこそが本当の意味においての国を守る
防衛力になるのではないのでしょうか?)
教育こそが国の未来を決めるのに……
” 国を衛る、それ軍備増強ダァ~ ”
米国の兵器を購入して、完全防衛ダァ~
なんて、馬鹿な事に税金を使うべきではない。
まず、 ” 人をつくる ” から始めるべきでしょう。
それには「教育」しかありません。
そして、教職員が自信をもって
教育に専念できる環境作りが不可欠でしょう。
それ故、教職員の待遇改善、給与の改善などの
福利厚生の充実なども今求められていると
考えられるのですが……
にもかかわらず、手当みたいなものを、
10%に上げてヤッタ、有難く思えなどと宣う
戯言は一体どこから出て来るのでしょうか?
中央教育審議会(中教審)の委員って、
「A・K・B」の集まりなの?
*註:A=アホ、K=カス、B=バカ…、
ではありませんヨネ?
*「今日の川柳:差別」
日雇いと教員給与差別なし
*「今日の俳句:夏休み(夏)」
教員の休みにならぬ夏休み
*「何これ?」:教
その籠を水につけよ、わが身をば
法に浸しておくべきよし。 (蓮如)
●思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…