IN UN FIORE

柳は緑、花は紅!

関ケ原

2017年08月26日 | 娯楽
半年ぶりに見たい映画が出てきたので、朝一で観てきました。




司馬遼太郎原作の’関ケ原’は全集でも約三巻

の長編です。学生の頃(40年ぐらい前)読みました。

当時一冊780円のが今はアマゾンで3670円となっています。





司馬遼太郎記念館館長は「関ヶ原の戦いは明治期に向かうエネルギーが
動き、後々の歴史に大きな影響を与えた戦い。どういう戦いだったのか
改めて今の時代に考えてほしい」と語ったとあるが

そこまでは3時間の映像では無理である。





島津の撤退シーンなどは是非とも見たかった。





いずれにせよかなり頑張った映画でしたが、

原作にはやはり及ばないものとなりました。





打つ手がすべて後手となる三成のあせりと

したたかにトラップを仕掛けてくる家康の

こころの動きを描き出していれば、

戦闘シーンをもっと増やし、陣地の配置や

その動きを地図上で示していたら、

(原作ではいつも地図を確認)






実は家康は三成のような人物こそ

部下に欲しかったのではないかと

匂わせてくれたらもっとよかったのでは。