
alpha7です。
去る11/19~20まで札幌に遠征していましたが、その際、札幌・真駒内にある「札幌芸術の森美術館」で開催された「表現するファノン~サブカルチャーの表象たち~」(開催期間:2011年10月29日~11月23日)を見学する事が出来ました。
目的は展示物の中央に位置する「作品としてのメイドカフェ・近未来メイドカフェ」を訪問する事でしたが、それ以外にも面白い展示物がありましたので、一部をここで紹介したいと思います。
【開催場所】
札幌郊外、真駒内にある「札幌芸術の森」にある美術館で開催されました。
アクセスは地下鉄南北線の終点・真駒内で下車し、駅前のバス2番乗り場からのバスに乗って「芸術の森入口」で下車し、徒歩5分ほどの場所でした。
【展示物】
入り口から色々な面白い展示物があり、見て楽しむ作品、参加して楽しむ作品など多彩に渡っていました。
[くつした企画]
札幌の企画制作団体による出展。
いきなり訳の分からない人形(「誰の計画」)が出迎えてくれました。
しかし、それ以外の展示物は意外にも面白い物が多く、面白いものではタイのPCゲームが楽しめるようになっていました。
[青山裕企]
名古屋出身の写真家の作品を展示。
[カスタムバイク]
世界に一台しかないバイクを展示。
[表象としてのサブカルチャー]
芸術の森に近い、札幌市立大学デザイン学部学生有志による研究展示。
面白いものでは、「魔法少女の分類」が、「魔法使いサリー」・「セーラームーン」・「おじゃ魔女どれみ」・「カードキャプターさくら」のシルエットのパネルを使って表現されていたのが印象的でした。
[近未来メイドカフェ]
元ロミオ・クロス・ジュリエッタ、フェアリーキャットのメイドであった「うさぎ」さんプロデュースのメイドカフェ。
近未来をコンセプトとしたメイドカフェであらゆるお客様をおもてなしする、と言うコンセプトで期間中、木・土・日を中心に美術館の中心になるパフォーマンスゾーンの一角にメイドカフェが開店していました。
又、美術館で開催されていると言う事もあって、元ロミオ・クロス・ジュリエッタのメイドであった「はぐあ」さんデザインのポストカードも販売されており、当方も記念にと3枚(400円)購入してきました。
[ピコグラフ]
北海道教育大学教育学部美術科の卒業生が2001年に設立。
札幌を拠点にしてTVCFやPVなどの制作を手がけています。
ここではオリジナル玩具やアニメーション企画の展示が行われていました。
[痛車]
サブカルチャーと言えば忘れてはならないのが「痛車」。
北海道大学大学院院生有志による研究展示。
レース車やラリー仕様車の痛車というのは見物でした。
[Super Star]
これは参加型の展示物でした。
札幌のNPO法人「S-AIR」がドイツから招聘したThomas Neumannの作品です。
手前の階段を上って、赤いカーペットを歩いていくと、センサーが働き、周りに設置されたスピーカーから歓声を浴び、「スーパースター」気分が味わえる、と言う訳です。
【感想など】
「近未来メイドカフェ」のメイドの方に聞いた話によれば、この芸術の森では、札幌のコスプレイベントもちょくちょく開催されているようで、そんな土壌もあって今回のイベントに繋がったと言えそうです。
それに、考えてみれば、ボーカロイドの「初音ミク」も札幌の生まれ、と言う感じですから、そんな土壌も今回のイベントに繋がった、と言えるかもしれません。
「近未来メイドカフェ」については、展示物の丁度中心に位置している、と言う事もあってか、意表をつかれる構成になっていて、中には驚いてスルーしてしまう方も居たようです。
しかしながら、興味を持たれた年配のご夫婦の方が立ち寄られていたりしたので、その辺は一寸安心したりしていました。
尚、今回の「近未来メイドカフェ」には、札幌のショコラ、ロミオ・クロス・ジュリエッタからメイドの方が「出張」しており、その為、各人を飽きさせないように工夫しているのが印象的でした。
更に、開催場所がパフォーマンスゾーンと言う事もあり、11/20には音と映像のパフォーマンスイベントも行われたのですが、時間の都合もあって見る事が出来なかったのが惜しまれました。
それ以外の展示物では、見て楽しむもの、参加して楽しむものと多岐に渡っていて、芸術作品としても楽しめた、と思われます。
「近未来メイドカフェ」は12月も開催予定だとか。
ただ、12月は北海道に行けそうも無いのが残念でなりません。
【関連記事】
・Sapporo Report at November 2011
・Gothic and Lorita Cafe Chaos