トイプードル・ジョーのブログ【 モヒッとねっ! 】

【 モヒッとねっ！ 】にも書いている、かの有名な短編詩　“犬の十戒”。
これを、ジョーだったらどんな感じかなぁ・・・と、置き換えてみました。

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ジョーの十戒


パパとママに、聞いてほしいことがあるんだ・・・。
いい？


－１－

ボクがパパとママと一緒に暮らせるのは、１５年くらい・・・。

だから、ほんのちょっとの時間でも、ひとりでいるのは寂しいんだよ。

少しでも長く一緒にいたいってこと・・・わかってね。


－２－

パパとママは、ボクにどうしてほしいの？

すぐにはわからないけど、きっとわかるときがくるから、少しだけ待っててね。


－３－

いつもボクを信じていてね。

ボクは、パパとママから信頼の目で見られてるときが、一番幸せだよ。


－４－

いつまでもボクを叱らないでね。

いつまでも怒った顔でボクを見ないでね。

パパとママには、たくさんの楽しいこと、たくさんのお友達がいるけど、
ボクにはパパとママしかいないんだ・・・。


－５－

時間があるときは、ボクに話しかけてね。

パパとママの言葉の意味は、少ししかわからないけど、
ボクにかけてくれる愛情いっぱいの声を、ボクは理解できるよ。


－６－

忘れないでね。

パパとママがボクと生きてくれた日々と、たくさんの想い出を、
ボクも忘れないよ・・・。


－７－

ボクがその気になれば、骨だって噛み砕けるんだ。

パパやママの手だって・・・。

でもボクは決めてるよ。

絶対に、絶対にパパとママを噛んじゃいけないってこと・・・。


－８－

ボクがいうことを聞かなかったり、頑固だったり、いたずらしたとき・・・。

叱る前に考えてみてね。

何か悲しいことがあったのかもしれない・・・。

パパやママがなにをしてほしいのか、わからなかったのかもしれない・・・。

気分が悪かった？　お腹がすいてた？

もしかしたら、年をとって弱くなってきたのかもしれない・・・。

きっと理由があるから。


－９－

ボクもそのうち、おじいちゃんになるよ。

自分で思うように動くことができなくなっても、ちゃんと面倒見てね。

パパとママも、いつか同じようになる時がくるんだよ・・・。


－１０－

ボクが「虹の橋」に旅立つときには、そばにいてお別れをしてね。

お願いだよ。

「見るのが辛い」なんていわないで。

パパとママがそばにいてくれるだけで、
ボクはどんな苦しみも安らかに受け入れられるから・・・。



そして、そして、いつまでもずっと忘れないでね。

ボクが、パパとママを愛していることを・・・。



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ベースは犬の十戒なので、大きな違いはないと思うけど、
ジョーだったらこう思うだろうなぁ・・・って、書きました

【 モヒッとねっ! 】でも紹介している『　虹の橋　』には
もうひとつのストーリーがあります。
それは、生きている間、誰からも愛されずにいた
人間とワンコとのストーリーです。
現実には、幸せに満ち溢れた生活を送っていないワンコはたくさんいます。
すべてのワンコが虹の橋で　“最愛の友”　と再会出来るわけではないのです。
でも、「虹の橋」では人間もワンコも分け隔てなく、
みんないつか必ずその橋を渡って天国へ行く・・・そんなストーリーです。

和訳されたものを、もっとわかりやすくしてご紹介します。

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虹の橋のたもと

天国の少し手前・・・天国とこの世を結ぶ橋があります。
その橋は七色に輝く・・・そう、「虹の橋」と呼ばれています。

「虹の橋」の一歩手前には、草地や丘、蒼々とした緑あふれる谷があり、
大切なペットは死んでしまうとそこへ行くのです。
豊かな食べ物と水、そしてさんさんと降り注ぐ太陽。
そこは、彼らが暖かく快適に暮らせる場所・・・。

歳をとって体が弱っていたものは、ここへ来て若さを取り戻し、
体が不自由になっていたものも、元どおりの姿になります。
そして一日中、仲間といっしょに走ったり転がったりして遊んでいます。

動物たちは満ち足りて過ごしています。
でも・・・そんな中、橋のそばには少し様子が違うものもいます。

疲れ果て、飢え、苦しみ、誰にも愛されなかった・・・そんな動物たちです。
他の動物たちが一匹また一匹と、
それぞれの特別な友と一緒にに「虹の橋」を渡っていくのを、
物欲しそうに眺めています。

彼らには　“特別な友”　などいないのです・・・。
生きている間、そんな人間は誰ひとり現れませんでした。

でも・・・。
ある日、そんな動物たちが、
橋への道の傍らに　“誰か”　が立っているのに気づきます。
彼は、そこで繰り広げられている　“友たちの再会”　を
物欲しそうに眺めているのです。

生命（いのち）ある間、彼は動物（ペット）と暮らしたことがなかったのです。
彼もまた、疲れ果て、飢え、苦しみ、誰にも愛されませんでした。
そんな彼がポツンと立っていると、
同じように誰からも愛されたことがない動物が、
「どうして一人ぼっちなのだろう？」と近づいていきます。

すると、不思議なことが起こります。
愛されたことがない動物と、愛されたことがない人間が、
互いに近づくにつれ奇跡が起こるのです。
なぜなら、彼らは最後に一緒になるべくして生まれたからです。
この世では決して巡り会えなかった
“特別な誰か”　と　“大切なペット”　として。

今、永い月日を経て、やっと「虹の橋」のたもとで彼らの魂は出会い、
痛みや悲しみは消え、　“友”　はひとつになります。

そして・・・。
ともに見つめあい、信頼のまなざしを交わしながら一緒に「虹の橋」を渡り、
もう二度と別れることはないのです・・・。

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そしてもうひとつ、ワンコがどれだけ人間を信頼しているか、
どれだけ人間の最愛の友であるかという短編詩をご紹介します。

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犬の聖歌

この世の中では、親友でさえあなたを裏切り、敵となることがあります。
愛情をかけて育てた我が子も、
深い親の愛をすっかり忘れてしまうかもしれないし、
あなたが心から信頼しているもっとも身近な愛する人も、
その忠節を翻すかもしれません。

富はいつか失われるかもしれません。
もっとも必要とする時に、あなたの手にあるとは限らないのです。
また、名声はたった一つの思慮に欠けた行為によって、
瞬時に地に堕ちてしまうことがあります。

成功に輝いてるとき、ひざまずいて敬ってくれた者が
、失敗の暗雲があなたの頭上をくもらせた途端に豹変し、
悪意の石つぶてを投げつけるかもしれません。

こんな利己的な世の中で、決してあなたを裏切らない、
恩知らずでも不誠実でもない、絶対不変の　“唯一の友”　・・・
それはあなたの犬なのです。

あなたの犬は、富める時も、貧しき時も、健やかなる時も、
病める時も、常にあなたを助けます。
冷たい風が吹きつけ、雪が激しく降る時も、
あなたのそばならば冷たい土の上で眠るでしょう。
与えるべき食物が何一つなくても、手を差し伸べればキスしてくれて、
世間の荒波にもまれた傷や痛手を優しく舐めてくれるでしょう。
犬は、貧しい民の眠りを、まるで王子の眠りのごとく守ってくれます。

友たちが一人残らずあなたを見捨てて立ち去っても、
犬はあなたを絶対に見捨てたりはしません。
富を失い名誉が地に堕ちても、犬は天空を旅する太陽のごとく、
変わることなくあなたを愛し続けます。

たとえ、運命の力で友も住む家もない地の果てへ追いやられても、
犬はあなたと一緒にいられること以外何も望みません。
そして、あなたを危険から守り、敵と戦うでしょう。

すべての終わりが来て死があなたを抱き取り、骸が冷たい土の下に葬られる時、
人々が立ち去った墓の傍らには、前脚の間に頭を垂れたあなたの犬がいます。
その目は悲しみにくもりながらも、気高く胸を張り、油断なく辺りを見まわし、
あなたを危険から守ろうと、いつまでもそこに佇みます。

命の続く限り、不変なる誠実さと愛情を持って・・・

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実際、ジョーがいなければ、ジョーに癒されなければ、
やり切れない思いをしたことは数え切れないほどあります。
ワンコは人間の　“最愛の友”　っていいますが、真にそのとおりだと思います。
ジョーは奥さんが大好きだけど、僕はジョーが大好きです。

【 モヒッとねっ! 】に写真を掲載した京都のトイプードル・ナナちゃんのママ、みやちゃんからメールをいただきました。
短編詩「虹の橋」が昨年CDになっていたってことを教えてくださいました。
なんと、奇しくもこのブログを公開した日と同じ、2007年5月16日リリースです。

元Le Couple（ル・クプル）の藤田恵美さんが歌ってます。
検索したらたくさんヒットしました。
もちろん、無料でフルコーラスは聴けませんが、これくらいの長さでネットにたくさん転がってましたのでリンクしておきます↓

虹の橋（メディアプレイヤーが起動します）



・・・この絵だけでも泣けてくる・・・

こんな本（絵本かな？）も発売されてました↓

http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31912007&pg_from=rcmd_detail_1

「　犬と私の１０の約束　」もいよいよロードショーですね。
どんだけ泣かせば気が済むんだい・・・。

この３つの短編詩を読んで、
今一緒に暮らしている愛犬、過去に亡くした愛犬など、
自分が接したワンコたちを思い浮かべてください。
そして、自分の胸に問いかけてください。
自分にとって、ワンコはどういう存在なのかを・・・。

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犬の十戒

―１―

私があなたと一緒にいられるのは、せいぜい１０年から１５年くらいです。

だから、少しの間でもあなたと離れているのは寂しいのです。

私を家族として迎えてくれるなら、そのことをわかっていてください。


―２―

あなたが私に何を望んでいるかを、私が理解するまで時間をください。


―３―

私を信頼してください。

私にとって一番幸せなことは、あなたから信頼されることなのです・・・。


―４―

長い時間私を叱らないでください。
そして、罰としてオリに閉じ込めたりしないでください。

あなたには仕事も楽しみも、そして友達もいるでしょう。

だけど私には、あなただけしかいないのです・・・。


―５―

時々は、私に話しをしてください。

あなたの言葉の意味は分からなくても、
私に愛情を向けてくれる、あなたの声を私は理解できるのです。


―６―

わかっていてください。

あたなが私と生きてくれた日々を、私は決して忘れないことを・・・。


―７―

私を叩く前に思い出してみてください。

私はあなたの手の骨を簡単に噛み砕く歯を持っているということを。

それでも、私はあなたを噛んではいけないと心に決めているのです・・・。


―８―

私が言うことを聞かなかったり、強情だったり怠け者だったりした時に、
私を叱る前に考えてみてください。

何か悩みがあったのかもしれない・・・。

もしかしたら、あなたが何をしてほしいのか
わからなかったのかもしれない・・・。

気分が悪かったかもしれないし、
正しい食事を与えてなかったかもしれない・・・。

私が年をとって弱くなっていたかもしれない・・・　などと。


―９―

私が年老いて自由に動くことが出来なくなっても、きちんと面倒を見てください。

あなたもいつか老いていく時が来るのですから・・・。


―１０―

私の最期の旅立ちの時には、そばにいて私にお別れをしてください。

「見ているのが辛い」とか「私のいないところで逝かせて」なんて
言わないでください。

あなたがそばにいてくれるだけで、
私はどんなことでも安らかに受け入れられます。

そして、そしてどうか忘れないでください。
私があなたを愛していることを・・・。



最期の闘い

私が“旅立ち”への「最期の闘い」を始めた時、
きっとあなたは悲しみ、涙を流すことを私は知っている。

私も悲しい・・・。
でも私は苦痛と闘い、涙を流すことさえ出来ないかもしれない。

そんな時・・・私の体に手を置いて、あなたの暖かさをください。
それで私はきっと安心できるから。

私の目があなたを見ることが出来なくなるまで。

私は幸せだった。
あなたの精一杯の愛を感じ生きることができ、
そしてあなたより早く「最期の闘い」を始めることが出来て。

私にはわかる、もうすぐ闘いを始めなくてはならないことを。

私は闘う、一秒でも長くあなたの顔を見ていられるように。

でもわかってください。
この“闘い”は決して勝利できない“闘い”だということを・・・。

愛しい人よ、心せよ、準備せよ。

私の「最期の闘い」にむけて・・・・・。



虹の橋

天国の少し手前・・・「虹の橋」と呼ばれるところがあります。

誰かにずっと寄り添っていたペットは、死んでしまうとそこへ行くのです。

草原と丘・・・。
私たちのかけがえのない友は、そこで仲間と自由に走り回って遊んでいます。

豊かな食べ物、豊富な水、そしてさんさんと降り注ぐ太陽。
そこは、彼らが暖かく快適に暮らせる場所・・・。

病気や、年老いた動物も、ここでは健康を取り戻し活気にあふれています。
怪我をしたり、体が不自由になった動物も、
かつての元気で強い姿に戻っています。

動物たちは満ち足りて過ごしています。
ただひとつのことを除けば・・・。

それは、残された“特別な友”を恋しく思っていることです。

彼らは毎日、走り回って遊んでいます。
でも、いつか遊ぶの止めて、遠くを見つめる日が来ます。

輝く目で一生懸命遠くを見つめ、興奮で体が震えます。
そして突然、グループから走り出て、草原を飛ぶように走ります。
どんどん、どんどん・・・速く、速く・・・
ついにあなたは“特別な友”に巡り会えるのです。
あなたをずっと愛し続けてきた、“特別な友”に・・・。

すばらしい再会に・・・。
二度と別れのない再会に・・・。
お互いにしっかり抱き合います。

あなたの顔には、幸せのキスの雨。
あなたは懐かしい頭をなでたり、軽くたたいたり・・・。
そして、もう一度、信頼に満ちた眼差しで互いに見つめ合うのです。

ずっと前に別れたけれど、
決して心の中から消えることのなかった“特別な友”の眼差を。

そして、一緒に「虹の橋」を渡り、天国に行くのです。

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初めてこれを読んだとき、正直、大泣きしました。
涙をこらえきれませんでした。
ウルウルではなく、大粒の涙がこぼれました。　それは今でもです。

今はジョーと一緒に暮らしているけど、
ワンコを飼うのはジョーが初めてじゃありません。
「最期の闘い」も経験しています。
当然、ジョーにもその日が来ます。　覚悟はしてますけど・・・。

「最期の闘い」を迎えるのはとても辛く悲しいことだけど、
その悲しみ以上の幸せをワンちゃんは与えてくれます。
だから、思い通りに言うことをきいてくれないことがあっても
「犬の十戒」を思い出し、少しでも“イラッ”とした自分を
戒めるようにしてます。
そうすれば「虹の橋」のように心が救われるのです。

ワンコの寿命は人間にくらべれば本当に短いものです。
捨てられたり、殺傷処分されるワンちゃんにくらべれば、
人間に飼われているだけで十分幸せとも言えるでしょう。
でも、ワンコは他の犬との「幸・不幸」の比較が出来ません。
飼い主との生活が、そのワンコの一生のすべてなのです。
だから、たくさんの幸せをくれる分だけ、
ワンコにも幸せな一生をプレゼントしてあげたいと思っています。