「ワールドペットニュース」より
『け、毛玉? ありえないルックスの保護犬に全米が注目』
米ルイジアナ州でレスキューされた1匹の犬が現在、全米の関心を呼んでいる。
もっとも、最初に犬だと教えてもらわなければ、
まるでボロボロの毛布のようなその塊が何なのか、
誰にもわからないかもしれないが。
地元日刊紙『ホーマ・クーリエ』をはじめとするメディア各社によると、
のちに「リプリー」と名づけられた問題の犬が発見されたのは、先月20日ごろ。
ニューオーリンズの南西約100キロに位置する街、
ホーマで活動する愛護団体「マイ・ハーツ・デザイア」に、
側溝にはまった迷い犬がいると連絡が入ったのが、最初だった。
「あれが犬だなんて、とても信じられなかった。今までいろんな犬を見てきたけど、今回が一番グロテスクだったわ」
と、同団体の創設者のひとり、トレイシー・ラペイルーズさんが語る通り、
彼はちょっとありえない格好をしていた。
目や口は完全に毛に埋まり、辛うじて鼻先が少し見えているだけの顔、
毛がもつれているために動かせなくなった四肢。
伸び放題でフェルト状になった被毛が全身を被い尽くしたその姿は、
生き物にすら見えない悲惨な状態だった。
保護後、リプリーに麻酔をかけて即トリミングを行ったところ、
わずか2キロ程度の小さな体に対し刈り取られた毛は優に1キロを超えたといい、
そのなかには生きたゴキブリなどが巣食っていたとか。
また、刈ってみて初めて、リプリーが純血のトイ・プードルで、
オスだということがわかったそうだ。
毛を刈られてスッキリした今ではすっかり元気を取り戻し、
不妊手術も済ませ、里親に引き取られるのを待っているそうだが、
あまりに長い期間毛に埋もれていたため、
自分の体の感覚に慣れるのにもう少し時間がかかりそうだと、
ラペイルーズさんはコメントしている。
ちなみに「リプリー」という名前は、当初あまりにありえない姿をしていたため、
世界中のウソのようなホントの話を描いた漫画
『リプリーズ・ビリーヴ・イット・オア・ノット』の著者、
ロバート・リプリーにちなんでつけられたとか。
その縁もあり、
リプリー氏の作品を管理する「リプリー・エンターテインメント」は、
「マイ・ハーツ・デザイア」に400ドルの寄付を行うとともに、
リプリー(犬のほう)の里親には
地元のペットショップで使える商品券をプレゼントするそうだ。
関連サイト
・
ホーマ・クーリエ 関連記事(英語)
・
リプリー・エンターテインメント 関連リリース(英語)
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これは・・・

このトイプーちゃんに、いったい何があったんでしょう。
可愛いコなのにねぇ。
ん? トリミングしないと伸び放題になるってことだよね
