夏休みの宿題は 正直付き合う大人としては めんどくさいですよね(笑)
でも 過去にいろいろな 親子さんにお会いさせていただきましたが
この 「夏休みの宿題」というものを 上手に学ぶ時間 家族時間にされている親子さんと出会わせていただき
私が学ばせていただくことが多かったです。
私も二人の子育てを 四苦八苦しながらしましたが(まだ継続中か…)
あーーー そうしてはるから 賢い子育つんだ~ 息子が生まれる前にお会いしたかったわ...と思うことも多々(笑)
小さい時から年に一度通っていただいているお子さんの中には
「建築科に進みました」「デザイン系の学校に進みました」 「工学部に進学しました」 とご報告いただくこともチラホラ
もちろん もともと 好きだったから毎年 工作の宿題を楽しまれた というコトもあるのかなとは思いますけどね
さてさて
小学校就学前のお友達 1年生 2年生のお友達の場合は
どこで どんなものでも 作った作品はとことん ほめてあげましょうね~
最近のパパ ママは 本当に上手にお子様たちをほめて育てていらっしゃいますよね
工作好きであれば
身近に 段ボール 牛乳パック 等等 工作に使えるものが身近にあるのはいいですね
(わかります ごみだらけ になる ことは…(笑))
さて さて その次のステップです。
本人が やってみたいという希望があれば 年齢関係なく木工にチャレンジしてみてください
DIYをお家でしているなら どんどんお家でやりましょう!ですが
そうでなかったら なかなかお家では難しいですよね
また お家でやろうにも お子様向けの指導法は ちょっとまた別だったりもします
間違えたら 大怪我につながるのも心配なところです。
そのあたりのことを学びに 木工館の木工教室にいらっしゃるのもありかな~と思いますよ。
「あんたはまだ早い」とさせないのはもったいないです。
もっと残念なのは
「小さい時から興味があったんです 5年生になったからもうそろそろいいかなと思って...」
もーーーねーーー 本当にモッタイナイ!!!
2,3歳から 親子でチャレンジできますから!!
まずは 無料体験や 公民館での木工教室でもなんでもいいです
まず チャレンジしてみてください
木工館の木工教室のキット工作でもいいと思います。
お子さま自身が 興味があれば 「またやりたい」 となります。
さあ 大切なのは その次です
決まった物を指示通りに作る これも とても大切なことではあります
が お仕事目線でいくと ... 機械が取って代わる可能性もあります。
その場で自由に作る 幼少期には とてもいい遊びです。
芸術系のお友達であれば もう 自由に作る のみでいいかなと思います。
が 工業 技術系を 身に着けたいなと思えば
そこで 「考えるコト」を徐々にしていくべきなのかなと思います。
モノづくりの世界でも なんでも これからは
発想力 企画力が求められます。
答えのある事は マシン が 作っちゃいますから。
考えるコトが 求められる昨今
考えるコトは 机上の勉強だけでは なかなかなかなか...
そこで 「考えるコト」をする きっかけに
「夏休みの宿題」をきっかけにされたらいいのでは と思います。
自由工作(貯金箱なども含む)の際には
何作る? と考えます
絵を描いたり 段ボールで一度作ってみましょう
木工工作で作ってみます
単なる工程だけではなく 考えたこと 苦労したことも含めレポートをまとめましょう
とお伝えしています。
この過程で
「思考」「試作」「検証」「実技」「報告」
が経験できるわけです。
最初から完璧にできるわけではありません
「報告」は 絵日記 日記 作文でもいいと思いますよ
(もう1個 宿題終っちゃった! っていうパターンです(笑))
小学校の時に親子で 楽しみながら行うことで
中学校 高校にむけて レポート提出に慣れてくれたらいいのではと思います。
そして 学校によっては 中学校から 技術の授業がデジタルな授業になっているそうです
もう 中学技術の授業で 大工道具を一切使わなかったとおっしゃられる方もいらっしゃいました。
ただ 私にそうお話してくれたお友達は 小さいころから通ってくださっている方でしたので
それは それで楽しかったそうです
ただ 完成図が頭の中に出来上がらない 想像つかないからかとても 苦労していたお友達も多かった とお聞きしました。
もちろん 得意不得意の世界ですから 当たり前ですけれどね。
デジタルな授業が どんどん入ってきているからこそ
幼少期の リアルな体験は 私は必要だと思います。
仕事柄 学校の先生をお仕事にしている方々とお話しさせていただくことがありますが
やはりどの先生もおっしゃられることは
夏休みの工作の宿題を出す目的は
出来上がった作品の良しあしよりも
「考えること」 「チャレンジすること」 「作るまでの工程」
が大切なのだそうです
だからこそ そのあたりを 報告するレポート(自由研究 絵日記 日記を通しての報告)
が 大切なんじゃないかな~と思っています。
考える 試作する 検証する 作る レポートする
この工程って モノづくりのお仕事と何ら変わりません。
最後のレポートに関しては
作品の名前を考えるのは 商品名を考えるのと一緒
途中経過の苦労をレポートするのだって いわゆる商品のPRみたいなものです
大工道具を 使って作れることはそれほど重要ではありません。
仕事すると決めてからでも大丈夫です。
大工道具なんて使えなくたって 生きていけます
だって パパママ あなたたちが証明しているでしょう
大工道具が使えないと生きていけないのであれば
今 パパ ママが 使えるはずでしょ?
こんなサイトを見る必要もなく
お家で親子で木工工作なんて平気でできるはずです。
大工道具が使えないコトは 正直どうでもいいんです
それよりも
「何を作ろうか」「こんなのあったら便利なんじゃない?」
を考えることが大切なのです
「あんたの宿題やで! 何するの! はよ考えや!」
って言われたって 考え方がわからないのに無理ですよ
夏休み期間中よく親子喧嘩を耳にします
親「あんた~ 暇しながら 家におったんやろ 考えやって何度も言ったよな」
子「考えてたよ」
親「なんも考えまとまってないやん」
子「そんなこといったって...」
こんな会話が 夏休み期間中は良く飛び交います。
私からすると
この子は考えていましたよ でも考え方もわからないのに まとまるわけないですよ
ということです。
逆にこのやり取りのおかげで モノづくりが好きだけど 親に怒られるから チャレンジをやめよう
となると ホントモッタイナイな~ なんです。
「なあなあ こんなんあったら 便利じゃない?」
「こんなん作ってくれへん?」
まず スタートはこれでいいのです
どうやって作るのか ?
そんなん すぐに完ぺきに考えられる人は おそらく 普段からモノづくりしている人です
ってことは 木工館に来ていただく必要はありません。
ただ 当日に 考えたことを教えられても 2時間では無理なのです。
だから考えたことを 私に事前に教えてくださいということなのです
親子でワチャワチャして できる限りの絵でいいのです
上手い下手はどうでもいいんです まずは 教えてください なのです
わからなければ こちらから 聞き直します
このやりとりも よければ お子さん自身メールでしてくださって大丈夫ですよ
中学校に入ったら タイピングも授業に入ってきますから。
毎年1回 やり取りしていたら 6年生になったら びっくりするほど 上手に インテリアコーディネーターのお仕事できるんじゃないの?と思うぐらいのラフ画を描いて送ってくださる方もいらっしゃいます。 もう そこらの大人の絵より 上手です(笑)
このやり取りの時間も大切なので 2週間前までに連絡が欲しいのです
実際 仕事 として考えた場合も
「作る」のみのお仕事は その モノが必要なくなったら お仕事なくなっちゃう可能性がありますよね
考えて 絵を描いて 作ってくれる方に 発注をする というお仕事の方が おそらく継続すると思うんです。
もしかしたら 発注する先が マシンに直になるかもですけどね
ラフ画を描いて 人に伝える絵を描いて 模型を作って...
とりあえず 頭の中で考えていることを まとめて人に伝えるコト
これもまた 必要なコトなんじゃないかな~っと思います。
頭ごなしに
「考えや」
「今まで何やっててん」
「自分でやれって言ったやろ」
この声掛けでは お子さんの能力伸びないだろうな~ と思います。
もちろん 当館に通って下さったらお手伝いしますよ
でも 当たり前ですが 私の時間給をお支払いいただかないと...です。
おうちで やってみましょうよ
普段の会話の中で 徐々に徐々に 即答えを求めずにしたらいいのです。
夏休みに入ってから やっつけ仕事では
せっかくの時間とお金 もったいないかなと思います。
思い返せば たかが6年間
モノづくりが好きなお子さんにとっては
思い出にもなるはず
そして!!
モノづくりが好きな子にとっては
それが 夏休みじゃなくてもいいはずなんです
クーラー設備のない暑い夏ではなく 夏前から 気持ちに余裕をもって 来てください!!!
ということです(*^^*)