屋久島木工木育デザイン ymmdesign

木とふれあい、木に学び、木と生きる
屋久島で木育インストラクターはじめました

今年もありがとうございました

2024-12-31 18:51:46 | 日記

屋久島に移住して20数年


 

移住当初、どんな仕事をしようかというプランはなく

ただ田舎暮らしに憧れて

自給自足とまではいかないけれど

趣味の範囲で日曜大工と家庭菜園をしたく屋久島生活をスタートしました

ホームセンターで初めて電動工具の丸ノコを購入し

最初に作ったものが布団を干すための台(木枠で制作)

そして下駄箱、椅子など日用生活に必要なものを作り始めました

電動工具の他に、基本である手道具の鋸、玄能、ノミ、カンナなども揃えていき

木工・大工の本を買って、それを参考に見よう見まねで挑戦しました

当たり前ですが、最初はとても家具と呼べる代物はつくることができませんでしたが、

挫折することも諦めることもなく、自分のため、家族のためにひたすら作り続けました

そしていつしか、お試しでつくった家具を地域のイベント(屋久町産業祭)へ出品し、

それが売れて、よろこび、自信につながり、

自然な流れで「ものづくりの世界」へ入っていきました

趣味で始めた木工ですが、

今こうして、木育をする機会にまで恵まれたことに感謝です

 

木育とは、

「木とふれあい、木に学び、木と生きる」

「人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む」

・・・などといわれています(実際、私もそういっています)

 

これは20年ほど前に北海道で生まれたことばで、

これまで様々な団体や組織などで木育の推進と普及が行われ

そのお陰で今の木育があり、とても大事な役割を果たしてきました

 

人の社会での木育はこれで良いとおもいます

ですが、これからの社会では新たな視点を加えて

もっと本質的なことを大事にしていかなくてはと思っています

 

ここからは私なりの木育のお話です

誤解を恐れずに言えば、

世の中は人があっての社会です

だから「人」が主になります

 

極端に言うと、「人」のための木材利用

「人」が利用するために山林や自然があり

「人」のための木育なんです

全ては「人」が前提という設定で

「人」を育むことが目的です

これがデフォルトとなっています

 

私は自然が好きで木が好きで、

今までそれらを利用してきました

木工もそうです

木を使ってものづくりをして

自己満足したり、人に喜んでもらったりしてきました

屋久島へ移住して20年以上、

まさに、木とふれあい、木に学び、木と生きてきました

だからこそわかったこと、気づかされたことがあります

それは人を主とする今までの設定を変えてみてはどうか

つまり、世の中の基準を「人」から「自然」に置き換えてみることです

 

わかりやすく例を挙げてみると

先ほど私が述べた文章を「人」から【自然】に変えてみます

 

以下置き換え

 

【自然】のための木材利用

【自然】が利用するために山林や自然があり

【自然】のための木育なんです

全ては【自然】が前提という設定で

【自然】を育むことが目的です

 

以上

 

いかがでしょう

一部文脈がおかしなところがありますが、

天地がひっくり返った感じではないでしょうか?

価値基準が反転し頭が混乱し素直に受け入れるには抵抗があると思います

 

でも、昔の八百万の神々が信仰されていた時代では

【自然】が主であることが当たり前でした

人の存在は【自然】があって成り立つものなのです

【自然】の方がはるかに大きな存在です

もっというと【自然は絶対の存在】なのです

 

そうはいっても日常でそんな気持ちを意識したり維持するのは困難です

私もそうです

でも心の片隅に置いておくことはできると思います

普段の人の営みの中では忘れているかもしれませんが

一度、心の中に本来の【自然】に対しての気持ちを置いて、刻んでおけば

何気ないふとした日常の瞬間に【自然】を思い出し

【自然】を想うことを大事にして生きていけることができると思います

 

つまり、「人間」中心主義から【自然】中心主義への移行です

人間の都合で、自然を利用し消費したりする時代は終わりにしなくてはいけない時期に来ています

地球も人間に搾取される一方のピークを終え

これからは人間が地球を慈しみ、自然に恩返しをしていく時代に向かうべきです

何事もプラスとマイナス、陰と陽があって正しくバランスを保つことができる真理があります

行き過ぎた人間の行いでバランスを崩した地球はどうなるのか?

自然の摂理を見てみればわかることです

地球にとって人間はどうあるべきか?

微力ながら木育を通し、アレコレと考え悩んで、明るい未来に突き進んでいきたいと思います

 

新年も無事、安全な年になりますように

 

 

 


 

 

屋久島木工木育デザイン

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島子屋たんきゅうキャンプ2024

2024-11-29 19:37:06 |  木育

 

島子屋たんきゅうキャンプ2024


 

というイベントで、木工のお助けマンとして参加してきました

これはいつもの屋久島町木育事業ではなく

特定非営利活動法人 HUB & LABO Yakushimaさんの主催です

 

イベント参加者は島内の小学生

木の作品を作るにあたり

自分で設計し図面を描き、自分で制作するプログラム

 

最初にスライドで自己紹介と木工・木育のお話

 

みんな興味津々

 

木工機械類を持参しての参加

電動工具について説明しているところ

手作業がメインですが、機械でできることも体験してほしい

スライドでも実際に作業している動画を紹介

 

こちらは主催者側が用意している手道具類

結構充実しています

 

大人のサポーターがアシスト

インパクトドライバでビス打ち

 

ノコギリでカット

 

スライドマルノコに挑戦

最初は一緒に手を添え

スイッチを入れずに動作の練習をして

安全と判断してから使います

事故を起こさないよう細心の注意を払いながらサポート

 

こちらは手鉋

機械もいいけど、手入れの行き届いた手道具は仕事が早くて綺麗に仕上がります

 

記念撮影

2日の日程でみんな自分のオリジナル作品をつくることができました!

 

 

 

こちらは主催者が編集してくれた動画

キャンプの様子と最後の方に子どもたちが作った作品を見ることができます

 

電動工具や木工機械も使いましたが、

多くの子どもたちはノコギリなど手道具を使い一生懸命作業してました

まっすぐ切れなかったり、苦労したり、手に豆ができたりと

大人でも大変と思われる作業を最後まで頑張っていました

 

デジタルが主流の現代ですが、

「ものづくり」に対し意欲的にに取り組む姿に

「生きるための本能」は失われていないことを目の当たりにし、安堵感と嬉しさが込み上げてきました

 

「ものづくり」の源流は

原始の時代より衣・食・住とともにありました

今回、子どもたちが思い思いに考え工夫して「ものづくり」をしたことは

そんな本能に基づく原点回帰を体験したことになります

 

いつも自分のフィールドでしている木育では感じ取ることができないことを今回は色々と学ばせていただきました

ありがとうございます

 

 

 


 

 

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小学校で木育

2024-11-25 21:24:03 |  木育

総合的な学習の時間


 

で木育授業してきました

今回のクラスは小学3年生のみなさん

元気いっぱいです

 

 

最初の1コマ目にスライドと動画で木育紹介

 

2コマ目ではいよいよ木工体験

今回作るのはコレ↓

スタッキングデスクトレイ(A4サイズ)

クラスで使うもので、生徒達の提出書類などを入れるもの

現在、各クラスでは100均などのプラスチックトレイを使っていますが

これを地域材の杉のトレイに置き換えるのが目的

林野庁のすすめる「ウッドチェンジ」ですね

 

作業開始!

木のトンカチと木の釘で組んでいきます

 

各班ごとに共同作業

みんなノリノリです

 

最初に実演しながらしっかりと手順を教えたので

みんな上手に組み立てていきます

 

最後の1個の組み立て作業

 

完成!

後日、作った生徒が各クラスに2個ずつ手渡しすることに

プラスチックから杉のトレイに「ウッドチェンジ」

毎日先生や生徒の目に触れるもの

この先ずーっとクラスの中で大事に使ってくれると嬉しいです

 

記念撮影 みんないい顔してますね!

 

 

 


 

 

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ご来場ありがとうございました

2024-11-17 22:00:00 | イベント

やくしま木材フェスタ


 

11月16日、無事終了しました

ご来場くださいました皆さま、ありがとうございました

 

会場の様子を少し紹介

9時スタートで出足は例年より少なめでしたが

その後はたくさんの方が来てくれました

 

屋久島町からは「杉のコロコロコースター」などの出産祝い品のおもちゃが展示

 

以前紹介しました

グリーンウッドワークの林さん(写真左)

木材フェスタ期間中

イス作りの実演をしてくれました

興味津々の子ども達に木材加工体験と賑わっていました

盛り上げてくださってありがとうございます!

 

こちらは「温森」さん

 

昨年に引き続き2回目の参加

そして今年は初めてアクセサリー作りのワークショップをしてくれました!

作風がすばらしい!

期待のルーキーです

今後が楽しみ

木工仲間が増えてきて嬉しい限りです

 

 


 

 

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木材フェスタ展示

2024-11-14 20:23:04 | イベント

やくしま木材フェスタの展示


 

昨日の13日午後から展示スタートでしたが、

色々と忙しくて遅れてしまい、今日展示設営に行ってきました

 

会場は屋久島町役場フォーラム棟

 

 

屋久島木工木育デザインの展示

展示内容は写真左から

  • 11月16日(土)の木工体験でつくる「杉のくるくるコースター」
  • 木育で使用しているノコギリ治具、ノコギリ、トンカチ
  • 小学校の木育で制作した杉のスタッキングトレイ

以上、大きく分けて3点となります

 

後ろのパネルには

木育活動紹介で、木育の様子を写真で紹介しています

展示最終日は16日となります

よろしくお願いします

 

 


 

 

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やくしま木材フェスタ開催のお知らせ

2024-11-08 19:26:56 | イベント

今年も開催します!


 

詳しくは屋久島町ホームページ ↓

やくしま木材フェスタ」&「あごのぼりイベント」開催のお知らせ

 

 

 

屋久島木工木育デザインから「木工体験」のお知らせ ↓

5種類のコマとコースを木のトンカチで組み立てるよ

参加人数に限りがあるのでご希望の方はお早めに!

 

 

 


 

 

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木の幾何学模様

2024-11-06 20:06:27 | 製作メモ

木口の彩


 

積み木材料を整理している時に現れた模様

思わず見惚れてしまいます

美術・芸術はこういう自然美を讃えることから発生しているのでしょうね

 

 

 

 

 

「杉のくみつみき」の組み立て風景

 

 

 


 

 

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ここ最近は

2024-10-30 21:26:47 | 日記

たくさんの積み木をつくっています


 

地道な作業です

黙々と

コツコツと

粛々と

手を動かし

材料にいのちを吹き込んでいます

 

 

まだまだ終わりは見えないけれど

手を動かし続ければ必ずゴールに辿り着けます

長い道のりですが

この事実を知っているので安心です

 

 


 

 

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木育視察ありました

2024-10-17 19:30:49 |  木育

鹿児島県長島町より


 

「森林環境譲与税関係事業先進地調査」で

屋久島町木育事業視察のため、当方の屋久島木工木育デザインへも来ていただきました

 

今回は、鹿児島県と長島町職員の4人

事務所で挨拶や取り組み内容の概略を説明したのち

屋久島町木育事業で制作・設置した各学校などへ訪問

 

 

小学校伝統行事竹馬大会で使われる竹馬の保管棚の視察

半屋外の設置で雨風に打たれることから

できるだけ長持ちするよう工夫して制作したことを説明

 

 

こちらは放課後児童クラブ

地杉で制作した室内グランドゴルフコース

木球がゴールの穴に入ると自動的に戻ってくる仕組みに感心

 

 

最後に幼稚園児と一緒に組み立て設置した滑り台の紹介

適材適所、木のささくれが出にくいよう丁寧に制作したことを説明

幼稚園ではとても大事に使ってくれているのでピカピカです!

 

 

園児たちのおやつタイムが終わって

みんな滑り台で大はしゃぎ!

 

昨年は奄美より視察がありました

年々、木育の認知度が上がってきていることを感じます

各自治体の中で「木育」の位置付けが大きくなっていくことが嬉しいです

私は木が大好きです

今後も木の魅力をいろいろな形で発信していきます

 

 

 


 

 

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特別支援学級で木育

2024-10-12 21:43:11 |  木育

地域材の杉をつかって


 

転がすコマづくり

今回用意した材料はこちら

まる、三角、四角などなど、杉の木目がきれいです

 

 

木育授業 はじまります!

みんな ワクワクドキドキ

 

 

木槌でトントン

好きな杉のパーツを組み合わせてコマづくり

 

 

みんなコマづくりに夢中です

 

 

自分オリジナルコマをつくったあとは

杉のコースでくるくる転がしてみます

転がる様に大喜び!

 

 

記念撮影

 

今回も楽しく木育させて頂きました

子供たちの笑顔を見ることができて嬉しかったです!

 

 

小学校ブログでも紹介してくれました

こちら→ 「すくすく木育教室」

 

 


 

 

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木育準備中

2024-09-22 06:46:09 | 製作メモ

試行錯誤しながらやっと形になってきました


 

毎回、どんな木育プログラムにするかアレコレ考えています

子どもたちの喜ぶ姿、木に魅入ってくれる様子を想像しながらの作業

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

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「屋久島町議会だより」で特集して頂きました

2024-09-16 12:05:34 |  木育

 

屋久島町議会だより No.67号(令和6年9月号)

 

 

 

 

 

まだまだ力不足で至らない点が多々ありますが

これからも木育の普及に取り組んでいきます

みなさま どうぞよろしくお願いします!

 

 


 

 

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日中は暑いので

2024-07-18 21:11:08 | 日記

最近は


 

仕事場にパソコンを持ち込んで設計仕事してます

 

お昼頃までは扇風機を利用すればそこそこ涼しいのです

そして、夕方くらいからは外の方が涼しくなるので木工仕事に切り替え

 

体感的に今年は6月下旬から夏が始まっている感じ

長い長ーい夏になりそうです

仕事のしやすい秋が待ち遠しい

 

 


 

 

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オクラと枝豆

2024-07-14 21:59:53 | 日記

夏野菜の収穫が始まりました


 

オクラと枝豆です

 

今年は例年より早く夏日が来たせいか

野菜たちの成長も半月ほど早いようです

 

太陽と雨と大地

自然の恵みはありがたいです

おいしくいただいています!

 

 


 

 

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木育 × 職場体験学習

2024-06-06 21:45:21 |  木育

職場体験学習と木育を組み合わせて


 

中学生と一緒にシューズラックをつくりました

 

材料:島内産材の地杉

塗装:オイルフィニッシュ(自然塗料)

寸法:H 1350mm  W 1000mm  D 315mm

収納:上履きシューズ 32足

 

 

職場体験学習の日数は2日間

受け入れた生徒は2名

限られた時間の中で全ての工程はできないので

今回は主に棚板の加工をしてもらいました

 

刃物や機械を安全に正しく使うため細心の注意を払いながら作業を進めます

その様子を紹介

 

 

手押しカンナで板材の反りや歪みをとって平らにしていきます

怪我しないよう手指の位置や体勢を指導

 

 

ドラムサンダー

割と安全で単調な作業ですが、油断大敵

よそ見をしていると指を巻き込むこともあります

 

 

板剥(いたはぎ)はビスケットジョインターで

機械を自分の身体に馴染ませることが大事

 

 

ジョインターで溝を掘ったところにビスケットを叩いて埋め込んでいく

 

 

板剥した後の目違いをノミで斜めにスライドしながら払っていく

刃先が材に食い込まないよう、表面をそっと撫でるように・・・

 

 

ベルトサンダー

スイッチを入れる前に体の動きを何度もシュミレーションして練習

電動工具はヘソの前、顔の下に持ってきて、腰と連動しながら動かす

コツを掴めば、軽快にリズミカルに扱うことができます

 

指矩(さしがね)で墨付け

誤差は0.5mm以内で

 

 

スライド丸ノコで棚板の寸法カット

こちらも誤差0.5mm以内で

 

トリマーでR加工

電動のハンドツールは手の制御に神経を使います

あまり無理をして深追いしないように

 

 

手カンナで面取り

カンナの持ち方、手の力加減、引き方など

体が覚えるまで何度も指導

 

あっという間の2日間

たくさんの道具と機械を使って加工してもらいました

初めての作業が多く、大変疲れたことと思います

よく頑張りました

 

残りの加工・組み立て・仕上げはこちらでして

いよいよシューズラックの搬入と設置

 

設置場所は中学校2階のパソコン室

重量は正確に測っていないけど恐らく40kgくらい

階段を上がるのは4人がかり

最後は2人で教室へ運び込みます

 

 

設置完了!

棚の上には記念に名入れのプレートを設置(担任の先生からの要望で)

 

後日いただいた2人からの職場体験感想文には

道具や機械の扱い方を教えてくれたことへの感謝

難しかった作業について

2日間とても楽しかったなどなど

 

職場体験学習で学校の備品を地域材(地杉)で製作する体験

本人たちにとって良い経験となったことと思います

作ったシューズラックはこの先、何年何十年と

多くの生徒たちに使われていくことでしょう

 

木のものを通じて

森、自然、環境、

引いては人と地球について考えるきっかけになれば嬉しい限りです

 

この木育プログラムは、屋久島町木育推進事業を利用して実施しました

引き続き、本年度も木育の普及と推進に頑張っていきます

 

 


 

 

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