聴覚過敏とは
「音がつんざくように耳に響いたり、耳を覆いたくなるほど大きく響いて聞こえたりする状態」とのこと
具体的な聞こえ方、感じ方は人それぞれで一様に言えないのですが、
一例を挙げると、
10m先の音が耳元でダイレクトに聞こえる感じ
耳元だけでなく、その遠くの音が頭の中に直接響く
音と共に不快感だけでなく苦痛も伴う
それまでの思考が飛んでしまう
作業に集中できなくなりストップしてしまう、ストップせざるを得なくなる
身体的、精神的に大きな負担を与え、日常生活に支障をきたす
「特別支援学級に木育を」
というブログを5月にアップした後、
木育とどう繋げていくか、ネットや本などで様々な障害事例、特別支援学級、特別支援学校をとりまく現状や課題などなど少しづつ読んでみたりした。
そして聴覚過敏について、少しの知識を得たつもりであったが実際には想像を超えていた
というのも・・・
7月の上旬に耳や頭がボーっと、または、ポーッとしたのが3日ほど続いた後、
急激に強烈な眩暈と吐き気で1日半寝込んでしまった。
その後は寝込むほどの重い症状は出ていないが、運転ができない、機械作業ができないような中程度の症状がたまに出るくらいで今日に至る。
ほぼ毎日、大なり小なり難聴に伴う何らかの症状がでている。
(上記の一例は、聴覚過敏が出ている時の私の症状)
難聴といえば
耳の聞こえが悪いだけで、木工仕事にはさほど支障が無いように思われがちですが、
実はそれ以外の症状として、めまいや頭がボーッとすることが多々ある。
この頭がボーッとするのが結構厄介で、思考力が低下して頭が回らない。
例えるなら、車で高速道路を走りたいのだが、エンジンの回転数が上がらず、30km/h しかスピードが出ない感じ
デザイン、創作をする仕事柄、この症状が出るのはもどかしい
さらに付け加えると、集中力も損なわれている状態なので、危険な機械作業で事故のリスクが高まること
大怪我をしては元も子もないので細心の注意を払わなくてはいけない
病院に行ってみたら
騒音性難聴と言われ、聴力検査の結果、高音だけでなく低音の聴力も落ちているのが引っ掛かるようなことを言われた。
この聴力の損失は、長年、騒音(木工機械音)に晒されつづけ、
且つ耳の保護しないできたのが原因と思われる。
自分は大丈夫だろうという驕りが祟ったのだ。
今思い返せば、細かな作業をする時、機械に顔をなかり近づけて作業することが多かった。
機械によっては、耳をつんざくようなすごい不快音を我慢していた。
病院の先生曰く、今後耳をちゃんと保護しないとこの先どんどん聞こえが悪くなっていくとのこと。
つまり聴力は治るものでなく難聴は進行していくものとはっきりと言われた。
表題の聴覚過敏については、この難聴に伴う一つと思われる。
対処は
とりあえず飲み薬を数種類処方してもらったがあくまで症状を和らげるもの。
病院は病を治してくれるところと思っていたが勘違いしていたようだ。
今まで健康でいれたことに感謝するべきである。
今後は
耳を労わろう・大事にしよう
① イヤーマフをこまめに使う
イヤーマフは何気に3年ほど前に購入していた
今思えば、この時にちゃんと対処しておけば今のようにはならなかったのかもしれない
② ノイズキャンセリング付きのイヤホンを購入
たまたま今年の初めに結構お高いものを買った
これは単純に機械騒音の中でも音楽を聴こうと思ってのこと
難聴の症状が出てからは高性能のノイズキャンセリングに驚きと有り難みを感じとても重宝している
そして、
せっかく難聴になったのだから、
これを生かし、難聴にも優しく寄り添える木工・木育を考える良い機会と前向きに考えたい
もともと「屋久島木工木育デザイン」は、障害者や高齢者にも幅を広げていこうと思っていたところ
とはいうものの、実際は、難聴の症状に結構辛い日々もあり仕事がなかなか進まず大変なのですが、気長に付き合っていくつもりです
屋久島木工木育デザイン
代表 福島晃 木育インストラクター
youtube: 屋久島木工木育デザイン
mail : ymmdesign9@gmail.com
家具製作ブログはこちら→「福島木工家具店」