2週間前に開幕した「大つけ麺博」は、昨日で第二陣を終え今日から早くも第三陣に突入。
今回も健康を考えて以下の10店舗中5店舗程度に絞っていく方針です。
第三陣は特に東京からの出店が多く、実店舗に行ったことがあるのは「鬼そば藤谷」だけ。
しかも、その「鬼そば藤谷」も通常の店舗で販売しているメニューではなく、このイベント向けのメニューで出品しており非常に迷うところ。
今回は、以下のお店は諦めることにしました。
・ここ2年はラーメンでしたが、今回はつけめんのため気になっているものの、あまり得意ではないがっつり系の「ハイマウント」
・いつもは鶏白湯のお店が今回は全く違う味で勝負してきましたが、ブラック系のしょっぱさが苦手なので「気むずかし家」
・今回つけめんに変えてきましたが、昨年「ロブスター味噌ラーメン」を食べた「鬼そば藤谷」
迷っているのは、昨年も頂きましたが煮干しの効いた豚骨魚介で昨年大変美味しいと感じた「亀戸煮干中華蕎麦つきひ」と、昨年は淡麗系ラーメンの出品で食べなかった「焼き干し中華そば 澪つくし」。
今日は上記6店以外の3店を頂いて、あとは次回出陣で考えるとします。
まず向かったのは静岡から出店の「RAMEN VILLAGE CAFÉ」。
今回は3店が出店している昆布水つけめんの内の2店め。
オープンと同時に向かったのですが、開門時に並んでいた自分の前の7人はばらけ、この店に2名並んだので3番目をゲット。
ですが、最初の麺茹でに時間がかかったのか、提供まで16分待ちでした。
頂いたお勧めの食べ方の上をまずは一読。
あ、出品作の全体写真を撮り忘れました。
出品作は「濃厚昆布水つけめん~極~」。
まずはお勧め通り昆布水に浸った麺をそのまま。
昆布水の量は余り多くなさそうなので、底の方から麺を引きずり出すのが良いです。
昆布のぬめりでちゅるんと舌触りも良く、昆布の香りで美味し。
全粒粉を使っているので小麦の香りもしっかりしますね。
ただ、歯応えはギュっとしたのを期待していましたが、そばのような歯切れ感がある食感でした。
続いては塩で。
塩はつけすぎないように、先っぽにちょん、ぐらい。
昆布の風味も小麦の香りも変わらないので、正直塩味があるかないかだけですけどね・・・。
ではつけましょう。
鶏豚の清湯のつけダレが適度に絡んで美味し。
醤油ダレの味付けはどちらかと言うと抑え目の部類で、その分出汁の旨味も引き立ち、麺の小麦の味もしっかり感じて美味しいです。
つけダレには粗切りのネギの他に牛肉も数切れ。
麺のトッピングには肉団子と
小ぶりですが生のホタテの貝柱。
低温調理と思しき肩ロースチャーシューと、バリエーション豊かで良い感じ。
チャーシューは肉質がしっとり仕上がってお手本レベルの出来。美味いです。
ラストはスープ割りを頂きます。
これまたこだわった材料を使っていますね。
ほぉ、なるほどこれはありがたいアドバイス。
倍量位に割ったスープ割りを頂きます。
おぉ、これは和風の味わいで美味い。
塩味が引っ込んで出汁感がしっかり感じられて美味いです。
自分が食べ終わった頃には、並び列が20~30人にはなっていたでしょうか。
言った時間帯では間違いなく人気No.1 でした。
続いては東京から出店の「Japanese Spice Curry WACCA」へ。
出品作は「無水つけ麺 鶏」。
本当に無水で鶏だけでできるものなのか、野菜が無いと厳しいのではと思いますが、パンフの説明では鶏100%だそう。
ちなみに、お店ってカレー店なの?と思ったらやはりカレー店で、提供しているつけ麺が人気で今回出店にいたったようで。
おっと、看板に食べ方の紙が貼ってあるので、よく覚えておかないと(苦笑)。
と言っても、有料のグリーンカレーを頼まないなら、まずは麺を塩で、そしてつけ肉を絡めての2段階なので、焦って覚える必要はありません。
並びは自分が10人め。
これなら10分から長くて15分くらいかなと思っていましたが・・・。
列が進むのがやたら遅いです。
5人進んだ時点で既に15分経過。
残り3人くらいになったころには後ろを見たら12人いたので、自分以上に待っちゃうのでしょうね。
オペレーションをよく見ていたら、麺茹では1人前ずつ行っているようでした。
何でそんなことを?と思ったら、さらに左奥では麺生地をパスタマシーンでその場でカット、重さを測って麺茹でに一玉ずつ渡す人で二人もいます。
しかも、茹で上げた麺も重さを測っていたようですが、茹で前だけで良いのでは・・・?
何はさておき、30分待ちで出品作「無水つけ麺 鶏」をゲット。
麺は超幅広の多加水麺。
ただ、「超多加水」と書かれていたので、かなりのもっちりを期待しましたが、生地が薄いのでもっちり感を味わうほどではないような・・・。
正直に言うと、”薄いきしめん”って感じです。
お勧め通り塩で頂きます。
オーションらしい風味が感じられます。
オーションと言えば、ゴワゴワワシワシ系に使われていることが多いですが、多加水で製麺することでツヤツヤになるもんなんですね。
そして、麺をしっかり「つけ鶏」にからめて頂きます。
おぉ、スパイシーでカレー風味。
頂いたときに香りで気づいてはいましたが(苦笑)。
無水ならではのドロ感でしっかり幅広麺に絡んできて、良い組合せですね。
繊維状になるまで煮込まれた鶏肉も麺に絡み、これまで味わったことのない食感のカレーつけ麺です。
ただ、トッピングは全くなくて、スープ割りも有料のグリーンカレースープのみ。
なので、グリーンカレーを購入していないため、写真も感想も以上になります。
正直、1,000円でこの内容、このボリュームと言われるとどうなんでしょうねえ。
材料と調理工程を考えたら、結構な量の鶏肉を膨大な時間をかけて煮込んだと推察されるので致し方なしかなと思いますが。
続いては3食目に行こうか迷いましたが、「WACCA」がボリュームもそうでもなくて、スープ割りもなかったので、胃袋は腹八分目よりもう少しスペースがある感じ。
もう一軒行っちゃいましょう!
と言うわけで、長野から出店の「麺屋どんく」へ。
出品作は「地鶏と鴨の信州つけ蕎麦」。
見た目的には本当に蕎麦粉を使った蕎麦なのかと思うようなルックス。
待ちはたまたまいなくてすぐお店の前へ。
「今日は何杯目ですか」と明るく話しかけてくれるスタッフ。
「三杯目です」と答えたら、「当店のつけめんはさっぱりしているので、三杯目でもスルスル行けちゃいますよ」と。
はい、そう思って選びました。
こちらは見込みで麺を茹でていたのか、わずか2分ほどで出品作「鴨と鶏の信州つけ蕎麦」をゲット。
麺はふすまの入った中太麺。
もっちり食感で小麦の味がよくわかる美味しい麺です。
つけましょう。
おぉ、鶏の出汁と醤油ダレのバランスが良くて、あっさりしてますが美味い。
こちらも塩味を抑えめにしているので、つけダレに漬けても小麦の味わいがしっかり感じられます。
麺の味を楽しむ日本蕎麦をオマージュした味わいです。
油膜もそんなに多くないのでよりさっぱりな感じ。
つけダレには歯ごたえのあるひき肉。
ただ麺に絡んでこないのは残念ですが、鴨チャーシュー意外にも具があるのはうれしいですね。
しっとり仕上げた鴨チャーシューはなめらかな肉質で美味し。
味変はわさびと一味。
まずはわさびで。
おぉ、この味変好きかも。
よりわさびの風味がほど良く聞いてよりさっぱりに。
一味はピリッと引き締まって良いですが、個人的にはわさびの方が合うと思いました。
つけダレに沈めて温めておいた鴨肉にわさびをチョンと。
これでおちょこ一杯飲めますw。
そしてラストはスープ割り。
スタッフの方に注いでもらいましたが、30mlくらいのかなり小さいレードルで注いでいました。
元々塩味が抑えめなのでこれでも美味しいのですが、もう少し割スープを多くしてもらえると、塩味が引っ込んで出汁感がアップして、温かさも戻るのかなあと言う気もします。
鶏の旨味とバランスの良い醤油ダレの味付けで、小麦のしっかりした味わいの麺を美味しく頂けるつけ麺でした。
10月は20・21・22食目で、2023年通算140食(98すすり32つけ10まぜ)になりました。