それは・・・
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目玉・・・?!
そう、目玉です。
しかもマグロの目玉。
その大きさたるや・・・。
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10円玉の5倍以上はあります。
となると、直径は推定10㎝。
どうやって食べるかですが、やっぱり煮込むしかないでしょうね。
というわけで、お湯を沸かして、1カップぐらいのお酒、ネギの青い部分、ショウガで煮込み開始。
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うわ、すごいアク。
目玉独特の魚のにおい、いわゆるDHAを多く含んだ、悪く言うと生臭いにおいがプンプン。
煮汁があまりにも濁るので、一度鍋からボウルにあけて茶こしで濾しましたがそれでも濁りは取れず、仕方ないのでそのまま醤油・砂糖・味醂で味付け。
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まあ、これで食べられる味になったと思いますが・・・。
そして、今日の夕食はいっしょに売られていたマグロの希少部位を頂きます。
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マグロのほほ肉のステーキです。
ブロッコリー、カボチャサラダ、山芋のきんぴらを添えました。
ほほ肉は焼く前に塩を振って冷蔵庫で寝かせ、フライパンにバターを多めに引いてニンニクスライスを焼き、そのバターで両面じっくり焼くだけ。
で、その出来栄えは・・・。
すんごく美味い!
とろけるような食感に、マグロの旨味がガーリックバターで増幅され、思った以上の美味しさです。
そして、いよいよ目玉を頂きます。
ちょっと煮込み過ぎたのか、中がほとんど空洞になってしまいました・・・。
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奥の方にわずかなゼラチン質が残り、眼球を動かす筋肉らしき部位。
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頂くと・・・。
おぉ、これは美味い。
ほほ肉のステーキと違い、和風に煮込んだので味はあっさり目ですが、味が程よく染み込み、何より筋繊維の弾力と旨味が良いです!
こういう癖の強い食材を頂くには、やはりしっかり味の日本酒が良いですね。
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「ふなぐち菊水」です。
目玉は2個あるので、もう1つをお代わりです。
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こちらは目のいわゆるレンズ部分のゼラチン質は原形をとどめてくれました。
真ん中の白い球は硬くて食べられませんが、レンズはプルンプルンで美味しいです。
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ほほ肉と目玉の希少部位コース、堪能しました。
今回、そのスーパーにはほほ肉と目玉が3組売られていました。
どうやら、頭が3つ入荷したのですかね。
しかし、もう一つの希少部位、頭頂の肉はどこに行ったのでしょうか・・・。