この週末は初夏の台風2号が日本列島近くまで来る影響等々で大雨になるようです。
最近「線状降水帯」とか、「xx級の大雨」という言葉を気象予報で聞くようになりました。
強い雨をもたらす積乱雲は、短い時間に強い雨を降らせる特徴があると中学の理科で習いましたが、線状降水帯は数十㎞から数百kmに渡って積乱雲群が発生するため、数時間にわたり強い雨が降るそうです。
その結果「警報級の大雨」とか「災害級の大雨」が降る可能性がある、と気象予報やニュースで話しているのをよく聞きます。
じゃあ、「警報級」の目安って何?とか「災害級」の目安って何?と思いますよね。
具体的に「1時間に~㎜の雨なので水害や土砂崩れの可能性がある」と言われた方が数値化されてわかりやすい気もしますが、どうやら良く聞く「大雨警報」は1時間に何㎜とう目安ではないそうです。
地表面の排水能力を超えた雨による浸水害の発生のし易さを表す「浸水害雨量数値」を超えたり、大雨で土壌中に水分が溜まることによる土砂災害(がけ崩れ)の発生のし易さを表す「土壌雨量指数」を超えると、「大雨警報(浸水害)」や「大雨警報(土砂災害)」が発令されるそう。
その「浸水害雨量数値」と「土壌雨量指数」が地域により違うため、同じ雨量でも大雨警報が発令されたりされなかったりするようです。
俗にいう「バケツをひっくり返したような雨」は1時間に30㎜以上~50㎜未満を指すらしいですが、このレベルで道路が川のようになるため、これ以上だと注意報や警報が発令される可能性があると考えたほうが良さそうです。
ちなみに警戒レベルで言うと、注意報<警報です。
大雨注意報は警戒レベル2、大雨警報(土砂災害)は警戒レベル3で、警戒レベル3になると外出を控え、非難の準備をした方が良いそうです。
警戒レベル4になると自治体から非難を指示されるそうです。
今日は私も在宅勤務でしたが、時折「バケツをひっくり返したような雨」が降っていました。
大雨注意報は出ていたようですね。
今後はこのような区分を良く聞いて、行動するように心がけたいと思います。