…それからはいろいろな点で条件に恵まれ、まるでたまっていた幸せが次々と天から降ってくるようで、私は驚いていました
まだ頼りない新米主婦でしたが両親にもひと安心してもらえて、ほんとによかったと思いました
…しかし私にはまだ隠れた悩みがありました
それは、例の悪意や厭世観の切れ端が、頻度も程度もずいぶんましになったのですが、数日に一回、ふと数分間だけ発生して嫌な思いをするのです
悪意については変わった特徴があり、原因もなく何も思っていないのに、
いきなり眉間の内側に3センチ位の塊が発生したように感じ、
それが憎悪のような気で、中からぐーっとふくらもうとしてその圧力がものすごいのです
私は誰かにこの悪意の影響がもし及ぶといけないからと恐れて、表情には出さずに、懸命に内側へ気力で押し戻していました
数分、せめぎあいが続いた後、それは中にしぼんで消えるのです
…おかしいと思いませんか?
でも当時習い性になっていて、私はまたか…とうんざり思いながら引っ込めていました
厭世観(自○志向)の方はただ浮かぶだけですが、うっとうしいものです
これも、特にきっかけもなく起きるのですが、私はいつも否定してやり過ごしていました
…わたしの悩みは何年経っても、なかなかその現象が消えないことでした