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氷月神示 他の暗号解読編 347

国之常立神より皆様へ

では、又今日のお話ですね
どうぞ

翠(=イブ=ミロク)
(これは、私の記録ノートにはほとんど書いていないエピソードですが、今回初めて詳細を思い出しました)

…私は従兄のコーンドラーントとたまに会うと、親しく話すようになった
互いに何か惹かれるものがあり、少しだけ年上の彼と私は、兄弟のような感じも芽生えた
ある時、光の少し入る洞窟で2人で座って話をしていた
コーンドラーントはほおづえをついて、右にいる私をおもしろそうにじっと見ているので、
「なんだ」と私は言った
「いや、かわいいと思ってな、」
いたずらっぽそうに言うので、
「女みたいに言うな、」
と私は反発した
すると、コーンドラーントは日陰で目の表情を真面目に変えて、後ろ寄りに背を正した
黙っているので、不思議に思った
「いつかは結婚せねばならない、」
と彼は遠くを見ておごそかそうに言った
「それはそうだ、」
私は相づちを打った
「お前みたいなやつがいい」
と言うと、彼は私の上にかぶさるように腕をついて、わざと見つめたので、私は驚いて、
「な、な、生意気言うな、 お、お前なんかと結婚するやつがいるか、」
と、支離滅裂なことを言った
照れくさいというか、彼の真意がわからなかった
コーンドラーントは、私を見下ろしてふっと皮肉そうな笑みをもらすと、横を向いて、
「…俺にだって、求婚してほしいと思う(=俺を思慕している) 美女はいるんだよ、」
「ふうん、そうか、よかったね、」
と私は半ばやけくそに言った
私にもたびたび、親戚の女性との婚約話が出始めていたので、なんとなくいらいらしていた矢先だった
何か、違和感があったのだ
自分には他にやることがある、と言う気がしていて、気が進まなかったのだ
もちろん、父の後を継いでバラモンの神官になる勉強をする運命だった
それは、従兄のコーンドラーントも同じだった
彼は、私よりはまだ、神官になることに抵抗はないようだった
私は間を置いて、言った
「…別に美女でなくてもよいが、優しい女性だといいね、お前を持ち上げてさ、」
「もちろんさ、それが望みだ」
と、コーンドラーントが言い、再び仰向いて寝転び、腕枕を組んで、はあっとため息をついた
それからちらっと私を横目で見、
「お前は不思議なやつだよ、」
と言った
「どうして? どうしてさ!」
と、私は急におもしろくなって体を起こした
彼はこちらを向くと、あきれたように、ふっと又笑みをもらして、
「…不思議だから不思議だと言った
それ以上の意味があるか、」
私がけげんそうにしていると、つけ加えて、
「…まあそうだな、お前が見ているのは、世界の果てだとする、
俺が目の前の川を見ている時にな、」
「なんだそれ!」
と私は驚いて言った
「つまりだな、お前ほど世離れしているやつはいないってこと、」
と言うと、彼は私の鼻先を指でコツンと突いた
「やめろよ! 失敬だな!」
と私は彼の手を払いのけた
とは言え、彼が私に親近感を持ってくれているのは、嬉しかった
このまま親友のような関係で、神官になっても、結婚しても、長くなんとかつきあいが続けられるといいな、と思った

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