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氷月神示 他の暗号解読編 349

国之常立神より皆様へ

では、次ですね
その後、どうなりましたか

翠(=イブ=ミロク)

はい、私は非常に圧倒され、お釈迦様の話をもっと聞きたいと思いました
そこで、数日後、今度は家庭教師のスートンナンに言わないで、こっそり1人で静かに出かけた…
町では噂で持ちきりで、あのお釈迦様は聖人だとか、いや、ただの出家人で道楽者だ、どうせ元は他国の王子だし、とやっかむ者もいた
それにもかかわらず、日に日に聴衆は増えていたらしく、今度私が説法の広場に行った時には、数倍にふくれあがっていた
どの人も鵜の目鷹の目で、お釈迦様の顔を見ようとし、ひしめきあっていた
(以下は、今回初めて思い出したことです)
ところで、私は顔見知りの男に出会いそうになり、あわてて群衆の中に身を隠した
その男は会計係であり、父の所に勤めていた
厄介なことになったと思っていると、今度は右隣にいた若い美女が親しく私の右手を握った
突然のことで何かわからないでいると、女はウインクして見せ、
「あなた良い男だから、おいで」と言った
ふらちな女がたまたま通りがかり、群衆に行く手をふさがれていただけらしい
私は、頭に血がのぼり、思わず平手を食らわそうとしたが、ここで騒ぎを起こしたら、お釈迦様にも申し訳ないし、くだんの会計係の男に見つからないとも限らない
そこで、思い切り不快な顔をして、前を向いたまま、「去れ」と言った
女は手を離さず、見上げて小声で
「なぜ?」と言った
甘えるような調子で、私はもう我慢がならず、唇をかみしめると、女の手を握ったまま、会計係に見られない方向に向かって歩き出し、ぐいぐい女を引っ張って行った
…そして、群衆の輪から出ると、女の手を振り離し、その鼻先に指先を突き付けて、
「いいかーー、今度やったらーー、」と言いかけたら、チャリンと足元で音がした
実は、女は今で言う有閑マダムのようなもので、私の右手を握る時に、わたしの手のひらにコインを入れて挟んできたので、すぐに振り離す訳に行かなかったのだ
手をほどけば、コインが石畳の地に落ちて、群衆の注意をこちらに向けることになる…
それは、お釈迦様の邪魔をすることであり、知り合いの男にも勘づかれるかもしれないことだったのだ
だから、私も黙って人の輪の外に、彼女を連れて行ったのだ
それでも、輪の一番後ろの人は、音に気がついた者がいて、振り向いた
布をかぶった女は、悔しそうに右腕で自分の左腕の付け根を上からつかみながら、私をにらみ、
「ふん、こちらから願い下げてやるよ、オカ○野郎、」
ととんでもないことを言い、足元に落ちたコインをこちらに蹴っ飛ばし、
「くれてやるよ、拾うがいい、コジ○野郎、」
と暴言を吐くと、とっとと去って行った
やれやれと私は思ったが、今の醜態を人に見られていないかそっと辺りを見回し、すると、既にコインの音に気がついた1人のやせぎすの男がそばへ来て、私が振り向く前に、かがんで下に落ちたコインを、拾う所だった
男は拾い上げると、コインをつまんで見せ、へへへっと下から私を見上げて笑い、
「旦那のじゃねえんだよね、するってえと、これは、誰のものでもないわけなんだ、」とにやにやしながら懐にしまった
そして、足早に去った
ひどい目にあった……と思いながら、群衆の輪に戻ると、どこから見ていたのかお釈迦様は次のような話をされた

人の命はコインのようなものである
善にも使われ、悪にも使われる
全ては、その人の思い様だ…どうにでもなる
人が一生を終える時、その心は、何度でも生まれ変わる
人であったものが次は動物であったり、鬼になったりする……
全ては生きていた時の行動と思考による……ふさわしい身に生まれ変わるのだ…
コインが次から次へ人の手に渡るように、悪人に使われ、強欲者に使われ、清らかな人に使われ、権威ある王者に使われ、子供のように純心な者に使われ、母のような献身的な者に使われーー
その度に、コインは (転生のように変転し、) 輝いたり輝かなかったりする
腐臭を放ったり、ふくいくたる香料を内に秘めたりする……
それがあなた方衆生の生きざまである
そして、自分で生き方は選ぶことができる
今、どのように生きることが未来を決めるのか、次生を決めることができるのか、あなたが1枚のコインを思慮深く使うように、考えることである

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