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氷月神示 他の暗号解読編 47

国之常立神より皆様へ

10代のイブ=ミロクの翠さんは、「11月のギムナジウム」の話を読んで、トーマの辛くてもポーカーフェイスを装い、自制する態度に感心し、強い憧れを持った
(彼女は顔に出るタイプで、尊敬する母は顔に出さないタイプだったので、元々感情を抑制できる人への憧れがあった)
自制心を理想とする想いが、後に彼女がアダム=キリストから苦しい精神的訓練を受けた時や、覚醒し始めて沢山の心霊現象を体験した時に、周りへの影響をおもんばかって顔にもあまり出さず、沈黙を保つ態度となって活かされた

さて、このマンガは翠さんにとって、もう1つ別の意味があった…
それは、生き別れの双子同士の短い出会いと別れについての話の面だ
前に私は、アダム=キリストの大きめの分けみたまが翠さんの母で、アダムの双子の妹格であり、性格も似ており、翠さんを生み育てる重責を担っていた、
また、
イブ=ミロクの翠さんの大きめの分けみたまが大ヨハネと言い、双子の弟格で、彼女が使命を果たした後に友達として癒す役目を持っている、と言いました…
翠さんも大ヨハネも、近年アダムの手引きで幽体離脱を会得しており、互いに幽体でなら、会うことが可能だった
会うとすぐに双子の魂なので、2人は意気投合し、楽しく話し合うことができた
そして、翠さんは元来素直なのだが、サタン達を祓う使命のためにアダムから猛特訓を受けており、お祓いの時は穏やかな性格をねじ曲げて冷静で戦闘的にならざるを得ず、無理をしていた面があった
また、アダムからお祓いをできるために悪人の心理を理解せよと、若い時に擬似的妄想を浮かべさせられ、かなり心理的にダメージを受けていたので、それも癒す必要があった
翠さんは自分とそっくりな双子の性格の大ヨハネに会うことで、本来の自分を思い出し、取り戻していくきっかけになるのです…
しかし、昔の単純で無知でのんびりしていた自分に戻ることは、もうできない
数々のお祓いの戦いを経験し、最低辺の悪人や、サタンの心理を理解したからです…

で、今から数年前のことになりますが、一度だけ彼女は実際に大ヨハネに会う機会があった
その時は彼が仕事の関係で翠さんの住む地域の近くに出張し、会場で他の人達と忙しく立ち働いていた
翠さんは近くまで行き、仕事中の彼の姿を見ることはできたが、話をすることはできなかった
また、大ヨハネは神様から、絶対に彼女の方を振り向くな、直接見るなと言われていた
(なぜや!)
精神的訓練のためや
我々は、機会をとらえて時々いろんな精神的訓練をする……仲間に対してね、
それでこの時は大ヨハネは不承不承、従った
彼だって双子の姉のような翠さんの姿を、どんなにか直接見たかったろう、しかし彼は我慢した、
その代わりに神様は、仕事の合間に彼が幽体離脱して、翠さんの所へ何回か行くことを許された
2人は会って心で短い対話をしたり、翠さんは幽体の大ヨハネと共に少し歩いたりもした
それで彼女は満足だった
(注:彼らは幽体離脱しても、肉体内に残る一部の2重幽体を用いて、置いてある体を普通に立ったり歩かせたり、動かしていられる)
…そして彼女が駅から会場まで歩いて往復する時には、大ヨハネは幽体で飛んでやって来て、付き添い歩いてくれた…
今となっては、翠さんにはいい思い出や…
帰ってから彼女は気がついた
大ヨハネとの1日の邂逅は、あの「11月のギムナジウム」のストーリーと、展開がよく似ていた
(詳細は省きますが、イメージが似ていた)
人の多い所(=物語では寄宿学校)に行き、双子のような大ヨハネと出会えたが、ゆっくり話をする間はなく、(エーリクとトーマのように、) 何度かの (彼は幽体での) 対面で終わり、最後は駅までの道で別れた…
(物語での最後のシーンは、駅から寄宿舎前の道が舞台になる)
…なんとなく彼女には物語のイメージと、その日あった事が細かく合致し、あのマンガがまるでその日の事を予言していたかのように、感じられたんや……
ともあれ、貴重な1日であった…

ですから、このマンガにはいろんな意味があるんですね、彼女にとって

そうそう、私がなぜ「11月のギムナジウム」についての暗号解読の時に、表紙に建物の写真を使わせたか、わかりますか
あれは、窓の多い写真でした
物語では、「窓」の存在がキーポイントになります
1. 教室の「窓」からエーリクが校庭を見ていて、サッカーをしていたトーマ達にアクシデントが起きる
「窓辺」のエーリクに気を取られたトーマが、ボールで少しケガをしたからで、それが遠因となり、午後に草地で2人が出会い、少し話すことができた

2. エーリクの自宅の「窓」から母が外を見て、玄関先に立っている少年を発見
エーリクと思い話しかけるが、後にトーマであったことが判明する…

ということで、窓はこの物語では、重要な役割を負っているのです…

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