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氷月神示 他の暗号解読編 375

国之常立神より皆様へ

前回、翠さん(=イブ=ミロク) がお話ししたことは、みなさんには奇妙に映ったことと思います
なぜそのような現象が起きたのか、また後でまとめてお話ししたいと思います
また、釈迦がなぜメッテッヤ(=ミロク) だけを呼び出して訓練するのか、これは以前からお読みの方には想像がつくと思いますが、また後で解説を加えます
今は、話の続きを聞きましょう

翠:
…この訓練の話はやはり、以前にはほとんど思い出したことがなくて、今回初めて浮かんだことが9割以上です
…ではまいります

それからお釈迦様は日ごとに私を訓練なさった
初めは私を座らせ、胸の前で左右の手のひらを向かい合わさせ、互いに吸い寄せたり離すようにすると、手のひらが次第に熱くなり、手のひらの間の空間に、何か形のない透明なものが出て生まれた
…それは気というものらしかった
それを両手でくるくるこね回し、1つの丸い形を作るのである
初めは気はふわっとしているが、その内 (何日も何度も繰り返す内、) 粘りが出てパン種のように伸び縮みするようになった
それを更に、球形にまとめていくのである…
これを完成させるのに、二年半かかった
いつもトランス状態 (半眼で、ぼんやりした状態) で何かに導かれるように両手を様々に動かすので、自分で考えてはできない
直感に従うしか、ないのである
後ろの小部屋に待機しておられるお釈迦様が、私の手の動きを黙って心で指導して下さっているようだった
それは、お釈迦様が来られない時でも同じで、遠隔操作のようにして、私の心に指示を出され、どのようにこねるのか、手の動きを誘導して下さった

また、それとは別に、違う訓練も行われた
最初に私はトラの幻を見たが、次からは様々な魔物、異形なものの幻が現れた
へびのようなもの、とかげのようなもの、ワニのようなもの、そして象のようなものまでーー
その度に私は恐れおののいたが、後ろの小部屋におられるお釈迦様から落ち着くように、心で指示があった
そして、祈れと言われた
これらの魔物の霊が成仏するようにだ
私はなけなしの知恵を振り絞って、迷える精霊が極楽へ行けるように、祈った
心を集中させるとうまく祈りの言葉が浮かび、一生懸命願え、すると今まで私をにらんでいた魔物たちはおとなしくなり、急にしゅうっと湯気などになり、昇天した
…それで私は安心した

その内人の姿の霊が現れた
ある日は戦士の霊のようだった
口から血を流し、猫背で細身で恨めしそうな眼をしていた
私は、懸命に祈り、昇天を願った
彼はにっこりなり、自分の剣をひざで折って、空高くへ上がった
剣の幻だけが残された
お釈迦様が、1つも残してはいけない、その剣も祓いなさい、とおっしゃった
そこで祈ると、剣だったものが髪の長い、白いこわい女の姿に変わった
どうやら、先ほどの戦士に昔殺されて、怨霊となり、彼にくっつき、彼の死後は剣の姿に形を変えていたらしい
女の平安を祈ると、昇天した

またある時は僧侶の霊が来た
偉い人かと思ったが、急に目がらんらんと光り、形相が変わったので未成仏霊だと思い、あわてて祈り祓ったら、霊は小さく縮んでしまい、それから普通の大きさのさわやかな青年の姿に戻り、昇天した

…そんな訓練を日毎少しずつ続けた…
私はお釈迦様から口止めされていたので仲間の誰にもその事を言わなかったし、気取られないようにしていた
お釈迦様がわざわざ時間をさいて指導して下さるのが、ことのほかありがたく、光栄だったが、うぬぼれてはいけないとも自戒した…
そして、これだけ教えて下さるのだから、それらを極めていこう、と思った…

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