こうして見ると、イブ=ミロクの翠さんの人生は、外からは普通の人とそれほど変わりないようですが、内実は奇妙な調子のアップダウンの変化が混ざり、はっきりした運の切り替わりがあるのがわかります…
アダム=キリストの霊が、彼女を気で操っているから、運の変わり方が極端だなどと、誰にわかるでしょう…
そして、アダムがそんな非情な訓練ができるものかと思う人がおられると思いますが、今まで何度も説明してきた通り、彼は天では宇宙よりずっと巨大な無形の智の気のもやであり、イブは無形の愛の気のもやだった (イブはアダムの体積の100分の1で、拡大すれば宇宙位の大きさ)
…だからアダムは、もっとはるかに広大な、無形の気のもやである親神様の命令で、古代から世界のほとんどの神仏を創作して幽体で変身し、演じてきたし、(彼は拡大縮小、変形、早変わりも瞬間的に遠くまで移動もできる、)
釈迦とキリストにも転生した…
のみならず、作戦で、偽の大サタン (サタンは皆、体高70cmの黒いしゃがんだ山犬風、顔は恨めしげでどう猛、手足はミニカンガルーのようで、足先としっぽはもう少し短い
おなかの袋はなし、) に化けて、あちこちにバラバラにいるサタン達を呼び集めては、グループ化していき、将来イブが人間に転生したら、2人で協力して祓う予定だった…
そして、それはうまくいったのですが、
それに備えて彼は大サタン、ベルゼブル (体高80cm) の姿の時は、いかにも恐ろしそうな表情を浮かべてあたりをにらみ、他のサタンより、多くの邪気を背負っているので重いというように、どし、どし歩き、まあ、ミニゴジラみたいな感じですね、
気の手品的トリックを使って、悪いことをしているように見せかけ、1度もサタン達に芝居を見抜かれず、(一瞬も気を抜くことなく、)
数千年以上の間、時折サタン達の前に姿を表しては、存在するふりを装ったのです…
だから彼は人をおどすのは朝飯前、いくらでもこわい幻の物やシチュエーションを、自分から出した気のもやを変形して作れます…
彼が弟子のヨハネに下ろした黙示録を見れば、怖くて怪しい雰囲気満載ですが、彼が大サタンのふりをしていたとわかれば、文章にそういう雰囲気を混ぜるのはうまいですし、恐ろしいハルマゲドンのフェイクの文章を作りつつ、中にイブに関する真の予言を暗号で混ぜていく手法も、理解できるのではないでしょうか…
「ヨハネの黙示録」の最後の方に、キリスト自身が、「私は明けの明星である」と謎のようなことばを語っている
普通は、明けの明星=金星=ルシフェル (昔堕天使となったサタンの名前)
ルシフェルは、私共の説では、古代にアダムが演じた熾天使の名で、後に堕天使ベルゼブルになった芝居をしてある
…だから、ルシフェル=ベルゼブル=アダム=キリストであるので、
黙示録のキリストのせりふと整合性がとれています…
アダムにとっては、たとえ魂の妹の翠さんであろうと、いや、だからこそ訓練に絶対手抜きはできないのです…
そうして、今から数十年前、翠さんは見えないアダムの課した訓練とは知らず、かなり嫌気がさしていたが、それでもまだじっと耐え、「ノイローゼ」は治ると信じていた…
G) 気概を取り戻す
アントワネットは数々の不幸に遭う内、精神が鍛練されたのだろう、自分の裁判の番になると、
大勢の革命政府の人々に囲まれ、次々と罪状を挙げられたが、(その多くはこじつけと言えるものだったし、死に値するものではない、)
自分で流暢に高度なユーモアすら交えて、全て弁明していったと言われる
だから、無罪にもなるかという印象だったそうだ
しかし、判決は最初から決まっていた
彼女は自分は無実だから、何も恥じることはないと言って、死んだそうだ
(処刑台に急いで上った時、刑吏の足を踏んでしまい、丁寧に謝ったという逸話がある)
さて、比喩的に見た場合、アントワネットの体験と少し似ている翠さんだが……
アダムの過酷な訓練が始まって5年以上がたち、翠さんは彼が毎日繰り返し放つ擬似的な憎悪や妄想、自○願望の誘惑の気を受けても負けず、静かに常に跳ね返してきた…
いつになっても変わらない状況に黙って我慢を重ね、治る希望を捨てなかった
だがある日、アダムは決定的な苦しみを彼女に与えた…それは、悪女になれというもので、彼は彼女をわざと限界まで操ろうとし、真面目な彼女は心で抵抗しつつ、ひどくこたえた
最初の一週間ほどでたまらなくなり、自分はやはり病気のようだから、母に相談して、医者に連れていってもらおうと、初めて思った
しかし考え直し、又一週間が過ぎた…
(この間、アダムは2度恐ろしい魔女に扮し、逆さまに空中に浮かんでおどしたので、彼女にはうっすらとその幻が初めて見え、妄想が浮かんだのだと思った)
そしてとうとう耐えられなくなり、寝ている時にとても苦しくて、
「お母さん、助けてえ!!!……助けてえ!!!」と、心の中で絶叫した
身体中がぶるぶる震え、まるで崖っぷちから落ちそうになって、絶体絶命で叫んだような、感じだった
…彼女は一度、死んだのだ……それぐらい、渾身の心の叫びだった
すると、空から見ていたアダムは彼女が全ての試練に合格したと悟った
彼が与えるあらゆる種類の邪気の圧迫を跳ね返し、更に訓練の初めの20才頃に、彼女を包んでおいた、ぶ厚い気の雲 (仲良しの母にも、誰にも辛さを相談するなという、孤独を推奨するかたくなな強い壁) をも、とうとう、気合いで彼女が突き破ったのを、見たのだ
そうだよ、マイ○レーヤ、(のんびりしたお人好しの性格の) お前に必要なのは、その必死さ、真剣さ、全力を挙げて物事に立ち向かう強い覚悟なんだ、とアダムはつぶやいた…
それで翌朝、翠さんが目覚めると、不思議と母に相談しようという気は失せて、落ち着いていた…
そして、自分を取り巻いていた分厚い灰色の幻の雲が離れて、水平に遠ざかるのが、初めて心の目で見えた…
アダムがほとんど全ての術を解いたのだ
以後、彼女は急に重しがとれたように気が楽になり、平常に戻っていった…
これが、瀕死の状態を擬似的に体験した翠さんと、最後に決然として死んでいったアントワネットとの類似点というと、言いすぎかもしれませんが、
どことなく2人のたどった人生の心の道は、スケールの違いこそあれ、折々に似ている気がするのです…
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