一昨日、モスバーガーの前を自転車で走っていたとき
路上で倒れている猫を発見した。
…轢かれたのか。
交通量がかなり多い通りで、見つめてる間も車はビュンビュン通り過ぎる。
私は用事があって急いでいたけど、その場にただ呆然と立ち尽くしていた。
猫の様子は、見てた位置からだと外傷はほとんど無いように見えたが
吐いたのか、どこからか流れ出た血がお腹のあたりで水たまりになっていた。
真っ黒で、手足だけ真っ白なその猫は靴下を履いているみたいだった。
何かのキャラクターみたいだと思った。
もしかしたらまだ息があるかも…
確認したいが、怖い。
すぐそばを車がビュンビュン通るのが怖いのではない。
猫が危険な病気を持っているかもしれないけれど、それも違う。
死を直視するのが怖い。
どうしよう…
どうしよう…
どうしよう…
気付けば20分くらいが経過していた。
その間、
猫はピクリとも動かない。
車はおろか、誰一人立ち止まらない。
無情さと非力さを痛感して、哀しくなった。
しばらくするとモスの人がゴム手袋をはめて出てきて
猫に近付いていった。
私はその後を確認することなく立ち去った。
結局何も出来なかった。
この時にはもう哀しみではなく怒りの感情に支配されていた。
ヘタレ過ぎる自分に。
猫を轢いて放置した人に。
見なかったことにしたみんなに。
猫ちゃん無念だったね。
人間を恨んでるかな…バカばっかりでごめんね。
帰りにもう一度、その場所へ寄ってみたが
そこにあの猫の姿はなかった。
道路の血はそのままだった。
いろいろな意味で猫ちゃんは私の心に深く刻まれた。
轢かれている動物に同情してはいけないそうだ。
死んだことに気付いてなかったり、
人間を恨んでいたりでついてきてしまうらしい。
でも、私は無理やわ。
ついてきてもいいって思ってしまう。
それで気が晴れるなら、その子の気持ちが救われるなら。
私は優しい訳ではないです。
むしろ人にはそこまで思えませんから。
ただ、無垢な動物を傷付ける人間が許されへんだけです。
少しでも不幸な動物ちゃんが減りますように。
車を運転する方は安全運転を心掛けて下さい。
猫ちゃん、天国で幸せに走り回ってね。
私も助けなきゃと思って近くにまで行ったんですが、死んでいると思われる猫を近くで見るのがどうしても怖くてその場から立ち去ってしまいました。そこも交通量の多い道でした。でも、やはりその猫の事が頭から離れず、回収センターも夜で空いてなかったので、警察署の方に電話で、交通の危険が増すという理由の元、回収をお願いしました。
ただ、結局は自分では何もできない情けなさを強く感じました。
たまたま、この記事を見て同じ思いをしている方がいる事を知り、投稿させていただきました。
乱文失礼しました。
コメントありがとうございます。以前の記事だったため気付くのが遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m
実はあれから別件でもう一匹見てしまったのですが…いつ見ても可哀想という感情と人間のせいでごめんねという気持ちで一日が暗くなってしまいます。
この日記を書いた猫ちゃんの現場も幾度となく通っているのですが、せめてもの罪滅ぼしとして通るたびにお参りし、心の中で猫ちゃんに今日も元気かい?などと話し掛けています。
はたから見たら少し怪しいでしょうか(^ ^;)あとは道路近くの危なげな猫ちゃんには注意するようにしています。
この世界から不幸な動物が一匹でも減りますように。。