水門
百瀬川扇状地の扇頂には、百瀬川本流に流す水量をコントロールする水門がある。
大量に流すと、下流まで水は流れるが、洪水被害の恐れもある。
水門で農業用水量と百瀬川への放水量が、配分される。
(2007年)
水無川の水
2007年6月29日、湖北山岳部は温帯低気圧の通過で大雨であった。
翌、6月30日、百瀬川はいつも伏流する扇央で、たっぷり水が流れていた。
農業用水として水田に流せば被害が生じるので、百瀬川への配水を増やした。
扇央はすでに伏流水が飽和状態であった。そのため、百瀬川本流への流量が多かった。
(2007年)
遊水池
百瀬川とは直接つながっていないから、貯まった水は、前日、遊水池に降った雨である。
百瀬川の洪水を引き受けて天井川の洪水を減らす、というところまで、工事は進んでいない。
(2007年)
落差工は完成
百瀬川の洪水を生来川に流す落差工本体は完成している。
しかし、落差工の切り取った堤防は遊水池の堤防であり、百瀬川の堤防ではない。
遊水池が百瀬川とつながっていないので、落差工には水が流れない。
(2007年)
トンネル
県道335号線は別名西近江線、トンネルで狭くなる。
トンネルを越えているのは、天井川としての百瀬川。左から右に流れる。
県道335号線を越えているのは、湖北バイパス(県道161号線)である。
(2007年)
天井川の水
百瀬川に流れた洪水は、2010年現在では、湖北バイパス直前、生来川に流れ落ちる。
鉄板の滝を流れ落ち、ヨシの中の生来川に合流する。
百瀬川から生来川へ(上図の望遠)
2007年6月30日。前日に野坂山地に大雨が降り、百瀬川に水が流された。
湖北バイバス手前で、百瀬川の水が、生来川へ落とされた。
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