抗ガングリオシド抗体のページを更新
- ギラン・バレー症候群(Guillain‐Barre syndrome、GBS) の血清中に各種ガングリオシドと反応する自己抗体が検出されることが明らかにされています。特にIgG抗GM1抗体はGBSの約半数に検出され、最もよく検査されています。抗ガングリオシド抗体は、健常者や他の神経疾患で検出されることはまれで、検出されても低力価です。また、発症早期から血清中に検出されるため、病初期におけるGBSの補助診断マーカーとして有用です。
血清中IgG抗GM1抗体の検出はGBSの鑑別診断に有用であり、GBSが疑われた時点で本検査を行うことで早期治療の開始、早期回復、後遺症の軽減が期待できます。
<出典:Wikipedia>