森の里ホームズのブログ

主要組織適合抗原複合体(MHC)

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 主要組織適合抗原複合体はMHC (major histocompatibility comlex)とも呼ばれます。細胞は主要組織適合抗原複合体(MHC)を発現し、そこにタンパク質の分解物のペプチドが結合しています。ウイルス感染細胞ではウイルス由来のペプチド(赤丸)がMHCに結合し、細胞表面に発現されています。一方、T細胞(Tリンパ球)は1つ1つの細胞が固有の抗原受容体(TCR)を持ちます。T細胞がウイルス抗原を認識するTCRを持つ場合、TCRはMHC+ペプチド抗原の複合体に結合し、抗原として認識されます。

クラスⅠ主要組織適合性抗原(MHC)は,そもそも自己と非自己の認識に関与している分子である。MHCにはMHCクラスIとMHCクラスⅡの2種類がある。人の場合はヒト白血球抗原(HLA)として知られているが,白血球のみならず多くの細胞表面に発現している糖タンパクで,2種類のポリペプチド鎖が非共有結合したヘテロ2量体である.すべての有核細胞はMHCクラスIを発現し,例えば細胞に感染したウイルスタンパクは細胞内で抗原性ペプチドとなりMHCクラスIのポリペプチドと会合しCD8T細胞により認識される。その結果感染細胞中のウイルス抗原はキラーT細胞により除去される。それゆえ生ウイルスワクチンは抗体の誘導のみならず,細胞性免疫誘導に大きく関与する。

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