携帯電話の分別収集、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種補助を実施‐3月議会傍聴記

3月議会傍聴記

　明和町の今年度の一般会計予算の総額は４７億６，８００万円（前年度比１．２％増）となります。町長は予算説明で前年同様に「７Ｋ」で事業の説明を行いました。

　①環境では分別収集を３８分別に増やし、こども園、小中学校、上下水道等の放射能を測定するとされます。

　分別収集では、新たに携帯電話も行うとされます。私は２００９年３月議会の一般質問で携帯電話の収集を取り上げましたが、やっと実現することになりました。

　②開発では、梨ワイン・ゼリー・ジュースを販売し、引き続き新たな商品を検討するとされます。

　③川俣駅周辺整備では、２０１５年度の完成をめざすとされます。

　④企業誘致では、凸版印刷の工場竣工を控え、企業誘致奨励金関係の予算を計上。新たな工業団地の造成と企業誘致を県・企業局と連携を図り進めるとされます。

　⑤健康では、健診事業で、腎機能検査（クレアチン検査）を取り入れ、予防接種事業では成人への麻疹・風疹ワクチン接種への助成を実施。健康指導事業としての元気アップ活動や高齢者の居場所づくり事業を進めます。

5年越し、8年越しの
早川の質問が実りました

　健診事業では、堀口議員の一般質問に対する答弁で、「水ぼうそうと高齢者の肺炎球菌ワクチン接種」も新規に行うことが明らかにされました。

　水ぼうそうは今年の秋から１歳以上を対象に無料で行い、高齢者の肺炎球菌ワクチンは４月から７５歳以上を対象に２，０００円を補助し、秋からは定期接種で６５歳以上を対象に５歳刻みに行うとされ、補助額は検討中とのことでした。

　私は２００９年９月議会で水ぼうそう、２００６年３月議会では高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種への補助をそれぞれ一般質問で取り上げましたが、やっと実現することになりました。

　⑥子どもへの「投資」では、不妊治療費助成、こうのとりメール、妊婦健診、出産祝金、チャイルドシート購入補助、こども園での保育室増築を進めます。

　⑦絆・協働のまちづくりでは、東日本大震災の被災地への協力、三重県明和町とのスポーツ、ゆるキャラを通じての交流等と述べていました。

　５つの特別会計等の予算総額は３０億７，０６０万円（前年比０．８％増）、５つの会計のすべてが全員賛成で可決されました。

　消費税増税関連では、４月から消費税率の引き上げに伴い、水道、下水道料金が値上げ。さらには、国に消費税を納める必要のないふるさと産業文化館の研修室等の使用料まで値上げされました。

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