ホセ・リサール

2009年10月09日 05時59分35秒 | 日記
金曜日



曇り
風あり。
スーパー・マルハチ大庄店で
フランスパン¥168・(15:55TM)
折に触れて1点買い。

ウチイケ氏と散歩を兼ねて、蟹を買いに中央商店街まで行く。
蟹1尾いただく。

さっそく蟹を2人で頂きました。おいしかったです。ありがとう。




ホセ・リサール

ホセ・リサール(José Rizal,1861年6月19日 - 1896年12月30日)は、
フィリピン独立運動の闘士にしてフィリピンの国民的英雄。
医師、著作家、画家でもあった。
志半ばにして捕らえられ、スペイン軍の手で銃殺されたが、
その意志は人々に受け継がれ、フィリピン独立の英雄として今も愛され続ける。

リサールが処刑されたマニラ湾を見渡す地は
現在、リサール公園(w:Rizal Park、ルネタ公園)として整備されており、
衛兵に24時間守られている記念碑があり、
緑も多くマニラ都心の市民の憩いの場所になっている。
また、リサールは1888年に来日しており、
1ヶ月ほど東京都(当時・東京府)内に滞在している。
これを記念して東京の日比谷公園にはホセ・リサール記念像が設置されている。
 ―フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』―



リサール青年は、十八歳の時、
スペイン語の文芸コンテストで、最優秀賞に輝いた。
さらに翌年の作文コンクールでも、最高点を得る。
しかし、授賞発表の段階で、彼の第一位は取り消されていた。
「嫉妬」による謀略であった。

これも、今なお多き卑劣なやり方である。
しかし、リサール青年は挫けなかった。
悪に支配された祖国が、
自分を正当に評価しないのなら、
世界に出よう!世界で、フィリピン人の真の力を示そう!
この勇壮な心意気で、彼は世界へ雄飛した。



ヨーロッパに渡ったりサール青年は、
すさまじい勢いで学問を続ける。
彼が生涯で学んだ語学は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語、ラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語、オランダ語、
ポルトガル語、アラビア語、ロシア語、そして(フィリピンの)タガログ語、
マレー語、サンスクリット語、中国語、
さらに日本語など、なんと二十二もの言語であった。



リサールが、
命をかけて、フィリピンの人々に訴えたことは何か。
それは、「強くなれ!強くなれ!」ということであります。
「賢くなれ!賢くなれ!」ということであります。
当時、祖国は、スペインの植民地。
「しぼりとれるだけしぼりとる」という方針のもと、
民衆はいつも権力者に利用され、聖職者に利用されていました。
リサールは、一生涯、この「権力の魔性」と戦い、
「聖職者の魔性」と戦ったのであります。
彼は、自分の最後の小説に、こう書きました。
「フィリピンに何の罪があるというのか?
罪があるというなら、侵略者たちよりも『弱い』ということだけだ」 
 だから、民衆よ、強くなれ!と。.
「奴隷になるな!人間というやつは、本性に悪を持っている。
だから、『黙って引っ込んでいる人間』がいれば、
その弱者に向かって、必ず力を乱用してくるものだ」。
だから、強くなれ!と。 



自分たちが強くなれば、
そこから「道」は、いくらでも開ける。
消耗するな。力をつけよ。
そのために、「苦労しよう」「働こう」と、
民衆に訴えたのであります。
彼は、民衆を信じました。
革命家である主人公に、こう語らせております。
「インテリは、ひとりも私を助けようとしてくれなかった。
学識のある階級には、恐怖と惰弱しかなかった!
金持ち階級には、利己主義しかなかった!
若い者たちには、無邪気さしかなかった!
私を助け、味方するものは、
山の中、追放された土地、
貧しい人々の間にしかいなかった!」と。
 ―〈リサールの小説は(『反逆・暴力・革命-エル・フィリブステリスモー』
   岩崎玄訳、井村文化事業杜)から趣意〉



処刑のとき、人々は、
彼があまりにも落ち着いているので、不思議に思いました。
銃殺隊に囲まれながら、ひざまずきもしない。
目隠しも拒否したのです。
「胸をねらって、撃ち抜いてくれ」彼の声も、
晴れ晴れとしておりました。
軍医は、「きっと見せかけにちがいない。
こんなに落ち着いていられるはずがない」と思った。
そして、リサールに近づき、
「脈をとらせていただいてもいいですか?」と言った。
リサールは、黙って腕を差し出す。軍医は驚いた。
「まったく正常です」脈拍は、平常通りだったのであります。
民衆に「強くなれ!強くなれ!」と訴えた彼は、
身をもって、模範を示しました。
そして、百一年前の冬の日の朝。
銃弾に倒れた彼は、体をくねらせ、「東」へと倒れた。
それは、
愛する祖国に昇る旭日を仰ぎ見るかのようでありました。
 ―〈カルロス・キリノ著『暁よ紅に』(駐文館訳、駐文館から〉―

 ※池田先生のスピーチより抜粋
   http://www.sokanet.jp



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