以前『小学生にも糖尿病検査「うどん県」香川が実施』というニュースを取り上げたが、その結果が報道されている。実施側の想定以上に結果が悪いようだ。炭水化物だけではなくペットボトル飲料の摂り過ぎも大きいのではないかと思う。そしてうどん王国香川県だけの問題ではなく全国的に近い割合で異常を示す子供達が多くなっているのではないかと心配になる。
これを受けて糖尿病予備軍に対する様な『カロリー制限』をベースにした食事指導が行われるのではないかと思う。糖尿病や生活習慣病が子供をも巻き込んで加速度的に増えつつある中で、従来の延長線上からはみ出ることのない対応で本当に大丈夫なのだろうか。みんなで頑張りましたが駄目でしたという結果が目に見えている。10年後、20年後、誰がその責任を取るのだろうか。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20130707000062
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県内小4の17%肝機能異常/生活習慣に課題
2013/07/07 09:33 四国新聞社・SHIKOKU NEWS
香川県内12市町の小学4年生を対象に昨年度実施した血液検査の結果、肝機能に異常がある児童が約17%いることが県の集計で明らかになった。また、脂質が高い児童も1割に上る。合わせて実施したアンケートでは、異常値を示した児童に毎日食事を満腹まで食べるなど生活習慣に問題のある傾向がみられた。県は結果を参考に児童や保護者を指導し、生活習慣の改善に生かす考えだ。
小児期から正しい生活習慣を身につけてもらい、糖尿病予防につなげようと、県は昨年度、市町が行う血液検査費用の一部を助成する制度を創設した。昨年度は6市6町が制度を利用し、糖代謝や脂質、肝機能に関する8項目での検査と生活習慣に関するアンケート調査を実施し、6743人のデータを得た。
集計の結果、肝機能の異常を示す「AST」や「γ(ガンマ)―GTP」などのいずれかで基準値を超えたのは男女平均で16・9%(男子18・0%、女子15・8%)。肥満傾向にあるのは男子11・7%、女子は9・3%だった。
また、総コレステロールや中性脂肪などの脂質で異常値を示したのは平均11・1%(男子10・3%、女子12・0%)。過去1、2カ月の血糖状態を示すHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が高く、糖尿病の疑いがあるか、リスクが高い児童は男子10・5%、女子8・9%だった。
アンケート結果をもとに四国新聞社が試算したところ、肥満傾向のある児童のうち「毎日満腹まで食べる」と答えたのは男子が4割、女子が3割だった。また、肝機能異常がみられる男子のうち、3割が「毎日満腹まで食べる」と答えた。そのほか、早食いや特別な運動習慣を持たないといった傾向もみられ、生活習慣と異常値の相関関係がうかがえる内容となった。
血液検査は本年度、全市町で行われる見通し。
結果を受けて対策を検討する「県糖尿病対策検討会」のメンバーで、香川大医学部付属病院糖尿病センター長の村尾孝児教授は「いずれの検査でも1割近くの児童に異常がみられたことは驚き。学校が児童一人一人の問題を的確に把握し、食生活を改善したり、運動の習慣を身につけさせるなど早いうちからの対策が必要」と話している。
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これを受けて糖尿病予備軍に対する様な『カロリー制限』をベースにした食事指導が行われるのではないかと思う。糖尿病や生活習慣病が子供をも巻き込んで加速度的に増えつつある中で、従来の延長線上からはみ出ることのない対応で本当に大丈夫なのだろうか。みんなで頑張りましたが駄目でしたという結果が目に見えている。10年後、20年後、誰がその責任を取るのだろうか。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20130707000062
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県内小4の17%肝機能異常/生活習慣に課題
2013/07/07 09:33 四国新聞社・SHIKOKU NEWS
香川県内12市町の小学4年生を対象に昨年度実施した血液検査の結果、肝機能に異常がある児童が約17%いることが県の集計で明らかになった。また、脂質が高い児童も1割に上る。合わせて実施したアンケートでは、異常値を示した児童に毎日食事を満腹まで食べるなど生活習慣に問題のある傾向がみられた。県は結果を参考に児童や保護者を指導し、生活習慣の改善に生かす考えだ。
小児期から正しい生活習慣を身につけてもらい、糖尿病予防につなげようと、県は昨年度、市町が行う血液検査費用の一部を助成する制度を創設した。昨年度は6市6町が制度を利用し、糖代謝や脂質、肝機能に関する8項目での検査と生活習慣に関するアンケート調査を実施し、6743人のデータを得た。
集計の結果、肝機能の異常を示す「AST」や「γ(ガンマ)―GTP」などのいずれかで基準値を超えたのは男女平均で16・9%(男子18・0%、女子15・8%)。肥満傾向にあるのは男子11・7%、女子は9・3%だった。
また、総コレステロールや中性脂肪などの脂質で異常値を示したのは平均11・1%(男子10・3%、女子12・0%)。過去1、2カ月の血糖状態を示すHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が高く、糖尿病の疑いがあるか、リスクが高い児童は男子10・5%、女子8・9%だった。
アンケート結果をもとに四国新聞社が試算したところ、肥満傾向のある児童のうち「毎日満腹まで食べる」と答えたのは男子が4割、女子が3割だった。また、肝機能異常がみられる男子のうち、3割が「毎日満腹まで食べる」と答えた。そのほか、早食いや特別な運動習慣を持たないといった傾向もみられ、生活習慣と異常値の相関関係がうかがえる内容となった。
血液検査は本年度、全市町で行われる見通し。
結果を受けて対策を検討する「県糖尿病対策検討会」のメンバーで、香川大医学部付属病院糖尿病センター長の村尾孝児教授は「いずれの検査でも1割近くの児童に異常がみられたことは驚き。学校が児童一人一人の問題を的確に把握し、食生活を改善したり、運動の習慣を身につけさせるなど早いうちからの対策が必要」と話している。
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