八重桜が散り、緑の葉が窓いっぱいに広がる、
その後も足りないものの買い物で忙しく動いた。
遅れていた私の荷造りを始める、
今思うと、タンスを処分したのは
私にとってはラッキーだったのかもしれない。
断捨離をしながらの荷造り計画が
ただただ集めて、ダンボールに詰めるだけになったが、
とにかく急いだ!夫が帰って来る日が近づく。
気持ちは戻らない、12年の長いような短いような、
さまざまな事を思い出す、
2年少し前に夫がアスペルガー症候群と気づいたときに
一つ一つ納得がいった、
そうなんだそうだったのか、ただの二重人格でなく、
発達障害、病気だった。
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雨の日以外は毎日、朝起きると、裏の和室の窓から始まる、
届かないところは重い窓ガラス、網戸を外して、
雨戸の戸袋、エアコンの室外機、物干し竿、
サッシュのレールはピカピカに、
窓ガラスは一点のくもり、汚れも気になる、
「朝食出来てるけど」
「食べたいなら一人で食べればいいだろう」そんなことになり、
お決まりの最後の窓ガラスに掛かった頃、
トースターのスイッチを入れ、ポットのスイッチを入れる。
朝食をはさんでお昼までの掃除が始まる、
外のフェンスを一本ずつ拭く、
お天気の良い日は二階のベランダを拭いて、布団を干す、
玄関、トイレの掃除、お風呂場、
私がやってもやり直す、だからやらない、
自分でやらないと納得できない、
キッチンも冷蔵庫チェックされる、
苦手なお料理を除いて、それ以外は私にはやらせない、
自分流にやらないといけないらしく、「やらなくていいよ!」と、
優しい言い方をするが、私には嫌な言い方に感じる。
留守の時以外は、すべて夫の仕事、毎日夕方まで続く、
毎日頭の中は今日はなんの掃除をするかいっぱい詰まっている。
掃除は趣味だとあきらめる、
家の中が綺麗になる、かまわない、
ただそのエリアを汚したり、
決まったところに決まったものが無いと激怒する。
友人知人達、親戚に貰ってもらうものを配る、
喧嘩になると、「ごみみたい物、何一つ置いていくな」
そういわれる、ごみ屋敷にしているわけではないが、
引き出しにきちんとしまってある物も夫にとっては
ごみ!に映る。
急げ急げ!