能書きを垂れてるうちは半人前 Ⅱ

日記療法的。もしくはボケ防止的意味合い。

8月15日

2010-08-15 | 日記
昼に病院。母親の昼飯の見守りをする。13時20分に出てフラフラ。暑い。浅草に行く。浅草寺を参拝しておみくじを引く。今日は吉。書かれていることほぼ全てに満足感。そんな日もある。で、浅草寺、本堂を覆っていた工事中の囲いが外れていたけれどまただ完成したわけではないみたい。しばしブラブラ。例によって吾妻橋上からスカイツリーを写真撮影してから川辺に建つウンコビル(アサヒ・アートスクエアー)でインドから来たデバシシュ バタチャルヤを観る。シタールとダルシマとワイゼンボーンを足して3で割ったようなスライドギターの演奏を堪能。17弦とか使った前衛純邦楽的に考えれば純新インド音楽。電子楽器やボイスにドラムも絡んで意外と西洋音楽的な音階もあったりしてかなりモダーン。面白かったな。会場で知り合い3名と遭遇。みんな好きモノだねと思う。バスで帰ろうと停留所で並んでいたらおじいさんからなぜか話かけられる。今日は無声映画を見てきたという。弁士が付いたのかと聞けば弁士が付くと観覧料が高くなるから付かないと言う。映画の場面場面の換わり際に台詞の書かれた映像が映るヤツだと言う。浅草で無声映画を観せる所があるのかと聞けば、浅草じゃなくて京橋で観たと言う。フィルムセンターだと言う。今日の出し物は「滝の白糸」。入江たか子は知ってるかと聞かれ、「化け猫」と言ったらそれは全盛期を過ぎた後の役だと少しだけムッとされたように感じた。どうやら入江たか子の相当なファンらしい。そして話は原作者の泉鏡花へ。鏡花のような考えの人が今の時代は政治家にならなければだめだと強調されてしまったのだけれど、そこでバスが入ってきて話が途切れた。84歳だと言っていたのだけれど、調べてみたらこの映画の製作は1933年。だとしたらこのおじいさんが6~7歳の時の映画だと云うことになる。少年時代のアイドルである入江たか子をこの猛烈な暑さの中、バスを乗り継いで観に行くおじいさんに最大限の敬意を表してしまう。バス降りてから蒸し暑い夜道を20分歩いて21時20分帰宅。背中イッパイ汗かいていたな。