今話の名セリフ:「僕は、人が輝くところを撮りたい。人の笑顔を撮った時、僕も笑顔になれるんだ。だから、りんかには、もっともっとプリチャンをやってほしい!」(青葉ユヅル)
「キラッとプリ☆チャン」第16話「心の迷いを抜けてみた!」の感想です。
~ オープニング前 ~
りんかがライブデビューした翌朝、クラスには多くの生徒達が集まっていました。
りんかのライブは、クラスメイト達に大人気でした。
オープニングは映像が一部変わりました。変更箇所については、ここで述べると少々長くなりますので、感想の最後に回します。
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
りんかのライブは多くの生徒達に好評でしたが、みらいとえもは「キラッとチャンス」にならなかった事に疑問を感じます。
ですが、すぐに2人は、自分達も最初は「キラッとチャンス」にならなかったとフォローします。
「そうそう! きっと、ほら、アレだよ! 機械の故障かなんかで、バンバン叩けば出たって! うん! 次は絶対!」
なるほど。その意見は一理ありそうだな。私は、ゲームで「キラッとチャンス」をやれる確率が体感で5分の1程度しかないと思ってますので、「バンバン叩けば出た」というセリフに「ああ、そうかも!」なんて思えてきちゃったよ。
よし! 今後、ゲームをやる時、リズムゲームが終わったら筐体をバンバン叩いてみるか! そうすれば、「キラッとチャンス」をやれる確率が8割くらいにまではね上がるかも!?(通報されても知らんぞ(笑))
しばらくして、りんかは、公園にアンジュがいるのを見かけました。すぐに、「リーン・カー」としてプリチャンに出た時に使ったサングラスをアンジュに返します。
「憧れを閉じ込めていた胸の小箱を開いた今のあなたには、もう必要なくなった。そういう事かしら?」
「いい事だわ。」
「ならいっそ、心のサングラスも外したらどうかしら?」
「心の・・・、サングラス・・・?」
「プリチャンでライブができるのは、番組で多くの人の心を動かした者だけ。さらにそのライブで一際輝きを放った者が、天空に瞬く星へと手を伸ばす『キラッとチャンス』に進める。」
「あなたのライブ、ようやく綻び始めたつぼみに宿る朝露が、陽の光を受けた時のような煌めきを感じて素敵だったわ。」
「けれど・・・、あなたが心にかけたサングラスが、あなたの更なる輝きを妨げている。」
「私には、そんな風に見えるのだけど?」
その夜、りんかの兄・ユヅルは、仕事でクタクタになって家に帰ってきました。りんかとユヅルは一言二言声を掛け合って、りんかは眠りにつこうとします。
その時、夕方にアンジュに言われた事が気になり、ユヅルに大事な事を話そうとしました。しかし、りんかは、ユヅルの疲れた表情を気にしてか、何も言い出せませんでした。直後、ユヅルはうたた寝。
りんかは就寝中、デビューライブの時の夢を見て楽しい表情を浮かべますが・・・、
「お兄ちゃんのバカ! もうプリチャンなんかやめちゃえばいいのに!」
「分かった。今日はもう、プリチャンはやめだ。」
「お兄ちゃん・・・。」
「でもさ、僕はやめたのに、りんかだけプリチャンやるのって、おかしくない?」
「やっぱりお兄ちゃんがプリチャンやめたのって・・・、私があんな事を言ったせいなのかな・・・?」
その翌日・・・、
「ねえ、みらいちゃん、えもちゃん。みらいちゃんには妹が、えもちゃんには弟がいるんだよね?」
「う、うん・・・。」
「野球の事しか頭にない可愛くないのだけどね。」
「もし・・・、もしだけど、妹や弟がプリチャンやめてほしいって言われたら、2人はどうする?」
「えもスペシャル・・・。」
「え?」
「春太がそんな事言ったら、えもスペシャルでギューよ!」
「ああ、ギブギブ! 姉ちゃん、ギブ・・・。」
「ギブってもっと下さいって事? オラオラ!」
うーん・・・、実にえもい。とりあえず、えもスペシャルを食らいたいと思った輩は正直に挙手しなさい。(笑)
「みらいちゃんは?」
「え? うーん・・・。私は、絶対にやめたくないかな・・・。だって、プリチャンすっごく楽しいし!」
「でも、もし、ひかりに『お姉ちゃん、プリチャンやめて!』とか言われたら、ちょっとショックかも。」
「確かにショックかもしんないけど、こーんなえもえもな事やめちゃうとしたら、よっぽどの事がないと・・・。」
「だよね。理由はともかく、プリチャンをやめる事になったら、すっごく辛いと思う・・・。」
「そう・・・、だよね・・・。」
それから翌日、みらいは、昨日りんかが言っていた事が気になっていました。
少しして、みらいとえもは、りんかには兄のユヅルがいる事を思い出し、りんかはユヅルからプリチャンをやめるよう言われたのだと考えます。
「あたし、今からユヅルさんのとこ行って、えもスペシャルでギューってしてくる! んで、りんかに言った事、取り消させる!」
な、何!? えもスペシャルをかけるなら、俺にかけくれ! ついでに、チアリーダーの衣装を着てやって下さい!
・・・なーんて思ったヤツは、腹筋背筋1万回な。(笑)
「ちょっと待って、えもちゃん! そんな事したら、余計話がややこしくなっちゃうよ!」
「じゃあ、どうすんのよ? りんかがプリチャンやめちゃってもいいの?」
「そんな事は・・・。」
それからしばらくして・・・、
「え・・・、え・・・。ちょっと2人とも何やってんの!?」
「お願いします! りんかちゃんにプリチャンをやらせてあげて下さい!」
「一生のお願い!」
「えーっ・・・。」
おい、ユヅル。お前、今波に乗っているJCプリチャンアイドルに土下座させるとか、いい度胸してんじゃねーか。(違います(笑))
しかも、これ、めが姉ぇが見たら、修羅場になりそうだよな。面白そう・・・。めが姉ぇ、カモン!(笑)
その後、ユヅルは事情を聞き、りんかにプリチャンをやめろなんて言ってないと言いました。
とはいえ、妹や弟がプリチャンやめてほしいって言われたらどうするのか、という事には、心当たりがあります。それについては、後にりんかと話すつもりでいます。
「りんかはプリチャン、やめたりしないよ。」
Aパート終了直後のアイキャッチ
Bパート開始直後のアイキャッチ
~ Bパート ~
その夜、りんかは番組の企画を考えようにも、ユヅルに言いたい事を言えない迷いからか、何も思い付きませんでした。
そんな中、ユヅルが、話があると言って、りんかの部屋に。
「は・・・、話って何・・・?」
「今日、みらいちゃんとえもちゃんが、僕のとこに来てさ。」
「そっか・・・。じゃあ、2人は、私が変な質問をしたせいで、誤解を・・・。」
「みたいだね。でも、良かったよ。それで、りんかが何を気にしてたのか分かったって。」
「りんか・・・。ごめん・・・。僕がプリチャンをやめたのは、りんかのせいなんかじゃないよ。」
「ウソ! お兄ちゃん、私があんな事言ったから、それで・・・。」
「だから、そうじゃないって。僕が中学の時、タカヤとアユミとで組んでたグループあっただろ?」
「最初の頃は、みんな、とにかく番組に出たくてさ・・・。」
「それで、撮影役を押し付けあって。ジャンケンで決めたりしてたんだ。けど、僕、ジャンケン弱くてさ。」
「でも、何回か撮影役をやっているうちに気付いたんだ。僕はタカヤみたいに、歌とダンスは上手くないし、アユミみたいに、トークや仕切りが上手い訳でもない。」
「けど、そんな2人のいいところをバッチリ撮れた時、すっごく楽しいって!」
「それで、もっと上手く撮れるようになりたくて、カメラや撮影の事、勉強し始めたのだけど、これがなかなか奥が深くてさ・・・。本やネットで調べてるだけじゃダメだって思って・・・。」
「えーっ!? 撮影の勉強したいから、プリズムストーンで働きたい!?」
「お願いします! 下働きでも何でもしますから! ここで働かせて下さい!」
「ふーん・・・。何でもしてくれるのね?」
出たよ・・・。「プリティー」シリーズ最怖キャラの本領が。この人の名前、「ドS姉ぇ」に改名した方がいいように思えてきました。(笑)
「お兄ちゃん、それでプリズムストーンに?」
「昨日のりんかのライブ、僕も見たよ。」
「え・・・。」
「ライブをしていたりんか、今までで一番キラキラしていた。僕は、人が輝くところを撮りたい。人の笑顔を撮った時、僕も笑顔になれるんだ。」
「だから、りんかには、もっともっとプリチャンをやってほしい! 番組もライブも! それで、僕に、りんかがキラッと最高に輝いているとこ、撮らせてよ!」
「お兄ちゃん・・・。」
「いいかな?」
「うん!」
それから後日、みらい達はプリチャンを配信。
今までは撮影役だったりんかも、みらい、えもと一緒に番組に。代わりに、ユヅルがみらい達の撮影を務めました。
巨大迷路を先に抜け出したのは、りんか。それにより、「いいね」が溜まり、ライブができるようになりました。
そして・・・、
「りんかです。今日のコーデは、ゴシックフリルコーデ!」
「トランプマークのチャームが色んなところに付いているの!」
「私のチャンネル、始めまーす!」
曲は「キラリ覚醒☆リインカーネーション」。
「せーので、やってみた!」
「イッツショータイム!」
「魅惑の、ミステリアスマジック!」
その直後・・・、
「あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!」
「キラッとルーレット!」
「いっけー! キラチケ!」
その夜・・・、
「どうしてプリチャンを始めた事を、父さんには言わなかったんだ?」
「ごめんなさい・・・。ちゃんとお父さんには言わなきゃって思ってたんだけど・・・。」
「言ってくれれば応援に行ったのに!」
「可愛い娘のライブを直に見れんとは何たる事を! この青葉ケンザブロウ、一生の失態!」
ユヅルの時とは正反対の親バカっぷり。和やかな雰囲気で、りんかの1日は終わりました。
今回は、これで終了です。
エンディングの映像も少し変わりました。こちらも、オープニング映像の変化と一緒に最後に述べます。
次回:「笑顔でさよならしてみた!」
夏休みに入り、みらいとえもは、練習や番組配信の予定を立てていきました。
2人は、りんかにも相談しようとしますが、なぜか、りんかは、さらと一緒にレッスンスタジオに行ったり、買い物をしたりなど、2人を避ける行動をとります。真相を確かめようとこっそり付いていくえもとみらいに、あんなも合流する事に。
一体、りんかが、みらいとえもを避ける理由は何なのか?
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
りんかは、幼い頃の自分のせいで兄・ユヅルはプリチャンをやめてしまったと思い込んでいましたが、そういう訳ではなく、撮影する事に楽しみを見出していた事を知り、そして、りんかの輝く姿をもっと撮りたいと応援されました。
今回のポイントは「プリチャンの『自由』な楽しみ方」ですかね。
前話の回想シーンで、りんかが自分に構ってくれない寂しさをユヅルにぶつけた時に、ユヅルはプリチャンに出たい思いを我慢していたんじゃないかと思っていたのですが、特に、そういう訳でもなく、別の事に楽しみを見出していたのは意外でした。
それでも、ユヅルはユヅルなりにプリチャンを楽しんでいると思いましたし、美しい兄妹愛も見られ、良い1話だったと思います。
プリチャンは、誰にでもどんな動画でも配信できるもの。自分のやりたい事に没頭する自分の姿が、プリチャンを通じて受け入れられれば、楽しく感じる事でしょう。
しかし、番組に出る事が、プリチャンを楽しむ事のすべてではありません。表に出るのは恥ずかしいからと、プリチャンに出るのを避け、面白い配信を見る事で楽しみを見出す人もいます。
そして、ユヅルのように、動画を撮る事でプリチャンを楽しむ人もいるでしょう。
精巧な番組になるかどうかは、番組そのものの面白さだけでは決まりません。上手く撮れるかどうかもかかっています。いかに番組内容が面白くても、撮る側の技量がなければ、その面白さは完全には伝わりません。
動画を撮る方も、撮られる側並みの真剣さは求められる訳であり、番組に出る事はなくても、番組を盛り上げる「同志」です。それだけに、良い動画を撮影でき、多くの人に気に入られれば、仕事をしたと感じるようになり、楽しいでしょう。
プリチャンをやめた。ユヅルはそう言ってましたが、ある意味、「プリチャンをやっている」と言っても間違いではないと思いますね。
さて、今話で、兄に「不自由」を与えていたと思い込んでいたりんかが、兄の応援から迷いを払拭しました。これまで、番組の企画や撮影だけでプリチャンを楽しんでいたりんかでしたが、今話で「自由」度は広がり、楽しみも増す事でしょう。
しかし、次回のタイトルに「さよなら」とあるのが気になるところ。たぶん、りんかがミラクルキラッツから抜け出しちゃうと、みらいとえもが思い込んでいたが、実は違ったというオチですかね。
どうなるのかは分かりませんが、次回は、りんかがゲームに登場する前の最後の話。次回も、ゲームのりんか登場をより期待できるような展開になってほしいと思います。
本編の感想は、これで以上です。
最後に、後回しにした、オープニングとエンディングの映像の変更箇所について、画像で列挙していきます。
まずは、オープニングから。
前話でりんかがアイドル姿を披露した事による変更が主体になってますね。
特に、幼少時のりんかと今のりんかが手を取り合って、アイドル姿になるところが印象的でした。これは、今話のタイトルの「心の迷い」に関係あるでしょう。
幼少時に兄・ユヅルがプリチャンをやめてしまった事は自分のせいだと感じていた迷いから解放された、という意味合いがあるように思いますね。
続いて、エンディング。
ここは、分かりにくいかもしれませんが、りんかの衣装が、私服からプリチャンユニフォームコーデに変わっています。眼鏡もない状態に。
もちろん、最後も変わっています。こちらは、眼鏡あり。
こう見ると統一感があって良いですね。今後、この5人でチームを組む可能性もありそうで、期待が膨らみます。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「キラッとプリ☆チャン」第16話「心の迷いを抜けてみた!」の感想です。
~ オープニング前 ~
りんかがライブデビューした翌朝、クラスには多くの生徒達が集まっていました。
りんかのライブは、クラスメイト達に大人気でした。
オープニングは映像が一部変わりました。変更箇所については、ここで述べると少々長くなりますので、感想の最後に回します。
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
りんかのライブは多くの生徒達に好評でしたが、みらいとえもは「キラッとチャンス」にならなかった事に疑問を感じます。
ですが、すぐに2人は、自分達も最初は「キラッとチャンス」にならなかったとフォローします。
「そうそう! きっと、ほら、アレだよ! 機械の故障かなんかで、バンバン叩けば出たって! うん! 次は絶対!」
なるほど。その意見は一理ありそうだな。私は、ゲームで「キラッとチャンス」をやれる確率が体感で5分の1程度しかないと思ってますので、「バンバン叩けば出た」というセリフに「ああ、そうかも!」なんて思えてきちゃったよ。
よし! 今後、ゲームをやる時、リズムゲームが終わったら筐体をバンバン叩いてみるか! そうすれば、「キラッとチャンス」をやれる確率が8割くらいにまではね上がるかも!?(通報されても知らんぞ(笑))
しばらくして、りんかは、公園にアンジュがいるのを見かけました。すぐに、「リーン・カー」としてプリチャンに出た時に使ったサングラスをアンジュに返します。
「憧れを閉じ込めていた胸の小箱を開いた今のあなたには、もう必要なくなった。そういう事かしら?」
「いい事だわ。」
「ならいっそ、心のサングラスも外したらどうかしら?」
「心の・・・、サングラス・・・?」
「プリチャンでライブができるのは、番組で多くの人の心を動かした者だけ。さらにそのライブで一際輝きを放った者が、天空に瞬く星へと手を伸ばす『キラッとチャンス』に進める。」
「あなたのライブ、ようやく綻び始めたつぼみに宿る朝露が、陽の光を受けた時のような煌めきを感じて素敵だったわ。」
「けれど・・・、あなたが心にかけたサングラスが、あなたの更なる輝きを妨げている。」
「私には、そんな風に見えるのだけど?」
その夜、りんかの兄・ユヅルは、仕事でクタクタになって家に帰ってきました。りんかとユヅルは一言二言声を掛け合って、りんかは眠りにつこうとします。
その時、夕方にアンジュに言われた事が気になり、ユヅルに大事な事を話そうとしました。しかし、りんかは、ユヅルの疲れた表情を気にしてか、何も言い出せませんでした。直後、ユヅルはうたた寝。
りんかは就寝中、デビューライブの時の夢を見て楽しい表情を浮かべますが・・・、
「お兄ちゃんのバカ! もうプリチャンなんかやめちゃえばいいのに!」
「分かった。今日はもう、プリチャンはやめだ。」
「お兄ちゃん・・・。」
「でもさ、僕はやめたのに、りんかだけプリチャンやるのって、おかしくない?」
「やっぱりお兄ちゃんがプリチャンやめたのって・・・、私があんな事を言ったせいなのかな・・・?」
その翌日・・・、
「ねえ、みらいちゃん、えもちゃん。みらいちゃんには妹が、えもちゃんには弟がいるんだよね?」
「う、うん・・・。」
「野球の事しか頭にない可愛くないのだけどね。」
「もし・・・、もしだけど、妹や弟がプリチャンやめてほしいって言われたら、2人はどうする?」
「えもスペシャル・・・。」
「え?」
「春太がそんな事言ったら、えもスペシャルでギューよ!」
「ああ、ギブギブ! 姉ちゃん、ギブ・・・。」
「ギブってもっと下さいって事? オラオラ!」
うーん・・・、実にえもい。とりあえず、えもスペシャルを食らいたいと思った輩は正直に挙手しなさい。(笑)
「みらいちゃんは?」
「え? うーん・・・。私は、絶対にやめたくないかな・・・。だって、プリチャンすっごく楽しいし!」
「でも、もし、ひかりに『お姉ちゃん、プリチャンやめて!』とか言われたら、ちょっとショックかも。」
「確かにショックかもしんないけど、こーんなえもえもな事やめちゃうとしたら、よっぽどの事がないと・・・。」
「だよね。理由はともかく、プリチャンをやめる事になったら、すっごく辛いと思う・・・。」
「そう・・・、だよね・・・。」
それから翌日、みらいは、昨日りんかが言っていた事が気になっていました。
少しして、みらいとえもは、りんかには兄のユヅルがいる事を思い出し、りんかはユヅルからプリチャンをやめるよう言われたのだと考えます。
「あたし、今からユヅルさんのとこ行って、えもスペシャルでギューってしてくる! んで、りんかに言った事、取り消させる!」
な、何!? えもスペシャルをかけるなら、俺にかけくれ! ついでに、チアリーダーの衣装を着てやって下さい!
・・・なーんて思ったヤツは、腹筋背筋1万回な。(笑)
「ちょっと待って、えもちゃん! そんな事したら、余計話がややこしくなっちゃうよ!」
「じゃあ、どうすんのよ? りんかがプリチャンやめちゃってもいいの?」
「そんな事は・・・。」
それからしばらくして・・・、
「え・・・、え・・・。ちょっと2人とも何やってんの!?」
「お願いします! りんかちゃんにプリチャンをやらせてあげて下さい!」
「一生のお願い!」
「えーっ・・・。」
おい、ユヅル。お前、今波に乗っているJCプリチャンアイドルに土下座させるとか、いい度胸してんじゃねーか。(違います(笑))
しかも、これ、めが姉ぇが見たら、修羅場になりそうだよな。面白そう・・・。めが姉ぇ、カモン!(笑)
その後、ユヅルは事情を聞き、りんかにプリチャンをやめろなんて言ってないと言いました。
とはいえ、妹や弟がプリチャンやめてほしいって言われたらどうするのか、という事には、心当たりがあります。それについては、後にりんかと話すつもりでいます。
「りんかはプリチャン、やめたりしないよ。」
Aパート終了直後のアイキャッチ
Bパート開始直後のアイキャッチ
~ Bパート ~
その夜、りんかは番組の企画を考えようにも、ユヅルに言いたい事を言えない迷いからか、何も思い付きませんでした。
そんな中、ユヅルが、話があると言って、りんかの部屋に。
「は・・・、話って何・・・?」
「今日、みらいちゃんとえもちゃんが、僕のとこに来てさ。」
「そっか・・・。じゃあ、2人は、私が変な質問をしたせいで、誤解を・・・。」
「みたいだね。でも、良かったよ。それで、りんかが何を気にしてたのか分かったって。」
「りんか・・・。ごめん・・・。僕がプリチャンをやめたのは、りんかのせいなんかじゃないよ。」
「ウソ! お兄ちゃん、私があんな事言ったから、それで・・・。」
「だから、そうじゃないって。僕が中学の時、タカヤとアユミとで組んでたグループあっただろ?」
「最初の頃は、みんな、とにかく番組に出たくてさ・・・。」
「それで、撮影役を押し付けあって。ジャンケンで決めたりしてたんだ。けど、僕、ジャンケン弱くてさ。」
「でも、何回か撮影役をやっているうちに気付いたんだ。僕はタカヤみたいに、歌とダンスは上手くないし、アユミみたいに、トークや仕切りが上手い訳でもない。」
「けど、そんな2人のいいところをバッチリ撮れた時、すっごく楽しいって!」
「それで、もっと上手く撮れるようになりたくて、カメラや撮影の事、勉強し始めたのだけど、これがなかなか奥が深くてさ・・・。本やネットで調べてるだけじゃダメだって思って・・・。」
「えーっ!? 撮影の勉強したいから、プリズムストーンで働きたい!?」
「お願いします! 下働きでも何でもしますから! ここで働かせて下さい!」
「ふーん・・・。何でもしてくれるのね?」
出たよ・・・。「プリティー」シリーズ最怖キャラの本領が。この人の名前、「ドS姉ぇ」に改名した方がいいように思えてきました。(笑)
「お兄ちゃん、それでプリズムストーンに?」
「昨日のりんかのライブ、僕も見たよ。」
「え・・・。」
「ライブをしていたりんか、今までで一番キラキラしていた。僕は、人が輝くところを撮りたい。人の笑顔を撮った時、僕も笑顔になれるんだ。」
「だから、りんかには、もっともっとプリチャンをやってほしい! 番組もライブも! それで、僕に、りんかがキラッと最高に輝いているとこ、撮らせてよ!」
「お兄ちゃん・・・。」
「いいかな?」
「うん!」
それから後日、みらい達はプリチャンを配信。
今までは撮影役だったりんかも、みらい、えもと一緒に番組に。代わりに、ユヅルがみらい達の撮影を務めました。
巨大迷路を先に抜け出したのは、りんか。それにより、「いいね」が溜まり、ライブができるようになりました。
そして・・・、
「りんかです。今日のコーデは、ゴシックフリルコーデ!」
「トランプマークのチャームが色んなところに付いているの!」
「私のチャンネル、始めまーす!」
曲は「キラリ覚醒☆リインカーネーション」。
「せーので、やってみた!」
「イッツショータイム!」
「魅惑の、ミステリアスマジック!」
その直後・・・、
「あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!」
「キラッとルーレット!」
「いっけー! キラチケ!」
その夜・・・、
「どうしてプリチャンを始めた事を、父さんには言わなかったんだ?」
「ごめんなさい・・・。ちゃんとお父さんには言わなきゃって思ってたんだけど・・・。」
「言ってくれれば応援に行ったのに!」
「可愛い娘のライブを直に見れんとは何たる事を! この青葉ケンザブロウ、一生の失態!」
ユヅルの時とは正反対の親バカっぷり。和やかな雰囲気で、りんかの1日は終わりました。
今回は、これで終了です。
エンディングの映像も少し変わりました。こちらも、オープニング映像の変化と一緒に最後に述べます。
次回:「笑顔でさよならしてみた!」
夏休みに入り、みらいとえもは、練習や番組配信の予定を立てていきました。
2人は、りんかにも相談しようとしますが、なぜか、りんかは、さらと一緒にレッスンスタジオに行ったり、買い物をしたりなど、2人を避ける行動をとります。真相を確かめようとこっそり付いていくえもとみらいに、あんなも合流する事に。
一体、りんかが、みらいとえもを避ける理由は何なのか?
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
りんかは、幼い頃の自分のせいで兄・ユヅルはプリチャンをやめてしまったと思い込んでいましたが、そういう訳ではなく、撮影する事に楽しみを見出していた事を知り、そして、りんかの輝く姿をもっと撮りたいと応援されました。
今回のポイントは「プリチャンの『自由』な楽しみ方」ですかね。
前話の回想シーンで、りんかが自分に構ってくれない寂しさをユヅルにぶつけた時に、ユヅルはプリチャンに出たい思いを我慢していたんじゃないかと思っていたのですが、特に、そういう訳でもなく、別の事に楽しみを見出していたのは意外でした。
それでも、ユヅルはユヅルなりにプリチャンを楽しんでいると思いましたし、美しい兄妹愛も見られ、良い1話だったと思います。
プリチャンは、誰にでもどんな動画でも配信できるもの。自分のやりたい事に没頭する自分の姿が、プリチャンを通じて受け入れられれば、楽しく感じる事でしょう。
しかし、番組に出る事が、プリチャンを楽しむ事のすべてではありません。表に出るのは恥ずかしいからと、プリチャンに出るのを避け、面白い配信を見る事で楽しみを見出す人もいます。
そして、ユヅルのように、動画を撮る事でプリチャンを楽しむ人もいるでしょう。
精巧な番組になるかどうかは、番組そのものの面白さだけでは決まりません。上手く撮れるかどうかもかかっています。いかに番組内容が面白くても、撮る側の技量がなければ、その面白さは完全には伝わりません。
動画を撮る方も、撮られる側並みの真剣さは求められる訳であり、番組に出る事はなくても、番組を盛り上げる「同志」です。それだけに、良い動画を撮影でき、多くの人に気に入られれば、仕事をしたと感じるようになり、楽しいでしょう。
プリチャンをやめた。ユヅルはそう言ってましたが、ある意味、「プリチャンをやっている」と言っても間違いではないと思いますね。
さて、今話で、兄に「不自由」を与えていたと思い込んでいたりんかが、兄の応援から迷いを払拭しました。これまで、番組の企画や撮影だけでプリチャンを楽しんでいたりんかでしたが、今話で「自由」度は広がり、楽しみも増す事でしょう。
しかし、次回のタイトルに「さよなら」とあるのが気になるところ。たぶん、りんかがミラクルキラッツから抜け出しちゃうと、みらいとえもが思い込んでいたが、実は違ったというオチですかね。
どうなるのかは分かりませんが、次回は、りんかがゲームに登場する前の最後の話。次回も、ゲームのりんか登場をより期待できるような展開になってほしいと思います。
本編の感想は、これで以上です。
最後に、後回しにした、オープニングとエンディングの映像の変更箇所について、画像で列挙していきます。
まずは、オープニングから。
前話でりんかがアイドル姿を披露した事による変更が主体になってますね。
特に、幼少時のりんかと今のりんかが手を取り合って、アイドル姿になるところが印象的でした。これは、今話のタイトルの「心の迷い」に関係あるでしょう。
幼少時に兄・ユヅルがプリチャンをやめてしまった事は自分のせいだと感じていた迷いから解放された、という意味合いがあるように思いますね。
続いて、エンディング。
ここは、分かりにくいかもしれませんが、りんかの衣装が、私服からプリチャンユニフォームコーデに変わっています。眼鏡もない状態に。
もちろん、最後も変わっています。こちらは、眼鏡あり。
こう見ると統一感があって良いですね。今後、この5人でチームを組む可能性もありそうで、期待が膨らみます。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。