
今話の名セリフ:「ルビィね、花丸ちゃんと一緒にスクールアイドルできたらって、ずっと思ってた! 一緒に頑張れたらって!」(黒澤ルビィ)
「ラブライブ!サンシャイン!!」第4話「ふたりのキモチ」の感想です。
「小さい頃から隅っこで遊ぶ、目立たない子だった。」

「運動も苦手だったし・・・、学芸会では木の役で・・・。」

「だから、だんだん1人で遊ぶようになっていった。」

「本を読むのが大好きになっていった。図書室はいつしか、マルの居場所となり、そこで読む本の中で、いつも空想を膨らませていた。」


「読み終わった時、ちょっぴり寂しかったけど・・・、それでも、本があれば大丈夫だと思った。」




「その子は黒澤ルビィ。マルの大切な友達。」

さて、スクールアイドル部が正式に認められ、千歌達には部室が与えられました。入ってみると・・・、

物がすごく散乱していました。嫌気を感じるものの、片付ける事に。
少しして、千歌達は、部室にあった本を返却しに図書室に来ました。
「あ! 花丸ちゃん!」

「・・・と、ルビィちゃん!」


「よく分かったね・・・。」
「へっへーん!」
「こ・・・、こんにちは・・・。」

千歌は、本を返却するついでに、花丸とルビィをスクールアイドル部に勧誘。
「結成したし、部にもなったし、絶対悪いようにはしませんよ!」

全然そうには見えねぇ・・・。「これで、自称・普通怪獣? イミワカンナインダケド」と感じる今日この頃です。(笑)
しかし、花丸は、歌ったりするのは苦手だと言います。ルビィも同じ。
強引に迫るのは可哀想だと、曜と梨子が諭し、千歌は反省。3人は練習のため、図書室を出ました。
その後・・・、
「スクールアイドルか・・・。」

「やりたいんじゃないの?」
「え!? でも・・・。」

「ダイヤさんが?」
「お姉ちゃん、昔はスクールアイドル好きだったんだけど・・・。」

「一緒にμ'sのマネして、歌ったりしてた!」


「でも・・・、高校に入ってしばらく経った頃・・・、」

「片付けて。それ、見たくない。」


「そうなんだ・・・。」

「本当はね、ルビィも嫌いにならなきゃいけないんだけど・・・。」
「どうして?」

「お姉ちゃんが見たくないって言うもの、好きでいられないよ・・・。」

「それに・・・。」
「それに?」

「花丸ちゃんは興味ないの? スクールアイドル。」
「マル!? ないない! 運動苦手だし、ほら、『オラ』とか言っちゃう時あるし・・・。」

「じゃあ、ルビィも平気。」

同じ頃・・・、

「やっぱりここは、果南の方が安心できるなー!」

だーかーらー、私が同じ事をやったら即通報される事を堂々とやるな。同じ事を千歌達下級生にもやらないか 心配になってきたぜ 楽しみになってきたぜ。(棒線付けるところ間違ってんぞ(笑))
「・・・って、マリー!」
「果南! シャイニー!」


鞠莉は、このダイビングショップの手伝っている「松浦 果南」とも知り合い。果南は現在休学中です。
鞠莉は、休学が終わったらスクールアイドルをやってみないかと言いました。
「本気?」
「でなければ・・・、戻ってこないよ・・・。」


「相変わらず頑固親父だね・・・。」




「ルビィは花陽ちゃんかな。」
「私は断然エリーチカ。生徒会長でスクールアイドル! クールですわ!」







「μ'sか・・・。」

「オラには無理ずら・・・。」


それから後日・・・、
「ええ!? スクールアイドルに!?」
「うん。」
「どうして?」

「どうしてって、やってみたいからだけど、ダメ?」

「全然! ただ、花丸ちゃん、興味とかあんまりなさそうだったから・・・。」
「いや、ルビィちゃんと一緒に見ているうちに良いなって・・・。」

「だから、ルビィちゃんも一緒にやらない?」
「ルビィも!?」

「やってみたいんでしょ?」
「それはそうだけど・・・、人前とか苦手だし、お姉ちゃんが嫌がると思うし・・・。」

「そっか・・・。じゃあ、こうしない?」

「体験・・・、入部・・・?」

という事で、花丸とルビィは体験入部。千歌は、2人が正式入部したかのように喜びます。
花丸とルビィは千歌達と一緒に練習する事になりました。しかし、中庭もグラウンドも他の部が使っているため、練習場所が確保できません。部室も大して広くなく、砂浜は移動時間がかかるのがネックです。
ルビィは、屋上を提案しました。言われてみれば、μ'sの練習場所はいつも屋上。
という事で、屋上に行ってみました。屋上は誰もいなく、練習するにはもってこいです。

「あったかい・・・。」


「ホントだ。」

「うーん・・・、気持ちいいずら・・・。」
「花丸ちゃん?」


「さあ、始めようか。」

「じゃあ、いくよ! Aqours、サンシャイン!」


少しして、長い階段を上る事に。ここを上るのは過酷ですが、ライブで何曲も踊るには、ここを難なく上れるくらいの体力が必要です。
「じゃあ、μ's目指して、よーいドン!」

「花丸ちゃん・・・。」
「やっぱり、マルには・・・。」

「どうしたの?」
「ちょっと息が切れちゃって・・・。先行ってて下さい。」

「無理しないでね。」

「ルビィちゃん・・・?」
「一緒に行こう!」

「ダメだよ・・・。」
「え・・・?」

「ルビィちゃんは走らなきゃ・・・。」
「花丸ちゃん?」

「ルビィちゃんは、もっと自分の気持ちを大切にしなきゃ・・・。自分にウソついて、無理に人に合わせても辛いだけだよ・・・。」

「合わせてる訳じゃ・・・。」
「ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ・・・?」

「だったら、前に進まなきゃ・・・。」

「さあ、行って・・・。」
「で・・・、でも・・・。」


「さあ!」


「うん!」


「マルと一緒に図書室で過ごしてくれたその子は、とても優しくて、とても思いやりがあって、でも、気にし過ぎな子。」


「素晴らしい夢も、キラキラした憧れも、全部、胸に閉じ込めてしまう子。」

「その胸の扉を思い切り開いてあげたいと、ずっと思っていた・・・。」


「中に詰まっている、いっぱいの光を・・・。」

「世界の隅々まで照らせるような、その輝きを・・・、大空に、放ってあげたかった・・・。」

「それが、マルの夢だった・・・。」

「やったよ! 上り切ったよ!」


「何ですの? こんな所に呼び出して。」

「あの、ルビィちゃんの話を・・・、ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげて下さい。」
「ルビィの?」

「そんなの・・・、分かってる・・・。」

「お姉ちゃん!?」
「ルビィ!?」
「ダイヤさん!? 何でここに・・・。」

「これはどういう事ですの?」
「あの・・・、それは・・・、その・・・。」
「違うんです! ルビィちゃんは・・・。」
「千歌さん・・・。」

「お姉ちゃん・・・。」


「ルビィ・・・、ルビィね・・・。」

それから後日・・・、
「良かったね。やっと希望が叶って。」

「何の話ですの?」

ルビィはスクールアイドル部に正式入部する事になりました。一方、花丸は・・・、
「これでマルの話はおしまい。もう夢は叶ったから。マルは本の世界に戻るの。」

「大丈夫。1人でも・・・。」

「バイバイ・・・。」

「ルビィね!」

「ルビィちゃん?」
「ルビィね、花丸ちゃんの事見てた!」

「ルビィに気を使って、スクールアイドルやってるんじゃないかって、ルビィのために無理してるんじゃないかって、心配だったから・・・。」

「でも・・・、練習の時も、屋上にいた時も、みんなで話している時も・・・、花丸ちゃん、嬉しそうだった・・・。」


「それ見て思った・・・。花丸ちゃん好きなんだって! ルビィと同じくらい好きなんだって! スクールアイドルが!」

「マルが・・・? まさか・・・。」
「じゃあ、何でその本、そんなに読んでたの?」

「それは・・・。」
「ルビィね、花丸ちゃんと一緒にスクールアイドルできたらって、ずっと思ってた! 一緒に頑張れたらって!」

「それでも、オラには無理ずら・・・。体力ないし、向いてないよ・・・。」

「そこに写ってる凛ちゃんもね、自分はスクールアイドルに向いてないって、ずっと思ってたんだよ・・・。」


「でも、好きだった。やってみたいと思った。最初はそれでいいと思うけど?」


「ルビィ、スクールアイドルがやりたい! 花丸ちゃんと!」


「マルに・・・、できるかな・・・?」
「私だってそうだよ。一番大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」


「じゃあ、いくよ! せーの!」


「4,999位・・・。」
「上に5,000組もスクールアイドルがいるって事・・・? すごい数・・・。」


「さ、ランニング行くずらー!」
『おーっ!』


以上、「ラブライブ!サンシャイン!!」第4話でした。
花丸とルビィがいい子過ぎて感動した! ルビまる、尊いぜ・・・。
この回の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。(「ルビまる」とは、ルビィと花丸のカップリングの事です)
花丸については、姉・ダイヤの事を気遣って胸に閉じ込めてしまったスクールアイドルをやってみたい夢を叶させようと、それまでは興味がなかったスクールアイドルに関心を持ったというのが、すごいと思いましたね。
ルビィの性格を考えると、姉の事はどうあれ、ルビィ1人だけでは、スクールアイドルをやりたいと思っていても、千歌達に言う事に尻込みしてしまうでしょう。だけど、友達が一緒にやろうと声をかけてくれれば、安心感が得られると思いますので、そこはよく考えたと思いますね。
そして、ルビィがある程度やりがいを感じたら、自分は静かに去ろうとしていたところも良かったです。自分の事よりもルビィの事をすごく大事にしていると感じられて。
また、ダイヤを呼び出して、ルビィに自分の想いを姉にぶつけさせる舞台を作ったのも粋だと感じました。
スクールアイドルにやりがいを感じたとしても、姉に黙ってやっていたとなれば、申し訳なさがつきまとい、ライブや練習でのミスに繋がって、他のメンバーの足を引っ張りかねないでしょう。そうならないためにも、スクールアイドルをやりたい想いを伝える事は避けられない道だと思いますし、その場面を用意したのはよく考えたと思います。
それと同時に、普段はおとなしいけど、はっきり言うべき時ははっきり言う芯の強さも感じられました。真剣な面持ちで「ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげて下さい」とダイヤに言っていたところから、それがうかがえました。
いくら友達の姉とはいえ、厳格で生真面目な生徒会長。スクールアイドルに反対しているとなると、引っ込み思案な花丸にとって、ダイヤに話しかけるのは怖さがあったんじゃないかと思います。
だけど、友達の夢を叶えさせるために、勇気を振り絞ったんじゃないかと思いますね。あのシーンからも、花丸のすごさが感じられました。
はっきり言うべき時ははっきり言う芯の強さは、ルビィにもありましたね。花丸に一緒にスクールアイドルをやりたいと言ったところや、姉に自分の想いをぶつけたところは、そうだったでしょう。
ダイヤに気持ちを伝えたところはカットされたものの、ちゃんと伝えていて、姉に認められたのは容易に想像できますし、すごく勇気を振り絞っていたようにも思います。
姉に厳しく叱られたり、認められない怖さはあったと思いますけど、あそこで引き下がったら、自分の事は気にせず前に進んでほしいと背中を押してくれた花丸に申し訳が立たないでしょう。花丸の想いを無下にしないためにも、恐怖感を押し切って、スクールアイドルをやりたい想いをはっきり伝えたように思いますね。
ルビィが姉にスクールアイドルをやりたい想いを伝え、部に正式入部。これで、花丸の夢は叶い、もう自分の出る幕はないと去ろうとしていましたが、想定外だったのは、「花丸と一緒に」スクールアイドルをやりたいという想いを抱えていた事でしょう。
ルビィは、あの人見知りな性格を考えると、花丸しか友達はいないでしょう。それだけに、友達といつまでも一緒にいたいという想いは並大抵ではないと思われ、一緒にスクールアイドルをやりたい気持ちも自然発生的なものだと思いますね。
階段上りの時に「無理に人に合わせても辛いだけ」と花丸に言われてましたけど、あれは、無理してた訳じゃないんですよね。ルビィにとっては自然的な事。前半で「お姉ちゃんが見たくないって言うもの、好きでいられないよ・・・」と言っていた後の「それに・・・」と言ったところも、花丸と一緒にスクールアイドルをやりたい想いを伝えたかったと思われ、花丸の事がすごく好きなんだろうな、という事がよく伝わりました。
他にも想定外だったのは、スクールアイドルが思っていた以上に楽しかった事でしょうか。スクールアイドルを一緒にやろうとルビィに言った時は、ルビィの背中を押してあげたい気持ちだけで、自分が本格的にやりたい気持ちはなかったでしょうけど、いざやってみたら、すごくやりがいを感じたと思いますね。
それは、ルビィがいたからでしょう。ルビィが楽しんでいると、花丸は嬉しく感じて、気分が高揚し、運動は苦手でも楽しく身体を動かせたように思いますね。
それでも、花丸は、向いてないと遠慮がちだったのは、自分の体力のなさが足を引っ張りかねないと思ったからでしょう。花丸は人一倍優しい子なのだと思いますね。
だけど、自身が言っていたように、自分の気持ちも大切にすべきもの。自分のやりたい事や夢などを押し込めて、他人に優しく接しているだけじゃ、いずれストレスで押し潰されてしまうでしょう。
とても優しくて、とても思いやりがあって、でも、気にし過ぎな子。花丸はルビィの事をそう評していましたが、それは、花丸の事も指していると思いますね。
それだけに、今話を見終えて、花丸とルビィは似た者同士なんだな、という印象が強かったです。
友達作りが苦手な2人だけど、似た者同士だからこそ、互いが自分のようだと感じて、すんなり打ち解ける事ができ、「親友」にまでなれたように思いますね。
そんな2人がAqoursを通じて、どう友情を深めて、どう成長していくのか、今後がますます楽しみになってきました。
気付けば、今話についてかなり語ってますね。掲載画像数も200枚を超えており、それだけ、今話は神回だったと思います。
さて、次回は善子の加入回。既に視聴はしたのですが、ギャグ感想が多くなりそうな気がしています。今話はツッコミが少なかったために、次回はガンガンツッコみたいと、今からウズウズしています。(笑)
今回の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!サンシャイン!!」第4話「ふたりのキモチ」の感想です。
「小さい頃から隅っこで遊ぶ、目立たない子だった。」

「運動も苦手だったし・・・、学芸会では木の役で・・・。」


「だから、だんだん1人で遊ぶようになっていった。」

「本を読むのが大好きになっていった。図書室はいつしか、マルの居場所となり、そこで読む本の中で、いつも空想を膨らませていた。」




「読み終わった時、ちょっぴり寂しかったけど・・・、それでも、本があれば大丈夫だと思った。」







「その子は黒澤ルビィ。マルの大切な友達。」

さて、スクールアイドル部が正式に認められ、千歌達には部室が与えられました。入ってみると・・・、

物がすごく散乱していました。嫌気を感じるものの、片付ける事に。
少しして、千歌達は、部室にあった本を返却しに図書室に来ました。
「あ! 花丸ちゃん!」

「・・・と、ルビィちゃん!」



「よく分かったね・・・。」
「へっへーん!」
「こ・・・、こんにちは・・・。」


千歌は、本を返却するついでに、花丸とルビィをスクールアイドル部に勧誘。
「結成したし、部にもなったし、絶対悪いようにはしませんよ!」


全然そうには見えねぇ・・・。「これで、自称・普通怪獣? イミワカンナインダケド」と感じる今日この頃です。(笑)
しかし、花丸は、歌ったりするのは苦手だと言います。ルビィも同じ。
強引に迫るのは可哀想だと、曜と梨子が諭し、千歌は反省。3人は練習のため、図書室を出ました。
その後・・・、
「スクールアイドルか・・・。」

「やりたいんじゃないの?」
「え!? でも・・・。」


「ダイヤさんが?」
「お姉ちゃん、昔はスクールアイドル好きだったんだけど・・・。」


「一緒にμ'sのマネして、歌ったりしてた!」



「でも・・・、高校に入ってしばらく経った頃・・・、」

「片付けて。それ、見たくない。」



「そうなんだ・・・。」

「本当はね、ルビィも嫌いにならなきゃいけないんだけど・・・。」
「どうして?」


「お姉ちゃんが見たくないって言うもの、好きでいられないよ・・・。」

「それに・・・。」
「それに?」


「花丸ちゃんは興味ないの? スクールアイドル。」
「マル!? ないない! 運動苦手だし、ほら、『オラ』とか言っちゃう時あるし・・・。」

「じゃあ、ルビィも平気。」


同じ頃・・・、

「やっぱりここは、果南の方が安心できるなー!」

だーかーらー、私が同じ事をやったら即通報される事を堂々とやるな。同じ事を千歌達下級生にもやらないか
「・・・って、マリー!」
「果南! シャイニー!」



鞠莉は、このダイビングショップの手伝っている「松浦 果南」とも知り合い。果南は現在休学中です。
鞠莉は、休学が終わったらスクールアイドルをやってみないかと言いました。
「本気?」
「でなければ・・・、戻ってこないよ・・・。」




「相変わらず頑固親父だね・・・。」






「ルビィは花陽ちゃんかな。」
「私は断然エリーチカ。生徒会長でスクールアイドル! クールですわ!」











「μ'sか・・・。」


「オラには無理ずら・・・。」



それから後日・・・、
「ええ!? スクールアイドルに!?」
「うん。」
「どうして?」


「どうしてって、やってみたいからだけど、ダメ?」

「全然! ただ、花丸ちゃん、興味とかあんまりなさそうだったから・・・。」
「いや、ルビィちゃんと一緒に見ているうちに良いなって・・・。」


「だから、ルビィちゃんも一緒にやらない?」
「ルビィも!?」


「やってみたいんでしょ?」
「それはそうだけど・・・、人前とか苦手だし、お姉ちゃんが嫌がると思うし・・・。」

「そっか・・・。じゃあ、こうしない?」


「体験・・・、入部・・・?」

という事で、花丸とルビィは体験入部。千歌は、2人が正式入部したかのように喜びます。
花丸とルビィは千歌達と一緒に練習する事になりました。しかし、中庭もグラウンドも他の部が使っているため、練習場所が確保できません。部室も大して広くなく、砂浜は移動時間がかかるのがネックです。
ルビィは、屋上を提案しました。言われてみれば、μ'sの練習場所はいつも屋上。
という事で、屋上に行ってみました。屋上は誰もいなく、練習するにはもってこいです。

「あったかい・・・。」


「ホントだ。」

「うーん・・・、気持ちいいずら・・・。」
「花丸ちゃん?」



「さあ、始めようか。」

「じゃあ、いくよ! Aqours、サンシャイン!」


少しして、長い階段を上る事に。ここを上るのは過酷ですが、ライブで何曲も踊るには、ここを難なく上れるくらいの体力が必要です。
「じゃあ、μ's目指して、よーいドン!」

「花丸ちゃん・・・。」
「やっぱり、マルには・・・。」


「どうしたの?」
「ちょっと息が切れちゃって・・・。先行ってて下さい。」


「無理しないでね。」

「ルビィちゃん・・・?」
「一緒に行こう!」


「ダメだよ・・・。」
「え・・・?」


「ルビィちゃんは走らなきゃ・・・。」
「花丸ちゃん?」

「ルビィちゃんは、もっと自分の気持ちを大切にしなきゃ・・・。自分にウソついて、無理に人に合わせても辛いだけだよ・・・。」

「合わせてる訳じゃ・・・。」
「ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ・・・?」


「だったら、前に進まなきゃ・・・。」


「さあ、行って・・・。」
「で・・・、でも・・・。」


「さあ!」


「うん!」



「マルと一緒に図書室で過ごしてくれたその子は、とても優しくて、とても思いやりがあって、でも、気にし過ぎな子。」



「素晴らしい夢も、キラキラした憧れも、全部、胸に閉じ込めてしまう子。」


「その胸の扉を思い切り開いてあげたいと、ずっと思っていた・・・。」


「中に詰まっている、いっぱいの光を・・・。」

「世界の隅々まで照らせるような、その輝きを・・・、大空に、放ってあげたかった・・・。」

「それが、マルの夢だった・・・。」

「やったよ! 上り切ったよ!」



「何ですの? こんな所に呼び出して。」


「あの、ルビィちゃんの話を・・・、ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげて下さい。」
「ルビィの?」

「そんなの・・・、分かってる・・・。」

「お姉ちゃん!?」
「ルビィ!?」
「ダイヤさん!? 何でここに・・・。」

「これはどういう事ですの?」
「あの・・・、それは・・・、その・・・。」
「違うんです! ルビィちゃんは・・・。」
「千歌さん・・・。」

「お姉ちゃん・・・。」



「ルビィ・・・、ルビィね・・・。」


それから後日・・・、
「良かったね。やっと希望が叶って。」


「何の話ですの?」

ルビィはスクールアイドル部に正式入部する事になりました。一方、花丸は・・・、
「これでマルの話はおしまい。もう夢は叶ったから。マルは本の世界に戻るの。」


「大丈夫。1人でも・・・。」

「バイバイ・・・。」

「ルビィね!」


「ルビィちゃん?」
「ルビィね、花丸ちゃんの事見てた!」


「ルビィに気を使って、スクールアイドルやってるんじゃないかって、ルビィのために無理してるんじゃないかって、心配だったから・・・。」

「でも・・・、練習の時も、屋上にいた時も、みんなで話している時も・・・、花丸ちゃん、嬉しそうだった・・・。」


「それ見て思った・・・。花丸ちゃん好きなんだって! ルビィと同じくらい好きなんだって! スクールアイドルが!」


「マルが・・・? まさか・・・。」
「じゃあ、何でその本、そんなに読んでたの?」


「それは・・・。」
「ルビィね、花丸ちゃんと一緒にスクールアイドルできたらって、ずっと思ってた! 一緒に頑張れたらって!」


「それでも、オラには無理ずら・・・。体力ないし、向いてないよ・・・。」

「そこに写ってる凛ちゃんもね、自分はスクールアイドルに向いてないって、ずっと思ってたんだよ・・・。」



「でも、好きだった。やってみたいと思った。最初はそれでいいと思うけど?」



「ルビィ、スクールアイドルがやりたい! 花丸ちゃんと!」



「マルに・・・、できるかな・・・?」
「私だってそうだよ。一番大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」


「じゃあ、いくよ! せーの!」



「4,999位・・・。」
「上に5,000組もスクールアイドルがいるって事・・・? すごい数・・・。」


「さ、ランニング行くずらー!」
『おーっ!』



以上、「ラブライブ!サンシャイン!!」第4話でした。
花丸とルビィがいい子過ぎて感動した! ルビまる、尊いぜ・・・。
この回の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。(「ルビまる」とは、ルビィと花丸のカップリングの事です)
花丸については、姉・ダイヤの事を気遣って胸に閉じ込めてしまったスクールアイドルをやってみたい夢を叶させようと、それまでは興味がなかったスクールアイドルに関心を持ったというのが、すごいと思いましたね。
ルビィの性格を考えると、姉の事はどうあれ、ルビィ1人だけでは、スクールアイドルをやりたいと思っていても、千歌達に言う事に尻込みしてしまうでしょう。だけど、友達が一緒にやろうと声をかけてくれれば、安心感が得られると思いますので、そこはよく考えたと思いますね。
そして、ルビィがある程度やりがいを感じたら、自分は静かに去ろうとしていたところも良かったです。自分の事よりもルビィの事をすごく大事にしていると感じられて。
また、ダイヤを呼び出して、ルビィに自分の想いを姉にぶつけさせる舞台を作ったのも粋だと感じました。
スクールアイドルにやりがいを感じたとしても、姉に黙ってやっていたとなれば、申し訳なさがつきまとい、ライブや練習でのミスに繋がって、他のメンバーの足を引っ張りかねないでしょう。そうならないためにも、スクールアイドルをやりたい想いを伝える事は避けられない道だと思いますし、その場面を用意したのはよく考えたと思います。
それと同時に、普段はおとなしいけど、はっきり言うべき時ははっきり言う芯の強さも感じられました。真剣な面持ちで「ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげて下さい」とダイヤに言っていたところから、それがうかがえました。
いくら友達の姉とはいえ、厳格で生真面目な生徒会長。スクールアイドルに反対しているとなると、引っ込み思案な花丸にとって、ダイヤに話しかけるのは怖さがあったんじゃないかと思います。
だけど、友達の夢を叶えさせるために、勇気を振り絞ったんじゃないかと思いますね。あのシーンからも、花丸のすごさが感じられました。
はっきり言うべき時ははっきり言う芯の強さは、ルビィにもありましたね。花丸に一緒にスクールアイドルをやりたいと言ったところや、姉に自分の想いをぶつけたところは、そうだったでしょう。
ダイヤに気持ちを伝えたところはカットされたものの、ちゃんと伝えていて、姉に認められたのは容易に想像できますし、すごく勇気を振り絞っていたようにも思います。
姉に厳しく叱られたり、認められない怖さはあったと思いますけど、あそこで引き下がったら、自分の事は気にせず前に進んでほしいと背中を押してくれた花丸に申し訳が立たないでしょう。花丸の想いを無下にしないためにも、恐怖感を押し切って、スクールアイドルをやりたい想いをはっきり伝えたように思いますね。
ルビィが姉にスクールアイドルをやりたい想いを伝え、部に正式入部。これで、花丸の夢は叶い、もう自分の出る幕はないと去ろうとしていましたが、想定外だったのは、「花丸と一緒に」スクールアイドルをやりたいという想いを抱えていた事でしょう。
ルビィは、あの人見知りな性格を考えると、花丸しか友達はいないでしょう。それだけに、友達といつまでも一緒にいたいという想いは並大抵ではないと思われ、一緒にスクールアイドルをやりたい気持ちも自然発生的なものだと思いますね。
階段上りの時に「無理に人に合わせても辛いだけ」と花丸に言われてましたけど、あれは、無理してた訳じゃないんですよね。ルビィにとっては自然的な事。前半で「お姉ちゃんが見たくないって言うもの、好きでいられないよ・・・」と言っていた後の「それに・・・」と言ったところも、花丸と一緒にスクールアイドルをやりたい想いを伝えたかったと思われ、花丸の事がすごく好きなんだろうな、という事がよく伝わりました。
他にも想定外だったのは、スクールアイドルが思っていた以上に楽しかった事でしょうか。スクールアイドルを一緒にやろうとルビィに言った時は、ルビィの背中を押してあげたい気持ちだけで、自分が本格的にやりたい気持ちはなかったでしょうけど、いざやってみたら、すごくやりがいを感じたと思いますね。
それは、ルビィがいたからでしょう。ルビィが楽しんでいると、花丸は嬉しく感じて、気分が高揚し、運動は苦手でも楽しく身体を動かせたように思いますね。
それでも、花丸は、向いてないと遠慮がちだったのは、自分の体力のなさが足を引っ張りかねないと思ったからでしょう。花丸は人一倍優しい子なのだと思いますね。
だけど、自身が言っていたように、自分の気持ちも大切にすべきもの。自分のやりたい事や夢などを押し込めて、他人に優しく接しているだけじゃ、いずれストレスで押し潰されてしまうでしょう。
とても優しくて、とても思いやりがあって、でも、気にし過ぎな子。花丸はルビィの事をそう評していましたが、それは、花丸の事も指していると思いますね。
それだけに、今話を見終えて、花丸とルビィは似た者同士なんだな、という印象が強かったです。
友達作りが苦手な2人だけど、似た者同士だからこそ、互いが自分のようだと感じて、すんなり打ち解ける事ができ、「親友」にまでなれたように思いますね。
そんな2人がAqoursを通じて、どう友情を深めて、どう成長していくのか、今後がますます楽しみになってきました。
気付けば、今話についてかなり語ってますね。掲載画像数も200枚を超えており、それだけ、今話は神回だったと思います。
さて、次回は善子の加入回。既に視聴はしたのですが、ギャグ感想が多くなりそうな気がしています。今話はツッコミが少なかったために、次回はガンガンツッコみたいと、今からウズウズしています。(笑)
今回の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。